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私の顔はアジアンインターナショナル

私の顔は典型的な日本人ではないようです。
現地の言葉で普通に話しかけられる、という経験をアジア各国で何度もしました。
中でも一番、まちがえられたのは、ベトナムでした。

私の顔はエキゾチックではありません。いわゆるハーフのような要素はありませんし、美人でもない。
でも典型的な日本人顔でもないらしいのです。

※ヘッダー写真は私ではありません。こんな美人ではないので申し訳ないのですが、お借りしました。

パーティーで中国人に中国人だと思われた

ベトナムの話の前に一つ。
若いころ、異業種勉強会のパーティーがありました。クリスマスパーティーのような集まりに100人以上が集まりました。

そこでカードをひき、男女がペアになってクイズに答えるというイベントを行いました。昔、よくやったんですよね、この手のことを。

私はとある男性と出会ったらいきなり中国語で話しかけられました。
「???」(まったく中国語はわかりません)。
私が目をぱちくりさせていたら、いきなりその男性は笑い出し、
「中国人じゃないの?」
「・・・日本人です」
「そうなんだ!
いや、ひと目見て絶対中国人だと思った。だから不思議な運命だと思ったよ。日本の、日本人が集まるこの会場で中国人の僕と中国人のきみとが出会うなんてって」
「・・・私の顔ってそんなに中国的なんですか?」
「うん! 君の顔は中国の福建省の顔だよ!」

そうまではっきりいわれるとは。
地域まで指定とは!
福建省といわれても行ったことはなく、ウーロン茶で有名なことくらいしか知らず・・・。

残念ながら「運命的」なつながりはその場限りでした。

確信をもってベトナム語で話しかけられる

でもなんといっても現地で、その国の人だと思われたのはベトナムです。

初めてベトナムに行った時も不思議な縁でした。


もともと行きたいとは、思っていました。
ただ行くことになったのは、友人からチケットを買ったからです。
また何かのイベントで、ベトナム往復のチケットが当たった友人(バブルの香りがしますね)。
「ちょっと今はいけないし、どうしよう」というので、
「じゃあ、私が買おうか?」と安く譲ってもらったのです。

当時はまだベトナムに、日本人はあまり行っていませんでした。
一人旅でふら~っとホーチミンへ。

そこで、クチへ行く現地のツアーに参加しました。
クチはクチトンネルで有名です。
ベトナム戦争時にアメリカ軍に対し、ベトナム解放勢力が徹底抗戦をしました。アリの巣のように細かく張り巡らされたトンネルは、全長200kmにおよび、秘密基地や移動手段として使用されたものです。

私は日帰りツアーでたまたま一緒になった、スイス人の男性二人と一緒でした。

そのとき、お土産物屋さんの女性が私にベトナム語で話しかけます。
「???」
わからないと身振りで伝えますが、ガンガン話しかけてきます。

そこでツアーのガイドの人が気がついてその女性に話しかけたら、大笑いします。ガイドの方がいうのには、
「ベトナム人だと思ったから、話しかけたそうです」

私は普通のTシャツにジーンズで、スイス人と一緒にいたんですけど。
ガイドに見えたのかな???

ところがそのあとも、あちこちで何度も何度もベトナム語で話しかけられました。基本的に私には英語ではなく、ベトナム語!

お料理屋さんで。
土産物屋さんで。
歩いていて。

2度目の現地ツアーでメコンデルタにいくときも、ガイドさんが変な顔をしていました。クチへ行った時とはまた別のガイドさんです。

聞くと、「ベトナムの人がどうして参加しているのかと思った」。
「私ってそんなにベトナム人に見えるの?」
「見える。日本人には見えない。南方系だね」

どうやら私はベトナムにルーツのある顔のようです。

そしてメコンデルタを旅していると妙になつかしい感覚に😆
メコン川を小さな船で下っていると、かつて過ごしたような親しみを感じました。

でも前世ではないし、なんなのでしょうね?

夫との初めての海外旅行もベトナムでした。夫の知り合いが住んでいたからです。

ホーチミンで夫がバイクを借りるために交渉をしようとしたら、お店の人はしきりに私に話しかけます。
私はこの時にはもう慣れたもので、「私はベトナム人じゃないの」と英語で伝えました。

するとお店の人は「あ~、わかった」という感じで夫と話し始めました。

夫は笑っていました。
まちがえられた話はしていたので、「本当なんだ」とよくわかったようです。

ベトナムだけではなくアジアン・インターナショナル

ベトナム料理は大好きで、あきることはありません。
ベトナム雑貨も好きです。

20210116ベトナム料理

一度目はアオザイも作りました。
お世辞かもしれませんが、「似合う!」とほめられましたよ。
そのアオザイを着ていると、100%ベトナム語で話しかけられました。
悪い気もしなかったので、そのまま着ていました。

でもアオザイって作るときに10か所以上も体のサイズを測って、ぴったりに作るんです。
だからもう着る勇気はありません。着られるかどうかも怪しいというか・・・今は無理でしょうね😱

なんにせよ、ベトナムと相性がいいのはうれしいことです。

このあとも友人がベトナムに赴任したので、3度目に行きました。
やっぱり縁があるんですね。必ず、理由があって訪れています。
また間違えられはしましたが、以前ほどではありませんでした。
逆に寂しかったです。

ただ私は日本にいるときは普通に日本人だと思われています。
私以外の家族は、そんな目には遭っていないようです。

日本人はもともと大陸から渡ってきた民族の、大いなる混血。

たまたま私にはベトナム系の顔が出てきたということでしょう。

だから私は自分の顔を「アジアン・インターナショナル」だと表現しています。残念ながら韓国系や中国北方系の要素はないようですが。

願わくは、顔だけではなくて文化交流に貢献したいものです。
何ができるか、考えてみましょう。

あなたもどこか外国で、「君はここの人だ」といわれるかもしれませんよ。そうしたら、ぜひ楽しんでください。

しばし「顔のルーツ探し」は難しそうですが。


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