横浜のクラシックホテルに泊まって大人の時間を愉しむ至福
1927年(昭和2年)開業、その美しい姿を海に向けて建つ
ホテル ニュー グランド。
日本を代表するクラシックホテルの一つ。
何度か来たことはあるけれど、泊まるのは初めて。
昨日の旅の続きです。
福岡から来てくれた友人・ふうちゃんとの一夜。
山下公園のある海側から見た姿。左側が本館。
右側のタワーの新館に泊まった。
もっとも有名なのは正面玄関から続く大階段。
ここを登っていくと、ロングドレスを着たお姫様のような気分になる。
1階のコーヒーハウスで生まれたのが、ナポリタン、ドリア、プリン・ア・ラ・モード。
今回いただかなかったのは、残念だったけれど。
コーヒーハウスはまた来られる。
食は、中華街だったので。
館内を歩くとどこでも、しっとりと落ち着く空間が広がる。
2階のロビーは静かで、気品とともに包容力がある。
私たちはソファに腰を下ろしたら、動かなくなってしまった。
すとん、と落ち着いて。
その場でずっと語り合った。
部屋は新しいが、落ち着く。
何よりも窓からのの景色がすばらしい。
飛鳥Ⅱが停泊していたから、より美しくライトアップが見られた。
「ずっといたいね」
「1週間くらい滞在したい」
そういいあった。
朝食は、眺望の素晴らしいル・ノルマンディで洋食か、熊魚菴たん熊北店の和定食か。
本来は洋食だろうけれど。
私たちは「自分たちでは作れないものを食べたいね」と、たん熊へ。
これが正解で、繊細なお料理がおいしくて。
・・・きっとどちらへ行っても正解だったと思うのだけど。
さまざまな種類・たっぷりの量を、残さずにいただいて。
朝、大階段では花嫁さんが記念撮影をしていた。
夢のひととき。
歴史あるホテルの伝統の力。
重厚な空気感と漂う気品。
そして、身についたサービスの温かさにも、触れた。
慇懃無礼ではない、行き届いた気づかいとさりげない笑顔。
贅沢な一夜を過ごした。
昨日の中華街の続きです。
一泊二日が長く感じられた、久しぶりの「旅」。
贅沢と書きましたが、今はリーズナブルなパックがあってありがたかったです。
私とふうちゃんはすっかりファンになり、「またどこかのクラシックホテルに泊まりたいね」と次の相談をしたのでした。
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