ヤマメ ちょぼ先生の自己満おさかな図鑑 vol.66
芸術的な美しさで人々を魅了する「ヤマメ」のご紹介です。
・標準和名
ヤマメ
・漢字
山女
・学名
Oncorhynchus masou
・分類(仲間分け)
サケ目サケ科サケ属
・大きさ
体長30cm前後になる。体側にパーマークと呼ばれる淡い青色の楕円形の斑紋が並ぶのが特徴的。
体側に朱色の斑がないのが「ヤマメ」で、あるのが「アマゴ」である。
両種を見分ける際に注目してほしい。養殖魚はその通りでは無い個体もいるが。
うまい棒より少し大きめのサイズ感。
・生息地と知名度(認知度)
北海道、神奈川県・山口県以北の本州、大分県・宮崎県以外の九州。
日本海側に流れ込む河川にいるのが、ヤマメで太平洋岸に流れ込む河川に生息するのがアマゴ。養殖が盛んでその通りではない河川もあるが。
ほとんどの人は、ヤマメとアマゴの区別がわからない。
よく似ている両種だが、知名度的にはアマゴの方が高い気がする。
その辺を加味して、ヤマメの知名度を例えるなら、鈴鹿サーキットのマスコットキャラである「コチラ」くらいである。
・ちょぼ's コメント
個人的にヤマメのことを推している。めっちゃ好きなおさかなである。とにかく美しいと感じる。もはや芸術の域にあると言っても過言ではないプロポーションである。わかってくれるだろうか?
海に降る個体と一生を川で過ごす個体がいる。前者のことを「降海型」と言い標準和名が「サクラマス」である。後者は「陸封型」と言い標準和名が「ヤマメ」である。サケ科魚類は、海に降る種が多く、例外的に標準和名を2つもつ種が見られるのが特徴である。なので「サクラマス」と「ヤマメ」は違う名前であるが、同種なのである。
しばしばアマゴと比較される。おさかなをあまり知らない人からしてみればほぼ一緒である。茉奈佳奈のどっちが茉奈で佳奈なのか?、ザ・たっちのたくやとかずやはどっちがかずやでたくやなのか?くらい区別が難しいのである。
大きさ・体型のところで記述したが、体側に見られる赤い斑点があるかどうかで判断すればわかりやすいかと。赤い斑点がないのがヤマメなので。ただし、ネイティブのアマゴはこの赤い斑点が薄いのでヤマメに似ているのがまたややこしくさせている。養殖魚として盛んに放流されているのも特徴的である。養殖魚のアマゴは、アスタキサンチン入りの飼料を与えられているため、この赤い斑点がめっちゃドギツイので見分けつきやすい。ってか本来なら生息域は被らないんですけどね。日本海に流れていく河川に生息しているのが「ヤマメ」で、太平洋岸に流れていく河川に生息するのが「アマゴ」なので。両種とも養殖が盛んなので、その辺を考えずに放流しまくっているので、ごちゃごちゃになっているのが現状です。まぁそれだけ水産資源としても重要ということなのでしょう。
渓流釣りのターゲットとしても人気である。餌釣りからルアー釣り、フライフィッシングなど釣り方も色々。私もヤマメ狙いの渓流釣りが大好きである。ヤマメが釣れる度に毎回感動している。ずっと眺めていたくなるほど綺麗で、毎回凝視している笑。ほぼ変態の域である。釣りは、おさかなの最高に美しい姿を見られる趣味だと思っている。
食べても、さすがサケ科魚類だけあって美味である。重要な水産資源であることも頷ける。色々な食べ方があるが、シンプルに塩焼きが一番美味しいと思っている。化粧塩を忘れないようにね。
あーでもムニエルも美味しいなぁ、唐揚げもいいし、天ぷらも美味しいよ。なんか食べたくなってきたので、近々渓流釣りに行こうと思う。釣れるかどうかわからないが笑。
※画像はweb魚図鑑から引用
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