クッチーナ・リッカ、イタリア貴族料理(旅するイタリア料理@Forte dei Marmi, Toscana)
旅するイタリア料理@Forte dei Marmi, Toscana🇮🇹
旅するイタリア料理、今回はトスカーナの海沿いのフォルテ・ディ・マルミへ。
フィレンツェ・メディチ家のバカンスの御用達、今でもイタリア屈指の最高級リゾート地の1つです。
そんな土地で(私が普段はあまり食べない)、クッチーナ・リッカ、イタリアの貴族料理をいただく機会があり🤭。
地中海の贅を尽くした海のクッチーナ・リッカ(貴族料理)の考察です。
クッチーナ・リッカとは
イタリア料理には、大きく分けて、貴族料理の流れを汲む「クッチーナ・リッカ」と、庶民の家庭料理から生まれた「クッチーナ・ポーヴェラ」の2種類があります。
手に入る食材を使い、ほとんどの場合は一食一品、家庭料理の積み重ね、ボトムアップで生まれたのが「クッチーナ・ポーヴェラ」。
一方、高級食材をふんだんに使い、コースの中に物語を作り、料理人がめいっぱい腕を振るうトップダウンの料理、これが「クッチーナ・リッカ」。
トスカーナのForte dei marmiは、ルネサンス時代から、海のないフィレンツェのメディチ家御用達のバカンス地。
今でも海岸通りには高級ブティックや高級レストランが並び、ビーチは完全プライベートで海の家は年間契約。
押しも押されぬ、イタリア屈指の最高級リゾート地の1つです。
そんなForte dei marmiにて、イタリア貴族料理「クッチーナ・リッカ」を楽しむ機会を頂きました。
(ちなみに、来月のシェフ向け上級講座では、そんな貴族料理の「冷前菜」をテーマに、「クッチーナ・リッカ」のコース仕立てや本質をを掘り下げますね。)
クッチーナ・リッカの料理たち
@海を見渡す高台にあるレストラン
マーレ・カルド
新鮮な魚介の冷前菜。素材の味がダイレクトに。生の魚介は貴族しか食べられません。
魚介のラビオリ
これは美味しすぎた。。バカラなどの詰め物をした手打ちパスタ。まさにクッチーナ・リッカのプリモ。
ツナのタリアータ
まるでステーキのようなツナのグリル焼き。もちろん貴族料理。
ドルチェ
ドルチェは貴族料理に昇華していきます。さらにフランスではパティシエなる専門職も生まれます。
日本人なので、こういう魚介料理、大好きです。本当に幸せすぎました。。。
@Forte dei Marmiの中心街
高級ブティックが並ぶ中心街。
広場にはここぞとばかりの良いレストランが集結します。(半分は北から来る財布の大きい観光客向けですが。笑)
アペリティーボ(食前酒)から始めます。
いよいよ食事です。
マーレ・カルドの盛り合わせ
海老のアメリケーヌの手打ちニョッキ
まず、魚介とクリームを混ぜるのは、クッチーナ・リッカの特徴です。
そして、この海老。素晴らしい出汁でした。
アサリのワイン蒸し
これは漁村のクッチーナ・ポーヴェラでも見られるかも。笑
ドルチェ
洗練された料理を食べるとスッと背筋が伸びます。
そして、イタリア料理の幅の広さには舌を巻くばかりです。
これもイタリア料理、マンマの料理もイタリア料理。
では、また次回の旅もお楽しみに!Ciao!
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