心惹かれて、見て、楽しんで、感じたい『美術館は一人で行く派展』
美術館や美術展に行くのは好き。
だけど美大出でもないし、勉強をしていないから、見方は我流でいい加減。
好きだから、時どきnoteにも書くけれど、自信はまったくなくて。
ヒヤリ、ドキリとしながら書いている。
お料理だって、資格はもちろんないし、お料理学校に通ったこともないので、自信はない。
コンプレックスだらけだ。
勉強は大事。
そう思う。
一方で見ながら、考えながら、感じながら・・・ということもあっていい・・・って思うんだけど。
日本はその辺、厳しくて。
アートは知識のある人と、ない人の見方はかなり違うのは知っている。
だからもっとお勉強したいんだけど。
範囲が広すぎて、追いつかな~い!
って、ぜんぜんちゃんと勉強してない・・・
そんな時にこの本を読んで。
山内マリコさんの、このコラム、読んだことあったなあ。
なんだか自由。
好きに書いている感じ。
でも山内マリコさんは、大阪芸術大学なんだから、お勉強したのでは?
映像学科だけど。
アート界と無縁とは書いてあるけれど。
アート界とは無縁でも、アートはお好き。
7年間、基本ひとりで回った美術館・美術展を書いたコラムをまとめてある。
もう開催されていない展覧会だけど、読むと、楽しい。
私が見た展覧会もある。
ぜんぜん、感想が違ったっけ。
それでいいんだよね。
家族で行って、みんな好きな絵が違った。
見方も違った。
この本だと、今まで考えてきたこととか、背景とか、趣味とか好きなこととか、うわ~~っと出てきて。
それがおもしろい。
絵を見ながら、こんなことを考えていたんだっていうこともわかって。
「自分にとっては、もう過去」
「こみすぎて、こわい」
「このしみったれた気持ちを、森高に歌ってほしい」
思いはあっちこっちに飛ぶよね。
知識もあるけれど、ちょっとミーハーなところや、かわいいもの好きがあって、そこがかわいくて。
「アート勉強してない」私にも手を差し伸べてくれる感じ。
過去の美術展というよりも、「こうやって見ていたんだ」を知る。
だから、私が見たら、私の思いになる。
紹介じゃなくて、思いや考えなんだな。
楽しく見ようよって。
だからまた、ふらりといって、自分の目で見る。
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