イカ墨パスタはあるのに、なぜタコ墨パスタはないのか?(テキスト版)
どうも、ちょぼ先生です!
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
すっかり春めいてきましたね。春と言えば、桜やウグイスなど、様々な春の風物詩が思い浮かびますが、私にとってはやっぱりアオリイカです!
アオリイカは春に産卵期を迎えます。この時期のアオリイカは、一年で一番大きく、脂が乗っているため、釣り人にとって最高のターゲットなんです。
さて、釣れたアオリイカを調理する際、皆さん墨はどうしていますか?
イカ墨は刺身やパスタなど、様々な料理に活用できますが、タコ墨はあまり利用されない印象がありますよね。
今日は、そんなイカ墨とタコ墨の違いについて、徹底解説したいと思います!
イカ墨とタコ墨の違い
イカ墨とタコ墨は、同じ軟体動物であるイカとタコが作る墨ですが、実は様々な違いがあります。
味
イカ墨:甘味や旨味がある
タコ墨:ほとんど味が無い
粘り気
イカ墨:粘り気がある
タコ墨:サラサラしている
成分
イカ墨:グリシン、プロリンなどのアミノ酸、ムコ多糖類などの成分が含まれている
タコ墨:これらの成分が少ない
利用
イカ墨:料理に利用されることが多い
タコ墨:料理に利用されることが少ない
なぜイカ墨は料理に利用されるのか?
イカ墨が料理に利用される理由は、その味と粘り気にあります。
イカ墨には、グリシンやプロリンなどのアミノ酸、ムコ多糖類などの成分が含まれています。これらの成分が、イカ墨に甘味や旨味、そして粘り気を与えているのです。
一方、タコ墨にはこれらの成分が少ないため、ほとんど味が無く、サラサラとしています。そのため、料理に利用されることが少ないのです。
イカ墨とタコ墨の吐き出す目的
イカ墨とタコ墨は同じ器官で作られますが、吐き出す目的は異なります。
イカ墨:分身の術のように敵を惑わすために吐き出す
タコ墨:煙幕のように敵の目を眩ませるために吐き出す
イカ墨は粘り気があるため、ビョッと出すと固まり、散らばらない固まり状になります。これが、まるで分身のように敵を惑わす効果を生み出すのです。
一方、タコ墨はサラサラしているため、バーッと散らばります。これが、煙幕のように敵の目を眩ませる効果を生み出すのです。
まとめ
イカ墨とタコ墨は、同じ軟体動物であるイカとタコが作る墨ですが、味、粘り気、成分、利用目的など、様々な違いがあります。
春はアオリイカが釣れる絶好の季節です。ぜひ海に出かけて、大きなアオリイカを釣ってみてはいかがでしょうか。釣れたアオリイカは、ぜひ墨まで余すことなく味わってみてください!
それでは、次回をお楽しみに!
この記事の元ネタの音声データ↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?