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【北欧旅行記】フィンランドで真冬のサウナ旅、極寒の海で水風呂体験

こんにちは、

ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。


前回のストックホルム編に続いて、
今回は北欧旅行記第5弾、フィンランド・ヘルシンキ編です。

前回はこちら↓


今回のフィンランド滞在の目的は、なんといっても名物のフィンランド式サウナ。

人生初の体験を前にワクワクが止まりません。




一晩の船旅、出航


現在地:ストックホルムのフェリーターミナル

まるまる一晩かけて船でヘルシンキへ向かいます。


フェリーターミナル

豪華客船がズラリ。
実は乗るのは左後ろに小さく見えるあの船↓

事前に買っておいたチケットを発券、改札を抜けます

いざヘルシンキへ!
乗船

船に乗るなり綺麗なお姉さんがお出迎え。

「ようこそ!」と言われ驚いた顔でお姉さんを見ると、
向こうはニコニコ。

きっと日本人のお客さんが多いのかも

船内はこんな感じ。

色が変わる照明が綺麗に船内を照らしていて、
凸凹の窓はすべて船室。

サッカーの試合が流れているバーやおしゃれなレストラン、日本食料理店からこじんまりとしたカフェまで、飲食店がずらりと軒を連ねていました。


夜オープンの大きめのバーを見つけて
今夜はここでお酒を飲むことに決めました。


そろそろ出港ということで、見晴らしのいいデッキへ。

夕焼け空と夜景が綺麗。


素晴らしい景色に気分が高まり、、、
極寒にも関わらず、さっきのスポーツバーでビールを買っちゃいました。

ちなみにこれは、バーテンダーさんイチオシの
サンタさんの村で有名なラップランドのビールです。

ミュンヘン在住の私はミュンヘンに勝るビールはないと思っていますが
このビールだけはミュンヘンを超えるかもしれません。

(雰囲気も相まっての美味しさだとしてもです!)


