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【完成してしまう前に】バルセロナの宝石、神秘のサグラダ・ファミリアへ。

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。


春のスペイン旅行・バルセロナ編、
前回はバルセロナに到着し、ふらふらと街歩きを楽しんだだけの日でしたが、今日は街の東西南北を駆けずり回る、怒涛のスケジュール。
今回はまず、バルセロナと言えばの”あの傑作”を堪能したようすをお届けします。
前回↓




カサ・ミラ


おはようございます。
バルセロナの朝の空は、四捨五入すると晴れ、と言った曇り空。

今日は11時30分からサグラダファミリアの内部見学の予約をしてあるので、それまでに一目見ておきたいところが。


それがここ、カサ・ミラ。

バルセロナには、巨匠ガウディが手掛けた数々の個性的で創造性にあふれた建物が存在し、それが作品群としてユネスコの世界遺産に認定されています。

ガウディの建築なしにはバルセロナを語れないほど、彼がこの街に与えた彩や影響は計り知れませんが、その作品群の一つに挙げられるのがこのうねうねした建物。

集合住宅としてつくられた建物が、今はガウディを知るための博物館になっているそう。

昨日のカサ・バトリョよりも落ち着いたデザインで、個人的にはカサ・バトリョのほうが好みかな~と思いました。


あとこれは、道中に見つけた、目力がちょっぴり怖いお寿司屋さん。


サグラダファミリア


さて、本日のメイン、さらにはバルセロナ滞在のメインの場所へやってきました。

まだ記憶に新しい、2か月ほど前のこのニュース↓

実はこれ、このスペイン滞在中、バルセロナを去った直後に出たニュースだったのであまりのタイムリーさに驚きました。

そう、本日とうとう、
私が高校生の時に作ったiPhoneのメモ『行きたい場所、やりたい事リスト』に当初から入れていたタスクのうちの一つ、
「サグラダファミリアに完成前に行く」
を、達成します。

他にも「世界遺産になる前にノイシュヴァンシュタイン城に行く」とか、「海面上昇で沈んでしまう前にヴェネツィアに行く」とか書いていて、(どちらも達成済み)
当時はドイツ留学でヨーロッパに来るなんて想像もしていなかったのに、やっぱり”引き寄せの法則”は存在するのかなあと思って感慨深くなったり…


サグラダファミリアに到着したころには、空も青く晴れ渡って、昨日とは違い綺麗な順光。
素敵な写真が撮れました。

何度も夢見た圧巻の景色。


工事中だとわかる写真が撮れるのも、あと2年ほど。

いつかおばあちゃんになって、若い人と「私が行ったときはまだ完成していなかったんだよ~」「え~!」という会話をするときに備えて、ツーショットも撮っておきました。


内部へ


さて、入場時間の11時30分が近づいてきました。

チケットを見せ、空港のような荷物検査を通り抜け、いざ入場です。

荷物検査の列


※ちなみに・・・


チケットは、公式サイト↓の"Individual"から、


サグラダファミリア+塔部分に上るのがセットになったチケットを買いました↓

ガイドツアーなしの方にしました

上れる塔の選択肢が「Passion facade」と「Nativity facade」の2つあり、どちらか選ばなければならないのですが、私はPassionのほうを選びました。

大聖堂の中に塔への入り口があり、大聖堂への入場時間と塔へ上る時間を別で指定しなければならないので、私は”11:30大聖堂、12:15塔”にしました。
(退場時間の指定はなく、塔のあとにゆっくり大聖堂を見回ることもできます)


ということで、さっそく中へ!

