見出し画像

マーケティングで「読まれる・売れる」noteづくり

 本業でマーケティングをしているずっきーです。

 マーケティングと一口に言っても、それは大変広義な意味を持ちます。有名なところでいうと、マスマーケティング、インバウンドマーケティング、ダイレクトマーケティング、ゲリラマーケティング…etc。さらに、これらのマーケティングはさらに細分化されていきます。

 なので、一言で説明するにしてはマーケティングは奥が深く、本当に難しいのですが、このように定義づけられることが多いです。

マーケティング=売れる仕組みをつくること

いや、ざっくりすぎ!!と思われる方も多いと思います。おっしゃる通りなんです。もう少しだけ噛み砕くと、マーケティングとは下記の4つのアクションから成り立ちます。

◆市場調査:お客様の需要があり、商品が売れるか市場調査する
◆販売戦略の立案:どの顧客に、どの程度の価格の商品を売るか立案する
◆広告宣伝活動:顧客に商品やサービスの存在を知ってもらうための宣伝活動
◆効果検証:マーケティング活動が売上に結びついているかを検証する

 これらを順序立てて行っていき、売れた!売れない!を繰り返していくのが、マーケティングのお仕事になります。
 企業によっては、いずれか・もしくはすべての手順をアウトソーシング(外注)するなんてこともありますね。

note×マーケティング

じゃあ、
noteとマーケティングに関係があるの?

 答えは、あると思います。正確にいうと、noteで収益をあげたいという方は、マーケティングをする必要があると思います。
 反対に、noteは趣味でやっているから、マネタイズ(収益化)なんて興味ない!という方には必要ありません。

 これは自論ですが、noteほどノーリスクで収益化を目指せるコンテンツは、なかなかないと思います。必要なものはネット環境とパソコン、もしくはスマホさえあれば、だれでも有料記事を販売することができます。
 つまり、原価ゼロ、在庫ゼロのノーリスクで売り上げを立たせることができる、というわけなんです。

 現代は多くの副業があります。特に単価の大きいwebデザインやプログラミングというのは、未経験からスタートしようと思うと、スキルを習得するのにも、コンテンツを販売するのにも、それなりの投資が必要です。
 もちろんスキルを身に着けて、売り上げが立つようになれば、単価が高いのですぐに投資分を回収することもできます。

 ただ、売り上げが立たない場合のリスクもあります。プログラミングスクールに通っている途中で「自分には合わない!」と学びを止めてしまったり、というのが一つの例です。競合も多いので、単価の高い仕事を取るのは簡単なことではないんですね。
 それはそれで勉強になるのでいいと思いますが、スクール費用は高い高い払い損になってしまいますよね。

 少し脱線しましたが、本業以外に収入が欲しい人(副業)や自宅にいるスキマ時間で収入をあげたい人にとっては、noteはすごくおススメだということです。僕もいくつか副業をやりましたが、noteはその中でも収益化対象が広いと感じるコンテンツです。

 それでも、500万人を超えているユーザーの中で、収益化しているユーザーは約10万人程度(2022年4月時点)。僕はもっと増えていいと思っています。
 収益化できるユーザーが増えることは、売れたユーザーが喜ぶのはもちろん、note株式会社にとってもメリットが大きいんですよね。なので、基本的にnote側もマネタイズする人が増えることに対して積極的なんです。

小説やエッセイ、漫画、レシピや演奏音声、ビジネスに役立つ記事や映像や写真など。noteには、さまざまな創作があふれています。これらのコンテンツを販売し収入を得ている人が、10万人を突破しました。

note株式会社より

 ここ1か月多くの方の無料noteを読んでいて、「これ、有料でもおかしくないぞ!」と思うことが何回かありました。今回このnoteを書くに至った経緯としては、そんなnoterさんも収益化に踏み出したらいいのになぁという、よく分からないお節介な想いからです。

 と、偉そうなことを書いている僕自身はどうなのか?という疑問を抱いている方も多いと思います。
 noteをはじめて約2か月、ひっそりと収益化を目指しはじめて3週間


僕のnoteでの今の総売り上げは…

ちょっと豪華なランチ1回分です!


 そんなに甘くはいきません。数千円です。本業でも多くの失敗を重ねているので、この程度ではめげません!
 そして、僕の中では収益の「0→1」を達成できていることが大きいととらえています。上記のとおり、僕はノーリスクで記事を書いて、それが1回のランチ代くらいにはなっているからです。

 まだまだnoteでは勉強不足の部分があるので、今後もnoteのシステム理解やnote独自のマーケティングへの深めていきながら、次は息子のおむつ1パック分を収益化できるように頑張っていきたいと思っています!

