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インドネシア#17 犬に襲われる

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前回までのあらすじ

幼なじみのA君と無計画インドネシア旅!ネコのうんちコーヒー、軍事基地で大暴れを経て、バニュワンギへ到着。火山に登り、髪の毛も切ってジャワ島に未練なし!旅がいよいよ最後の島「バリ島」へ到着した。長旅のストレスと楽しくない状況によって、とうとうケンカしてしまったけど、なんとか仲直りして復活!前回記事では謎の踊りケチャダンスについて↓

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八日目の夜

ケチャダンスを見てからホテルに直行した僕ら

実は今日はインドネシアで過ごす最後の夜

それに気がつくと普通に寝るのがなんかもったいなくて

今夜は寝る前にビーチでお酒を飲むことにした

暗い道を歩いていると、道端に寝ている親子がいた

体がひょろひょろ。ここバリ島は世界でも有名な観光地なのになんでホームレスがいるのか不思議だった

例えバリ島だとしても、裕福な人と貧乏な人には差があることを知った

僕たちは何も与えることはできなかった

そんな光景を見て少し気持ちが沈んだけど、

今日は飲むから一旦忘れてコンビニでスミノフとMr.Pっていうピーナッツのお菓子を購入

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日は沈みきって、月が高いところにあった

雲がかかってたけど月の光がすごく明るくて砂浜を簡単に歩くことができる

夜の江ノ島みたいな雰囲気の場所で、海と遠くで光る建物がうまくマッチしていた

そこでお互い夢を語り合った

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将来どんな人になりたいか、どんな職業についていたいか、どんな場所に住みたいか

止まらない未来予想図。

二十歳前後の頃ってこういう話大好きなんだよね

この先に何が起こっても大丈夫っていう謎の自信。

自分は何者にもなれると信じて

昔話のように語ったが、これは大人になってもずっと忘れてはいけないことだと思う

目標や希望を失えば、人は生きることをやめたくなるだろう。

数時間ほど涼しい夜風を浴びながらその場で語り合ったあと、明日に備えてホテルへ戻った

砂浜を歩き、昼間屋台として賑わっていた小屋の横の細い道を抜けると

ホテルへと続く路地につながる

そこに着き、二人で酔っ払いながら歩いていると僕たちの前に

大量の犬が現れた

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こんなに可愛くないけどねw

夜の裏路地で犬が約8匹のそのそと歩き、僕たちに近づいてきた。

まるで「俺たちの縄張りにようこそ」と言わんばかりに、、

そして、リーダー犬みたいなのが僕たちの方に走り始めると、他の犬も一斉に駆け出してきた!!

やばい!噛まれる、、!

そう思いながら僕は壁ギリギリのところを走り逃げ切った

問題はA君

僕が逃げ切ったせいで全ての犬がA君に近づいて行ったw

全速力で後方へ走るA君とそれを追いかける8匹の犬

A君は本気だが、犬も本気。笑

全力の吠えをかましながら急接近する

最終的にA君が転び、犬に許しを乞う

そこに地元のおじちゃん登場。拍手か何かで犬をビビらせた

するとその犬は

「思い知ったか!この観光客め!」と言わんばかりに満足そう顔して自分たちのアジトへと戻っていった

このインドネシア旅行で、何度も死にかけた僕たちだが、この犬に襲われた瞬間をこえるものはなかった

火山のガスよりも強い恐怖を味わい、二人してションベンちびりそうに、、

その後の帰り道はいつどこから犬が出てくるかわからないという恐怖心と共に恐る恐る宿へ戻っていったのである

インドネシアの犬恐ろしいぜ

こうして旅の最後の夜は終わるのであった

明日の朝は朝日を拝むぞ!!

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