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イタリア庶民料理の研究〜歴史上’声なき’人々の料理を紡ぎたい〜マンスリーレポートVol.14(2024年2月)

皆様、チャオです!

ボローニャ大学博士課程で、イタリア料理の文化人類学を研究しております、中小路葵です。

研究を応援して下さる皆様に向け、活動報告としてマンスリーレポートをお届けします。

研究の進捗

いよいよ、ボローニャ大学での博士課程が本格始動してきました。

今月は、新たな副指導教官に著名な社会学者のSassatelli教授が就いて下さることになったり、研究のケース・スタディを行うデジタル領域が決まったり、論文集を読み進めたり、インタビュー先の家庭が見つかり始めたり、少しずつ動き始めました。

一方、博士課程の授業は、すべてイタリア語な上に、内容が非常に難しく、正直全然ついていけていませんが、地道に勉強して、少なくとも自分の研究に生きる部分はしっかり吸収したいと思います。

道のりは険しそうです。

楽観主義の私がそう思うので、相当険しいと思います。笑

Digital Food Studiesの論文集は読み終わり、研究の現状、メソドロジーのベスト・プラクティスについて学びになりました。

こちらのマガジンに論文の要約をまとめています。

今月はこの本を読んでいます。

とりあえずしっかりと本を読みきって、研究のテーマに活かしたいと思います。

それから、教授たちに「イタリア料理の父」アルトゥージの家にお連れして頂き、創設者直々にご案内下さいました。

家庭料理の魂、ここにあり。

ボトムアップで各地の家庭のレシピを集め、文化人類学的アプローチでイタリア料理を体系化していったアルトゥージの哲学、情熱に脱帽でした。

というわけで、2024年3月、以下やりたいこと。
・インタビュー:5件実施
・関連の研究を勉強:Reading list読み進める

知見はまた研究会でもシェアさせて頂きたいと思います。

研究のサポート

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人文社会学の博士課程は、奨学金や有給ポストも少なく、厳しい面も多いですが、社会を、皆様の生を豊かにする学問です。

研究の知見は皆様に共有していきます。

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ボローニャ大学歴史文化学部博士課程「Cultural Heritage in Digital Ecosystem」の学生が、研究内容を共有…

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