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速報送りつけ作戦

測定結果を処理したら、簡単にまとめてメールでほいっとな

さえないアラフォー工業系女子が身の振り方を考える話-序文
登場人物等一覧

TM法の進捗を話してもB課長は、ふーんみたいな反応です。
(週報に載せないぐらいですからね)

「とりあえず測ってみてさ、使えそうかだけ見てくれればいいから」

当時のTM法、上から全く期待されないハズレテーマでしたね…

B課長の興味を引かないとA部長まで報告を上げられない…

苦悩した私はついに、A部長に直接報告する手段に出ます。
体育会系L部にとったらあるまじき行為!
でも、そうしないとこの仕事は駄目だ、と思いました。

結果的にそれは正解でした。
A部長はTM法を理解しようとし、進捗と今後の展開について熱心にコメントをくれたからです。

B課長と私の関係はさらに冷え込んでしまいましたけどね。
元々冷遇されていたので、痛手とは感じませんでした。

時はコロナ禍へと差し掛かり。
実験業務を行うL部にさえ在宅勤務が導入されます。

私はこの機会を生かすことにしました。
TM法の報告を、速報として、PDFをメールで送りつけるという習慣づけ。
宛先はA部長とB課長両方です。

これで一応、B課長をギリギリ立てつつ、A部長のイニシアチブを受け続けることに成功しました。

私がTM法に変革をもたらし、新たな知見となるデータを次々と取得し始めたことで、TM法はA部長のマネジメントの下、破竹の勢いで成果を生み出していくことになります。

時に、必要ならば、組織の論理を飛び越えてでも、成果に真っ直ぐ向かっていくのは大事なことだなと思う次第ですね。

TM法の成功と、上がっていく干され度合い、真綿ハラスメントに、相変わらずのL部のプアマネジメント…
辞めてやるという気持ちと、辞めたくない気持ちとの板挟みは強まっていきます。

次回はそんな私の身の振り方について話をしようと思います。

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