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思い出が自分を強くする。過去を振り返り、今を大切に生きる

先日、
長男の小さいころに毎日のようにお散歩していた、
お気に入りの散歩コースを一人で歩くことがありました。
 
その時に、
昔の思い出が鮮明に思い出されて、
なんとも言えない気持ちでいっぱいになりました。

そして、
「今を大切に生きよう。この日々を噛み締めよう」
と改めて自分の心に誓いました。
 
そんな溢れてきた感情を、
おもいのままにつづっております。
   

今日はそんな「息子とのお散歩の思い出」のお話です。

 
私の思考部屋へようこそ。

深呼吸して、 
足をくずして、
どうぞゆっくりおくつろぎください。

長男との散歩の思い出


長男が歩き出すようになってから
毎日のように散歩にしていたお気に入りの散歩コースがある。

 

 

そこには本当に

毎日のように

電車好きの長男と電車を見に行っていた。

 

 

遠くの方から電車が近づいてくる音がすると

その音に反応して

今か今かと電車を待ち構える長男の目は

とてもキラキラしていた。

 

 

 

大人だったら通り過ぎてしまうような

何の変哲もない側溝の水の流れを

長男はただただ

じーっと見ていた。

 

 

 

そこは散歩していると必ず立ち止まる

長男のお気に入りのスポットだった。

 

 

流れる水の音、

水の勢い、

水の量、

 

日によって変わる

それらの表情をいつも、

 

興味津々に

輝くような目で見ていた。 

 

 

他にも

あちこちに落ちている小石を見つけては

集めて

嬉しそうに私に持ってきてくれた。

 

 

 

小さな手に

握り締められた

小さな小石達。

 

 

 

私の手のひらの上で

その小さな手が開いた瞬間

ジャラジャラっと音を立てて

小石たちが飛び出てきた。  

  

 

長男はにっこり「どうじょ」といって、

また嬉しそうに電車が来るのを待っていた。 

 

 

そんな彼との散歩の思い出は

私にとって宝物になった。

 

 

彼のおかげで私はお散歩が好きになった。

 

昔は運動も嫌いだったし

毎日忙しかったので

歩く時間がもったいない

とさえ思っていた。

 

だけど

彼とお散歩をするようになってから

散歩のイメージがガラリと変わった。

 

 

 

お決まりの散歩コースを歩いていくなかで

水の流れる音

落ちている小石

あちこちに生えている雑草

今までは気にもとめていなかったものが

とても新鮮に見えるようになった。

 

 

「お散歩は楽しい」

 

今までの自分からは考えられない変化だった。

 

 

歩いている30分がいつも楽しかった。 

 

  

長男との散歩中

彼は本当に色んなものに反応し立ち止まる。

 

 

彼にとっては全てがワクワクの対象。

 

 

そんな純粋な彼の目が美しかった。

 

 

「こういう見方があるんだよ」

「この角度から見てごらん」

 

と、

彼は私に教えてくれていたのかもしれない。

 

 

 

長男が大きくなって

今は小学校二年生になった。

 

 

長男が成長して大きくなっても

私たちのお気に入りの散歩コースはあの時のままだ。

 

 

風景は変わることなく

ずっとそこにある。

 

 

長男が拾っていた小石

側溝の水の流れ

元気に背伸びしているねごじゃらし

踏切と電車たち

何一つ、

何一つ変わることなくそこにある。

 

 

 

つい最近

小学校の行事があり

お気に入りの散歩コースを通りながら歩いて学校に行った。

 

学校の帰り道

もう一度その道を噛み締めながら歩いていくと、

昔の記憶が急に思い出されて、

私はその場で立ち止まった。

 

 

嬉しそうに私に

小石を渡してくれる3歳の長男。

  

踏切の音に反応して

ワクワクしながら電車を待っている長男の表情。

 

側溝の勢いある水の流れる音に圧倒されながら

真剣な目でその水の流れを追う後ろ姿。

 

 

散歩コースのどこを見ていても

長男の思い出がいっぱい目の前に広がるこの場所。

 

 

 

「大きくなったなぁ」

 

 

 

 

あっという間だった7年間。

 

 

 

色々悩んだり、

怒ったり、

泣いたり、

笑ったりして、

あっという間に7年が経った。

 

 

そして、

もうすぐ8年になろうとしている。

 

 

あの時の宝物の思い出は

今も私を助けてくれる。

 

 

 

色んなことがあったし、

これからも色んなことがある。

 

 

 

愛おしかったあの日々はもう帰ってこない。

 

 

でも

あの時の思い出は

私の記憶の中の宝箱に大切にしまってある。

 

 

思い出の場所にいると

切ないような

寂しいような

嬉しいような

言葉にはできない

なんとも言えない気持ちが溢れてくる。

 

 

 

悔いのない子育てをするためにも

悔いのない人生にするためにも

 

 

今ある日常

この毎日を

大切に噛み締めていきよう。

 

感謝して、

生きよう。 

 

いつもありがとう。

 

 


皆さんの一日が、
幸多き一日となりますように。
皆さんの人生が、
幸せに満ちたものになりますように。

では、
また次の記事でお会いしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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