陽が落ちるのは一瞬で、
出航する頃には真っ暗。

しばらくの間外でビールを飲みながら、
陸と陸の間の複雑な航路を進む船の先端にいたのですが

流石の寒さと暗さにギブアップ。。。

ちなみに進んだ航路はこんな感じ。


ストックホルム→ヘルシンキ
バルト海に出るまでは青い点線を進みます


昼間に通ればもっと面白くて良い景色が見られるかも。


バーでのんびりする夜


一日中ストックホルムを歩き回り疲れが溜まった体を、地下の船室で一休み。

ビールがいい感じに回って爆睡でした笑


復活を遂げて向かうは先ほどのバー。

入って早々雰囲気ががらりと変わります

適当に甘いカクテルを頼み、
ステージがよく見える席に着席。

夜がふけるまでぼーっとダンスやら歌やらを見て過ごしました。

音楽にのると言うよりは、何も考えずただただ時間を溶かすような夜

無音ってなると色々考えを巡らせてしまうから、たまにはこんな風な時間の過ごし方をするのも良いかもと思ったり、、、


バルト海の日の出


新日本海フェリーとか、今回のフェリーとか、
長距離フェリー旅の楽しさってやっぱり早朝のデッキにあると思うんです。


そして今回の船旅のいいところは、冬の高緯度地域で日の出が遅いこと。

7時くらいに起きて甲板に出てみると、
夜明け前の黒い海と
北欧神話の龍でも出てきそうな不思議な空。


甲板には私以外誰もいません。

皆さん昨日飲みすぎたのかな


急いでカフェでコーヒーを買ってきて、
この広い景色を独り占め。

少し後から来た、エチオピアから仕事で来ているお兄さんとお話ししていると、

空が段々パステルカラーに。

すれ違う船に重なる綺麗な朝焼けを見ました。

バルチック・サンライズ🌅


幼い頃から海の近くの町で育った私、
電車で山間をうねうねと進むよりも
飛行機で空から地球を見下ろすよりも
船から大海原を望むのが一番好きだと確信しました。



人生最高緯度更新


陽もすっかり上った頃、
ついにヘルシンキに到着。

人生最高緯度地点に辿り着くと、雪が降りしきっていました。

結晶

港の海も凍りかけていて北欧の冬を感じます。


ヘルシンキ市庁舎


港のそばの水色の建物は、ヘルシンキ市庁舎。
すぐ近くには全く同じ形で黄色版の大統領官邸もありました。


ヘルシンキ大聖堂


ヘルシンキを代表する教会にやってきました。

白い地面と白い空、そして白い大聖堂。

目の前の元老院広場ではクリスマスマーケットの準備が着々と進められていました。

元老院広場

中に入ってみました。

正教会でよく使われるギリシャ十字の形の礼拝堂。

上部には大きなオルガン


ここにもギリシャ十字が。
北欧にいると実感します。


日本人女性が営む本格寿司屋


お昼ご飯には、日本人の方が営むお寿司屋さんに。

目の前で握ってくれました
「禅」というお店


お味噌汁もいただきましたが、まるで日本のお寿司のようで
とても美味しかったです。


一つ目のサウナへ


お腹が満たされたところで本日のメイン、サウナへ向かいます。

駅前の景色
中央駅
ショッピングストリート


街中から30分ほど歩くと海が見えてきました。


ロウリュ


ここが本日のサウナ、「ロウリュ」(Löyly)


熱いサウナストーンに水をかける、日本でも最近よく見られる入浴方法は、
まさにサウナ発祥地であるここフィンランドのもの。

タオルとロッカーキーを受け取りサウナへ。

ちなみにここは男女が一緒のサウナなので水着必須。
受付で借りることもできました。


サウナで汗を流した後は、本命の海での水風呂。

波があるから辛うじて凍っていないような海へ・・・
外気は氷点。
なかなか勇気がいりました。

ここを降りるまでに足の裏が凍ります
頑張っても5秒くらいしか耐えられませんでした


素敵だった中の様子は公式の画像でご紹介。

サウナ
the・海です
暖炉を囲んで外気浴ができます

こんな感じ。
流石観光客にも人気のサウナ、建築もなかなか洒落ていました。

サウナの後はここで食事もできます


整ったところでホテルへ!

ドイツで€1.5のブドウが…さすが北欧価格
道も空気も凍っています


フィンランドも、クリスマスムード。

そして・・・
昨日フェリーで飲んだラップランドのビールをスーパーで発見。

これが、ミュンヘンに肩を並べるビール(私調べ)です!


翌朝


翌日。
今日も一日の終わりにはサウナが待っているのでたくさん街を歩きます。


ウスペンスキー大聖堂


ヘルシンキ大聖堂と並ぶ観光地がこちら、ウスペンスキー大聖堂。

チョコミントみたいで美味しそう


丘の上にあるここからは、同じく少し高くに建てられたヘルシンキ大聖堂が見えます。

中に入ると、こちらもギリシャ十字の形の礼拝堂。

祭壇も見事な絵画の数々。

さらに棺桶のようなものが。


説明によると、これは大聖堂完成時の1868年から残されているイエスの埋葬のイコン(東方教会でよくみられる聖像)だそう。

町を歩いていると、フィンランド生まれのムーミンのお店がありました。

またまた中央駅


フィンランド国鉄VRのロゴが、日本のJRのそれに酷似していてつい写真を撮ってしまいました

お昼にはまたお寿司を食べました(激安ビュッフェ)


二つ目のサウナへ


今日行くサウナは「クルットゥーリサウナ」(Kulttuurisauna)

日本人の方が経営なさっているそうで、
じつは昨日のお寿司屋さんの女性大将もここがお気に入りだと教えてくれました。

工事現場の横を通って向かいます


遠くのほうにそれらしき煙突が。


辺り一帯が工事中で、到着するのに一苦労。

建物はこんな感じ、

この裏側に外気浴と寒水浴をする場所があり、サウナの中から港の夜景を見ることもできました。

遠くにはウスペンスキー大聖堂も。

見える夜景はこんな感じ。


ここでは写真を撮ることはできませんでしたが、
サウナも寒水浴も昨日よりも落ち着いた雰囲気で私はこっちのほうが好きでした。

お客さんも、現地の人が多いという印象。

ここを営まれている日本人女性の方がすごく親切で、
再びヘルシンキに来ることがあれば絶対に訪れたい場所になりました。


ヘルシンキの〆は激うまビール


昨日にも増して整った夜はこのビールで完璧です。

ドイツで売っていないのが痛い・・・


バルト海の旅、ふたたび


翌朝、最後の目的地へ移動するため到着時とは別のフェリーターミナルへ。

さて、長らく滞在したスカンディナビア半島ともとうとうお別れ。
バルト海を渡り、ユーラシア大陸へ。


今回のヘルシンキ編はここまで。

つぎはこの北欧旅行記を締めくくる、バルト三国の一角エストニアの首都・タリン編です。


それではまた!

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