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【旅行の必需アプリになる日もそう遠くない!?】~ビジネスモデル考察Vol.23~

■背景
外国人が日本に旅行に来た時に、商品がどんなものかわからないために購入されない事がある
⇒商品の詳細が誰にでもわかるようになっていればより商品が売れるようになる

■ターゲット
旅行客

■ビジネス詳細
・バーコードを専用のアプリで読み込む事で商品の詳細を表示
・詳細は7種の言語・字体で表示可能
⇒日本への旅行客の国内消費額の約8割を網羅
・商品の詳細はメーカーや企業が入力可能
⇒売り文句を自社で書けるため、より細かい紹介が可能である
・観光客の多い店舗にはアプリを搭載したタブレットの貸出も実施
・購買データの分析を行い、消費行動の傾向を分析
⇒データを元にコンサル業にも着手

■購買者のメリデメ
▷メリット
・今までは何だかよくわからなかったために買わなかったが、本当は素晴らしい商品を購入するきっかけになる
・お土産で貰った人などもその商品について知ることが出来る
▷デメリット
・いちいち商品のバーコードにアプリをかざして確かめる必要がある上に、対応していない商品もある

■メーカーのメリデメ
▷メリット
・今まで敬遠されていた客を取り込めるようになる可能性がある
・購買データを利用することで旅行客からみた商品のメリットデメリットが浮き彫りになる
▷デメリット
・サービスが普及するまではほとんど利用されない、普及すると他商品との差別化に苦労するなど、コスパがよいかは不明瞭
⇒ただし、サービスが普及しているのに自社の商品だけ導入しなかった場合、圧倒的な不利益を被る事が想定されるため、導入しないという選択肢がなくなる

■事業者メリデメ
▷メリット
・サービスが普及すると加速度的に導入企業が増えてくる
・今まで誰にも入手されてこなかった有用なデータを入手出来る
・購買データを基に、データの強みを生かしたコンサル業に参入が出来る
▷デメリット
・一般に普及するまでに時間とコストがかかる

■今後の展開・課題
・曲面に貼られたバーコードは読み取れないため、お店側が別途専用のバーコードプレートを用意する必要がある
⇒画像認識の精度を上げる事で対応可能?
・最終的にはバーコードを使わずに、商品の画像認識だけで商品の判別が出来るようにする
⇒よりユーザビリティが増す
・サービスの認知度が低い
⇒まずは国内での導入企業を増やして対応商品の網羅をすることが急務である
・2020年のオリンピックまでにこのサービスインフラを整えて一気に世界進出を狙う

■考察
・訪日外国人旅行客の買い物額は年々増加している
⇒オリンピックなど今後も増加する見込みのため、需要はかなりある
・国内だけでなく、全世界で使えるようになるととても便利である
⇒世界進出にはオリンピックまでのインフラ整備が必須
⇒コストをかけてでも急ぎでインフラを整えるべきである
・このサービスをきっかけに買われるようになる商品もあれば、逆に買われなくなる商品もある
⇒要はパイの奪い合いであり、企業のコストをかける場所が変わった(増えた)だけである
⇒消費者としては商品の物の理解も大事であるが、同じだけのコストをかけるのであれば商品そのものの質を上げてもらった方が嬉しい

■企業
Payke(株式会社Payke)

▽参照:STARTUP FILE

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