チョビ

子育てリケジョのなれの果てです。大手S社の研究開発部門勤務10数年。

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    さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話

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さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話

こんにちは、チョビと申します。note初投稿です。 リケジョという言葉が世に出て20年余りでしょうか。 私はその端くれで、機械系大手S社の技術系総合職として勤続10数年。 しかも機械部品をガンガン回して評価試験などやっていますから、かなりガチのリケジョだと自負しています。 今リケジョを目指している学生さんや、近年増えてきた若いリケジョの皆さんにとっては、その先のイチ将来像が私ということになるかと思います。 でも、明るい未来じゃなくてごめんなさい。 とてもさえない企業人

    • 成功した時こそ反省する

      反省の極意について さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 失敗した時に反省するのは人並みのことと思う。失敗したことを悔いるだけなのは二流、何故失敗したのかを振り返ることが出来る人が一流になれるのだとは思う。 ただ私の場合は、失敗した時と同様に、成功した時にこそ反省することにしている。 要は、何故成功したのかを振り返り分析するのだ。 次の文は成功という言葉を失敗に置き換えれば至って普通のことではあるが、成功した時にやっている人が身の

      • その後の顛末〜会社に留まる私の本音

        絶好調なので転職したかった気持ちがどっか行きました さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 私は会社に留まるための3つのゲートを掲げていました。 その結果をご報告すると、 1.「良」評価を取る →達成 2.係長格へ昇格する →達成 3.部署異動する →未達 となっております。 昇格した途端、様々なことがガラリと変わりました。 一番可笑しかったのは、周囲の男性社員達、特に若い後輩達の態度が180度変わったことでした。 女というだけで不当

        • 好きなことして生きよう

          自己肯定感の話と自己紹介 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 小学校では抜群に勉強できたけど、高校でダレてきて、旧帝大工学部にギリギリ入った子。 能力の限界感じながら、まったりしてそうな大企業のS社を狙い撃ちして入社。 そこからはずっとろくな人生じゃなかった。 早くに結婚した。子供は早く産み終わって老後を長く楽しく暮らしたいと思っていた。 早く産み終わることだけは叶えた。今仕事頑張れるのは多分に子供達のおかげ。 家事は料理以外苦手

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          仕事の仕方がわからなくなる

          安定性だけが求められると言われたら私は社会人失格だなと さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 仕事中よく、うーーーん!と踏ん張って、一旦息を抜いて、また踏ん張って、としています。 大企業従業員としてはそれでは駄目なんだって最近人から聞きました。 ジョギングとインターバル走の違いみたいな。 でも私はジョギング苦手です。何も生み出せない確信がある。 密度の高い、フルスロットルの瞬間に、悩んだり苦しかったりする部分を乗り越えていく。

          仕事の仕方がわからなくなる

          怒りが産み出す創造の力

          真のアンガーコントロールは抑制ではなく活用なんじゃないか さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話ー序文 登場人物等一覧 働いてて怒りの湧かない人は今すぐそっ閉じして下さい。 アンガーコントロールしろと世の中から圧が高いご時世ですけども。 「あーもう、やってられるか!」 この気持ちは創造の源泉だと思いませんか? 私はおよそこういう感情に突き動かされながら、業務効率化を図っています。 前例踏襲などで、仕方なく、非効率なことをやらされている時。 それを楽にす

          怒りが産み出す創造の力

          他者評価を高めるために

          仕事の評価と高級ワインは大体同じなんだなって さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 入社以来、私には自信がありませんでした。 人と比べて、何か一つでも自分が優れているとはなかなか思えなくなっていました。 今になってその道の人に分析頂くと、私の「自己肯定感」はほぼゼロだと。 そのように育ってしまったようですし、私の社会人経歴はその側面をどんどんマイナスに押しやってきました。 自己肯定感そのものを高める活動は細々とやっておりますが、その

          他者評価を高めるために

          きゃるん系リケジョC子襲来

          君はここに居てくれるだけでいいんだよって前部署でも言われていたそうな。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 C子ちゃんは、とてつもなく可愛いという評判を引っ提げてL部に異動してきました。 社内では、過去に表彰を受けたこともある、ちょっとした有名人。 お手並み拝見…といきたかったところですが、導入研修を終えて、その仕事ぶりにハテナマークが点灯します。 そもそもアサインされたテーマが0.5人前以下なのではというツッコミもしたいところで