 前置きが大変長くなってしまいましたが、今回は僕が2か月のnote歴で学んだことから「note×マーケティング」で「読まれる・売れる」noteづくりについてまとめたnoteになります。
 おそらく、いま有料noteが売れ続けているユーザーは無自覚の方も含めて、マーケティングをしている方がほとんどだと思います。でなければ、どうして売れているのかが僕には分かりません(笑)。

 ここから先はマーケティングやnote収益化にご興味のある方のみ、お付き合いください!経験や知識はもちろん必要ですが、だれでもすぐに取り組める内容になっています。

 それでは、まいりましょう!




あなたは何を売っている人?

 noteは誰しもが有料noteを販売することができれば、誰しもがそれを購入することができます。まさしく表裏一体です。
 どんなに素晴らしい内容のnoteを書いたとしても、それを買いたいと思う人に適切にリーチしないと、その記事は売れません。当たり前と言えば当たり前ですね。
 裏を返せば、買い手心理を理解し、適切にリーチすることができれば、売れる確率は飛躍的に上がります。まずは、その原理原則をしっかりと理解することが必要です。

 現代人は買い物をするときに、その商品やメーカーについて簡単に調べられるようになりました。noteの世界においても同じです。

 有料記事を買う側の心理としては、まず自分が買いたいと思っている記事のジャンルを検索します。その検索結果から、良さそうだなと思った記事を購入するかどうかを検討するわけですね。

 だいぶ過程を割愛しますが、仮に購入検討者があなたの有料記事にたどり着いて、購入を検討する場合、何を見るでしょうか。

①プロフィール欄
②プロフィール記事(サイトマップ)
③ほかの無料記事

有料記事の書き手の何を見る?

 この辺りの優先度が高くなると思います。例えば、あなたの有料記事が「恋愛」について書かれていて、ユーザーも「恋愛」の記事を探していました。マッチングして購入を検討する際に、あなたのプロフィール欄に「恋愛」についての記述がなかったり、他の無料記事が「スポーツ」とか「お金」のことばかり書いてあるようだと、結局何を書いている(売っている)人なのか解像度が低くなってしまいます。

 解像度が低くなると「じゃあ、今回たまたま恋愛について書いただけなんだ」と判断されかねません。それがどんなに質の高い記事だとしても、です。もちろん他のジャンルの記事の質がそれぞれ高く、「この人が書いた記事ならどんなジャンルでもお金を払う価値がある」と思ってもらえたら素晴らしいことですが、それはなかなかハードルが高いです。まずは自分の得意ジャンルに絞っていくことをオススメします。

 本気でnoteマネタイズを目指すのであれば、まずはこれらのプロフィール周りから整理することをおススメします。

 ちなみに、僕のプロフィール欄は…。そう、ぐちゃぐちゃなんです(笑)。どう整理しようか、試行錯誤しております。

市場調査をする

 ここからはマーケティングの原理に当てはめていきます。まず、やるべきことは「市場調査」です。「どんな記事を書けば売れるのか?」という、大前提の部分です。

 ここに関して言えば、僕は何でもいいと思っています。正確にいえば「自分が興味を持っていて、それについて表現したいと思っていること」だと思います。「恋愛」「お金」など、多少売れやすいジャンルはあると思いますが、いずれにせよ自分が主体性をもって書けるジャンルでないと、記事に付加価値をつけづらくなります。価値がないと売れないし、売れないと続かなくなります。

 そのうえで、自分が書けるジャンルがどれくらいニーズがあるか、読まれている・売れている記事はどんな記事なのかを分析しましょう。売れている記事には売れている理由があります。丸パクリはもちろんNGですが、その傾向をつかみ、自分なりの考えや経験を加えることが、自分らしい記事に発展させることができます。

 note公式さんのコチラの記事も参考になると思います。

無料記事が有料記事の価値を決める

 個人的には、他のSNSで多数のフォロワーを抱えている人やインフルエンサー、スーパースターを除いて、いきなり有料記事を売るのは難しいと思っています。実際にはそれを成し遂げている方もいるとは思うので、そういった方は、一種のマーケティングモンスターだと思うことにしています。

 いま多くの有料記事が売れている人も、おそらくは数本の無料記事でアカウントの土台(信用)を築いてきたはずです。有料記事を販売する前に、いかに質の高い無料記事を出せるかは、極めて重要なポイントです。

 先ほども書きましたが、多くの有料記事"新規"購入者はあなたの無料記事を穴が開くほど読むはずです。そしてあなたが自分のニーズに合った記事を、料金に見合ったクオリティで書いている人だという信用を勝ち取れた時、販売につながっていきます。
 新規購入者の獲得はハードルが高いですが、あなたの記事に価値があれば、その購入者がリピーターとなる可能性は高いです。

 僕は多くの有料記事を読みました。その中で、実際に購入したのは2本だけです。購入しなかった有料記事の中には、無料部分に「〇〇部売れました!」みたいな宣伝を書いてあるものもありますが、実際に何部売れているのかどうかは分かりません。
 そんな場合も、無料記事を読めば大体のクオリティの察しがつくわけです。無料記事の質が高ければ〇〇部売れていて納得と思うだろうし、低ければその逆です。

▼▼▼僕が初めて有料記事を買った話はコチラから!

