遅すぎて待てない自由研究のため息

お盆も過ぎました。
夏休みもカウントダウンに入っています。
そろそろ始まる地域もあるでしょう。

夏休みの宿題は「もうできている!」と胸を張る子もいるのでしょうね。

私が小学生の時。

もちろん。


・・・まったく・・・まだまだ、でした。

何かはできていたと思うんです。
ドリルとか?

でも本は読んでいても、感想文は書いていないとか。

絵日記は描いたけれど、絵は描いていないとか。

ましてや自由研究とは。

・・・・・。

あまり手伝ってくれるタイプの親ではなく。
よく寝る子だったのに、最後の数日間は寝不足でふらふらになりながら、宿題をやっていました。

いい加減な自由研究ばかりの中、記憶にあるのは押し花。

夏休みの半ばに、新聞紙の間に花をはさんだのはいいけれど。
それっきり忘れて・・・始業式まであと2日。

20210817押し花

あわてて新聞紙を開いて、色あせた花をペタペタと紙に貼って。

始業式に、なんとか提出しました。

すると、並べてある中にビニールで貼るタイプのアルバムに、きれいに貼られた「植物採集」がありました。
こんな「立派な」「お金のかかる」アルバムに貼ってある!

それだけでもう、敗北感でした。
中身は見るまでもなく、きれいで。

あ~あ。

そんなことを繰り返した「自由研究」。
何も研究していなかったことを思い出します。


息子も、しかり。

8月の半ば過ぎの今ごろ?

もちろん、仕上がっていませんでしたよ。

後悔するのは、ついつい「あれにしたら?」「これはどう?」と口を出したこと。
「こうやったら?」「こうするといいよ」と手を出したこと。

思い出すのは、小学校3年生のかぶと作り。

写真がどこにあるか、見つからなくて残念です。

やいのやいのいいながら、作らせます。

100円ショップで買ったボウルをひっくり返して。

ペタペタと紙を貼って。

はじめは伊達政宗のかぶとを目指しましたが、細い金が折れそうで、難しく。

20210816伊達政宗かぶと

こっちの方が却って作りやすいかもと、豊臣秀吉に。

20210817豊臣秀吉かぶと (2)

貼った画用紙や和紙が乾かないのもあって、なかなか進みません。

「早くやろうよ」
「う~ん・・・やる」といいながら、やらない。

そんなことを繰り返して。

ある日、イライラしていた夫が、切れました。

「こうすればいいだろう!」と、固い金色の紙を扇形に折り、後ろにくっつけてしまいました。
カッコイイのですが、それは息子の作品ではありません。

ふと息子を見ると、泣きそうな顔をしていました。

なかなかやらなかった息子もいけません。
手を出しすぎる夫もよくありません。

ため息。

次の日、息子に「どうする? これでいいの?」と聞くと、
「・・・いやだ」
「じゃあ、どうする?」
「自分で、やる」
「どうやって、やる?」
「う~ん・・・折り紙じゃなくて、棒にしたい」

と話し合って、また買い物に行きました。
アイスキャンディーの木の棒のようなものを探し、そこに金の折り紙を貼って、表現することに。

何とか完成して。
ほっとした顔の息子。
これなら自分で作った、といえます。

やれやれ。

夫は手を出しましたが、私も口を出してしまいました。

もっと放っておけばよかったな、と思っています。

本人が困るまで待つ、がなかなかできません。

親業に大事なのは忍耐、ですね。
これが一番難しい気がします。

今も、できていません。


明日、メルマガを出します。
夏休みの王道ランチ、カレーのことを書いています。
絵本と、楽しみ方と。
今週から、noteでは書けないダメダメな自分も正直に出していこうと思っています。

※イラストはおがわわことさんからお借りしました。ありがとうございます。

ありがとうございます

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ありがとうございました✨✨

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