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2021年の2冊目

は、コチラ↓↓の作品!!

僕と師匠とブルーボーイとストリッパー

『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』(桜木紫乃 著)



自分にとっては初めてとなる桜木紫乃さんの作品です!

サイン


<あらすじ>
ギャンブルに溺れる父と働きづめの母から離れ、日々をなんとなく生きる二十歳の章介。北国のキャバレーで働きながら一人暮らしをする彼は、新しいショーの出演者と同居することになった。「世界的有名マジシャン」「シャンソン界の大御所」「今世紀最大級の踊り子」……店に現れたのは、売り文句とは程遠いどん底タレント三人。だが、彼らと言い合いをしながらも笑いに満ちた一か月が、章介の生き方を変えていく。


立ち寄った書店で「何かすごいタイトルの本がある!」と思いながら本作を手に取ったですが、すっっっごく良かったです!


主人公である章介が過ごす、3人のタレントたちとの1ヶ月間の共同生活。

行きずりで始まった共同生活ではあったけど、そこに不思議な関係性が生まれ、次第に育まれていく。

それは、まさに”家族”みたいな関係性で、章介が3人とのやり取りのなかで少しずつ心を開き、自分を見つめ直し、生き方を変えていく。

こんな居場所を生み出せたなら、きっと人生の舵を思いっきり切れるような気がします。


人との関わり合い、人との繋がりが、暖かい気持ちにさせてくれる1冊です。


< 参考 >


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