口の中でプチプチはじける自家製イクラのしょうゆ漬け
1年に一度、この季節になるとイクラのしょうゆ漬けを作る。
家族3人の好物で、贅沢だが欠かせない我が家の風物詩。
秋のルビー色の口福をどうしても食べたくなる。
先日は雨の中、レインコートを着て自転車で買い物に出かけた。
「生筋子」がセールだったのだ。
魚や野菜も買ったけれど、お目当ては生筋子。
これがなかったらわざわざ雨降る中、出かけない。
北海道に一時住んでいたことがあるからなのかイクラは大好物で、独身時代からしょうゆ漬けを作っていた。
結婚して作ったら、酒好きの夫が目の色を変えて喜んだ。
贅沢といっても、ひと腹2~4000円。
外で食べることを考えればリーズナブルな値段で、家族3人何日も楽しめる。
選び方と作り方
生筋子はあまり小さな粒ではなく、少しほぐしやすそうなものを選ぶ。
でもへたれていてはダメ。シーズン終わりになると、膜の薄そうな元気のなさそうなものも出てくる。それはほぐしやすいけれど、つぶれやすい。
逆にシーズン初めは小粒が多いが、それだとほぐしにくい。
ちなみに普通の筋子は成熟前のものだそうだ。
私のイクラのしょうゆ漬けの作り方
日本酒を火にかけ、山椒を一振り。アルコール分を飛ばしたら、火を止めて冷ます。
生筋子はボウルに入れて、手が入る程度の温度(40~45度)のお湯をかける。
少し白くなるけれど、大丈夫。
手でゆっくりと膜からはがしながら、ほぐしていく。
筋を取り除き、何度か洗う。
なるべく白い膜などが残らない程ようにすすぐ。
ざるにあけて、少し置く。
冷ました日本酒に、日本酒と同量程度のおしょうゆを入れる。
イクラをつける。
二日後くらいからがおいしい。
冷蔵庫で1週間くらい保存できる。
泡だて器でほぐすとか、網でこするという人もいる。
そのほうが早くできるので、よかったら試してみて。
私もやってみたけれど、少しつぶれるし、それほど手間が変わらなかったので手ほぐしに戻った。
つぶれるのがもったいない、小心者💦
まず膜からはがし、それから筋を取りぞのいていく。
水を何度か変えて、浮いてきた白い膜や筋を静かに流す。
何度やっても浮かんでくるので、4,5回やって「もういいかな」と思ったらやめていい。
つけ汁もセットで買うときにつけてくれるけれど、私は作る。
市販のは少し甘いから。
うちはいろいろ試して、みりんも入れるのをやめた。
あっさり辛口が好み。
みりんを入れる場合は、お酒の量を半分にして、その分をみりんにするといい。
みりんの入れる味のほうが一般的。
ごはんにかけて✨お酒のお供にも
1日目はまだ色が浅い。
2日目くらいから、つけ汁がしみて色が深くなってくる。
キラキラした宝石のつぶつぶ。
鮮やかな朱色の中に、紅色のお目目がある。
容器に取り分けるときに、少し汁も一緒に入れていく。
汁にもうまみが出ている。
トロリ~ンとごはんにかけるのが、うれしい。
白いごはんに鮮やかなイクラ。
ピッカピカに輝いている!
イクラをのせたごはんをひと口・・・ぱくり。
柔らかな皮がプチッとはじけると同時に、トロリとうまみが口中に広がる。
凝縮感のある味、ほのかな甘みも感じる。
トロリンしょうゆ味を、ごはんが優しく受け止めて生かしてくれる。
ごはんの友。
最高!
日本酒のお供にも。
その時はほんの数滴、日本酒をイクラにそそぐと、これまたトロリとしてうんまい。
お酒が進むので、要注意。
大丈夫、イクラは体にもいい
イクラはプリン体が多いし(痛風になりそう)、カロリー高い(太りそう)、というイメージが強い。
でも最近は栄養効果が見直されているという。
血液をサラサラにするEPAや、血液サラサラかつ脳を活性化するDHAが多く含まれている。
これは「健康にいいからいっぱい食べよう」といわれる青魚に多く含まれているもの。
美しい紅色は抗酸化作用のあるアスタキサンチン。鮭やエビ・カニに含まれている栄養分。
アンチエイジングに効く。
そう聞くとうれしい。
罪悪感なく食べられる。
そんなにたくさんは買えないけれど・・・。
秋の味覚、いくらのしょうゆ漬け。
思っているよりも簡単にできる。
おうちでたっぷり食べられたらうれしい。
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