2020年の13冊目
は、コチラ↓↓の長編小説!
『スター』(朝井リョウ 著)
朝井リョウさんの作家生活10周年記念作品として〔白版〕と〔黒版〕の2作品があり、本作は〔白版〕に位置づけられた作品です。(ちなみに、黒版は人間の性欲をテーマに書き下ろした『正欲』。2021年春に発売予定です。)
本作の主人公は、大学時代に同じ映画サークルに所属していた尚吾と紘の二人。
二人は一緒に作った映画が新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞し、今後期待のクリエイターとして注目を浴びる。
大学を卒業後、尚吾は名監督に弟子入りし、紘はYouTubeで映像を発信していくという道を選ぶ。
そんな対照的な道を選んだ二人が交互に描かれながら、「質」や「価値」とは何なのかってことを考えさせられる作品です。
ちょっと話が逸れてしまいますが、実は去年の年末に読んでいたのも朝井リョウさんの作品でした。
『どうしても生きてる』(朝井リョウ 著)
その時も感じたのですが、朝井リョウさんは”もやもやした感情”というか”もどかしい思い”というか、”普段抱えているのにうまく言葉にできない気持ち”を描写するのが本当に上手!
そして、作品のテーマの”選び方”というか”選んだタイミング”が流石!
自分だけかもしれませんが、”フィット感”が凄いのです。
今年も色々なことを考えさせられながら、年を越すことになりそうです(笑)
それでは、今年のnoteはここまで!
また来年お会いしましょう!
ではでは皆さま、よいお年を~~!!
< 参考 >
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