          きゃるん系リケジョC子襲来

          会社に留まるための3つのゲート

          期するものがあったのに昇格できず悔し泣きしたあの日、誓った私の決め事です。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 1.次で「良」評価を取れなかったら転職 2.次の定期昇格辞令で昇格出来なかったら転職 3.昇格して1年以内に部署異動出来なかったら転職 この3つのゲートを全部くぐり抜けないと転職を決めることにしています。 今、1個目はクリアしました。勝ち取りました。L部の人々からはますます干されましたけどね笑 女のくせに、ろくな仕

          会社に留まるための3つのゲート

          速報送りつけ作戦

          測定結果を処理したら、簡単にまとめてメールでほいっとな さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 TM法の進捗を話してもB課長は、ふーんみたいな反応です。 (週報に載せないぐらいですからね) 「とりあえず測ってみてさ、使えそうかだけ見てくれればいいから」 当時のTM法、上から全く期待されないハズレテーマでしたね… B課長の興味を引かないとA部長まで報告を上げられない… 苦悩した私はついに、A部長に直接報告する手段に出ます。 体育会系

          速報送りつけ作戦

          ひっくり返す部長、面従腹背な課長

          A部長とB課長の関係性は、部員達にとって迷惑そのものです。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 A部長・L部で一番偉い。報告書等の最終承認者。 ・技術者としての矜持が強い ・案件のプランニングと中間はフォローしない ・承認前査読で「そもそもこれはなんで〜なの?」と発言し、構成ならまだしも、試験計画の意義までひっくり返すことがよくある B課長・L部のうちの課の、一国一城の主人という矜持 ・技術者としての矜持もあるがとかく体育系 ・A部

          ひっくり返す部長、面従腹背な課長

          E君とえこひいき

          E君がB課長にだけは心身ともに忠誠を誓っているのが普段からよく見て取れます。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 「B課長に言われたんで」 二言目にはこれのE君はL部期待の若手です。 入社は私より10年以上下。私の異動とほぼ近い時期にL部へ新入社員で来ました。 直属の上司を慕うのは組織の論理からして正しいでしょう、でもうちのL部はちょっと事情が複雑です。 実はA部長とB課長の関係は面従腹背を露骨にした奴でして、L部のマネジメント体

          E君とえこひいき

          真綿ハラスメント

          B課長のそのハラスメントギリギリな言動は、部内統制のためにやっているのだろうと思います。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 直属の上司B課長から私が日々受けている、真綿で首を絞めるようなハラスメントのことを、今回ご紹介していきます。 1.週報に載せないこれは前述の通りです。 私の業務報告は課の週報に基本載りません。 他の人の業務テーマは、月単位で進捗が無くとも、ほぼ全テーマ載りますけどね… 課の週報に載らないと部の週報にピックアッ

          真綿ハラスメント

          週報とTM法と私

          私の仕事は課の週報に何故か載せてもらえません。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話 登場人物等一覧 ここ3年、私が情熱を注いで取り組んでいる業務テーマがありあます。 仮にTM法という名前にさせて頂きますね。 近年の私は機械系の実験開発業務を一貫して遂行してきた訳ですが、特に機械部品を使って内部の潤滑状態を評価する仕事に多く携わってきました。 TM法はその最たるもので、ザッツトライボロジーですね。 私が開発した技術ではありませんが、私はそれをL部担当の機

          週報とTM法と私

          部長と二者面談

          その日、A部長はパソコンがおかしくなってしまったらしく、デスクに腰掛けたままぼんやりしていました。 さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 登場人物等一覧 A部長は私の所属するL部の部長です。 思い詰めていたある日のこと。社員食堂からの帰り道、A部長と私はばったり一緒になります。これは、いくしかない。 チョビ:「部長、もし可能だったら今日30分ほどお時間頂けないでしょうか?ちょっとだいぶ悩んでしまっており、お話させて頂きたいことがありまして…」 A

          部長と二者面談

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          さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文 私についてチョビ:私。大学は材料工学系専攻を修了し、 機械系大手のS社に就職。勤続10数年。 5年前の部署異動以来、実験開発業務を担当。 家に帰ると二児の母、勿論共働き、両親遠方。 会社と部署S社:私の勤める大手機械部品メーカー L部:うちの部署。某機械部品の評価試験と 市場返却品調査が主な業務。 登場人物A部長:うちの部長。私の仕事を評価してくれる唯一の理解者。 B課長:うちの課長。私の直属の上司。真綿で首を締

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