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恥ずかしいだけのガチポエム

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素敵な写真とセンチなポエム。現実の厳しさに疲れた心を癒やされたいあなたに贈る、こつこつと積み上げていく世界。 心のどこかがほんのりとあたたかくなれば幸いです。 がんばって、だいた… もっと読む
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2023年11月の記事一覧

風景

風景

池に映る風景は現実を映している。
ただ写すだけではなくて、そこには不思議な加工がされている。現実の風景と映し出される風景はあわせてひとつの風景になる。

美術館

美術館

建物が美しい美術館はいいものだ。
入る前から気分がよい。
美術をぜんぶ堪能できる。

灯

夕闇がせまるころの街路灯はあまり明るくない方が風情がある。
暗くなるまでは、空にささやかに色をつけるくらいがいい。

秋の夕日

秋の夕日

秋の夕日は胸がキュッとなる。
子どものころの感覚を思い出す。
ただしくは、そうであったらいいな,という子どものころを思い出す。

秋の大気

秋の大気

秋の空は大気が澄んでいる。
昔から、空はこんなにきれいだったろうか。
覚えていない。
比較する必要もない。

植物

植物

使われなくなった建物を植物がつつみこむ。
すべてのものは、植物が飲み込んでいく。

ひろがり

ひろがり

車窓から眺める町は平坦で、できるだけ遠くまで見えるのがいい。
視力の問題ではなく、広がりという意味で。
世界がどこまでも広がっている、という感覚が好きだ。

矢

光が空から降ってくる。
光の矢が。
崇高なイメージで。
ぼくのこころをつらぬく。

雲の上

雲の上

雲の上にある世界はどんなだろう。
飛行機に乗ればみえる。
ただ、もっとリアルに感じてみたい。
子どもの頃に夢想したように。

時代

時代

高架下は昭和の香りがする。
昔からあったからだろうか。
そこにたたずんでいると時代を忘れる。

町

郊外の町。そこで生まれ育ったら、どんな人生を送ることになっただろう。誰に恋をしただろう。そんなことを空想する。

未来

未来

新しい建物がキラキラしていた。
昔、映画や本に載っていた未来がだんだん現実になってくる。

踏切

踏切

線路の前でたたずむ時間。
ほんの少し、呼吸に意識を向ける。
そんな一瞬。

顔をあげる

顔をあげる

映画館の入っている建物を見上げたら、予告編が流れていた。
たくさんの人が手元を眺めながら歩く。たまに顔を上げると発見がある。