こちらはNativity facade(生誕の門)側


19世紀の天才建築家・ガウディが、この仕事を引き受けてからは他のすべてを断って作業に熱中したと言われる、カトリックの聖堂。

彼が生きているうちに完成を見ることはありませんでしたが、着工当時300年かかると言われていた工事期間はIT技術の発展によって144年にまで短縮し、2026年にいよいよ完成を迎えます。

そんなサグラダファミリアの一つの見どころが、光を存分に取り入れることにこだわったガウディ建築の象徴ともいえるこのステンドグラス。

人の小ささからわかる規模感

片面は暖色、片面は寒色のステンドグラスが大きな壁一面に。

自然光とは思えない美しさ


そしてもう一つ、彼のこだわりとして、「木漏れ日がさす森の中にいるような空間」を造ろうとしました。

上を見上げると、幹のような柱が沢山あり、まるで大きな木が天に向かって伸びているよう。

中心部の真下から見上げる景色は壮観。
教会内にはアヴェ・マリアが流れ、「神秘的」とはまさにこのことを言うんだと思わされました。

ここは高さ60mもあるそう


塔の中をのぼります


さて、塔の時間が近づいてきたので教会の端にあるエレベーターのもとへ。
ここでもチケットチェックがあり、荷物の大きい人はロッカーに預けていました。


エレベーターを降りると軽く見学の説明をされ、らせん階段をひたすら上って塔を上に進みます。

すると、下から見上げていたファサード(門)の塔と塔の隙間部分に出ました。

先ほどツーショットをとっていた側がNativity facadeで、こちらはPassion facadeなので西側の街を見下ろすことができます。

クレーンがすぐそこに

そしてなんといっても、バルセロナの街は碁盤の目のようになっているのが大きな魅力↓

ホテルにあった地図

柱と柱の隙間からのぞく街の建物は、航空写真でよく見るような綺麗な並びで、一目見てみたかった景色に感動。

そして上を見上げると、色とりどりの装飾が特徴的な塔が。

少し開けた場所に出ました。
着々と工事が進められている様子を眺めました。

塔のあの装飾を間近に見ながら、カラフルなバルセロナの街の眺望。

塔の内側を覗いてみましたが、思わず背筋がひゅっとなる高さ。

ファサードの裏側を眺めます。
現在8本の塔が、2026年以降さらに18本にまで増やされる予定だそうで、これ以上豪華になるのか・・・と思いながら何本ものクレーンを見つめていました。

大聖堂に入るので、ワンピースからニットに着替えています

下から見上げていた果物の装飾も同じ目の高さに。

細かいところまで見られるので、塔には絶対に上るべきです。

大きな十字架とバルサの街。

ピンクの木に、桜かな!?と大興奮

観光地あるある:色んな通貨の小銭が投げられていました。

100円玉、久しぶりに見ました

エレベーターで一気にのぼってきた高さを、下りはすべて徒歩で降りていきます。
通路はこのくらい狭いので、もちろん一方通行。

野ざらしの代償

窓からは作業員の姿や組まれた足場も。
これを見られるのも今のうち…としっかり写真撮影。

あとここ、すごく狭い螺旋階段なのに内側に手すりが無くて、携帯とかを落としたら何十メートル下にまで一直線なのでめちゃくちゃ怖かったです笑

終わりがみえない


街のランドマーク


塔を降りるとそのまま大聖堂を出て、今さっき居たファサードの塔を見上げました。

こっち側がPassion facade

さっき上から見つけた桜っぽい木の所に来てみました。
桜ではありませんでしたが、コントラストの綺麗な写真が撮れました。

やはり、未完成なのにどこから見ても威厳のあるその姿は、さすがバルセロナのランドマーク。

一つまた、夢がかなった日でした。


バルセロナの街を堪能


せっかく綺麗に晴れてきたし、街をたくさん歩いてみます。

団地っぽい建物が多い
ここも日本の団地みたい
これはヨーロッパ風の建物

大通りに出ました。

何やら凱旋門のようなものが。

予想通り、これは「バルセロナ凱旋門」。
1888年のバルセロナ開催の万博の際に、会場への入場門として建てられたものだそう。

門を抜けるとまるで南国のような景色。

ゴシック地区とよばれる、街の一番古いエリアにも。

なんとも異国情緒あふれる街並み。
歩いているだけでわくわくと癒しを感じられるバルセロナの街並みが大好きになりました。

時刻は夕方前くらい。

もう一日分以上の満足度を得てしまったのに、まだまだ見る場所が残っているバルセロナの魅力は底知れない・・・
これからもう一つのガウディの傑作、グエル公園へ向かう様子は、次回お届けします。

それではまた!

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