販売戦略を立て、宣伝をする

 有料記事が書けたら(書くのが大変なんですけどね💦)、戦略を立てて宣伝です。繰り返し当たり前のことですが、どんなにいい記事でもユーザーに知られなければ売れることはありません。
 まずは、あなたの存在、あなたのnoteの存在を積極的に拡げていきましょう!宣伝活動としては、大まかにこのようなことが挙げられると思います。それぞれの効果的、具体的なアクション方法については別の記事でまとめてみようと思います。

記事を書き、露出を増やす
→毎日投稿をする必要はありませんが、無料記事を積み重ねていき、アカウントを育てていきましょう
営業活動をする
→スキ、コメント、マガジン追加などは他ユーザーに自分の存在を認知してもらうことにつながります。それぞれ、効果的なやり方があると思うので、別記事でまとめてみます。
SNSの活用
→noteだけで露出を増やすのは結構限界があるので、XをはじめとしたSNSを利用して記事を拡散していきましょう。Xはnote同様に文字コンテンツのSNSなので、比較的相性がいいと思います。
ファンを集める
→フォロワーの中には、あなた自身やあなたのnoteを応援してくれる方もいらっしゃるはずです。「フォロワー数=ファン数」という単純は話ではないと思いますが、フォロワー数が多くてマイナスということはありません。個人的にはその中でも、あなたのアカウント・noteの成長を応援してくれるフォロワーを増やしていくことに意義があると思います。
記事紹介をしてもらう
→影響力のあるユーザーに自分の記事を紹介してもらえれば、その広告効果は大きいです。noteは比較的自由なプラットフォームなので、インフルエンサー的なユーザーの背中に乗らせてもらうということも、不可能ではないと思います。

 この他にもたくさんの広告宣伝活動はありますが、これらの活動をまずは地道にやっていくことが大事だと思います。

僕の有料noteの場合

 僕が現在有料として販売しているnoteは、こちらの一本のみになります。

テーマ:note公式「今日の注目記事」選出された理由の考察と自己分析
ターゲット:「今日の注目記事」に選ばれたいと思っている方

 上記のような販売戦略と宣伝活動をいくつか試してみました。その一つの成果がこれです!

「note公式」で検索すると、
僕の記事が4番目に表示されます

「今日の注目記事」や「公式マガジン」の選出を目指したい、そのコツやノウハウを知りたいと思う方は、「公式」や「note公式」、「注目記事」などと検索する確率が高いです。ちなみに「note公式」で検索される記事は約10,000記事あります。その中での4番目になるわけです。

 もちろん1番上に表示されるのが望ましいですが、4番目でも検索結果の最初の画面でギリギリ表示されます。つまり画面をスクロールする前に表示されるのです。これの広告効果は結構大きいです。

 この辺のノウハウはコチラの有料記事で公開しています!ご興味ある方は是非!

「注目記事」は1番上でした。
これは総数約8,000記事です。

いつ買うか、今でしょ!をクリエイトする

 例えば、あなたが「半袖の白いTシャツ」が欲しいと思っていて、ネットサーフィンでたまたま、知らないメーカーが出している手ごろな値段のTシャツを見つけました。

買いますか?

 おそらくこのタイミングで即決で買う人は少ないはずなんです。知らないメーカーだからちょっと怖いし、じゃあ調べなきゃだし、商品の品質が分からないからレビュー見なきゃだし。なんか面倒くさくなってきたな。
 そもそも今すぐ必要なわけじゃないから、また今度ユニクロに行ったときに買えばいいや。こんなオチです。

 人間の購買意欲は一過的な部分も結構あるので、熱が一気に冷めてしまうこともザラです。
価値のある商品を、適当なターゲット層に適切にリーチさせても、多くの商品は売れないんです。  だから、マーケティングというのはとてつもなく奥が深いんですよね。

 ではどうすればいいか、というと「今買わなきゃ!」という購買心理をユーザーに抱いてもらわなくてはいけません。競合がいる場合は、ここで大きな差がついたりします。

 みなさんもよく目にする、耳にするような戦略はこの辺でしょうか。

付加価値販売
「今買えばおまけで〇〇がついてくる!」。たとえば「投資」に関する有料記事を販売して、「今買えばおまけで資産1億超えの私の保有株リストプレゼント!」とかですかね。「今買えば」というのがミソで、どうせ買いたい記事なのであれば、「次のタイミングではおまけがなくなっているかもしれない」という心理が働き、即決を促します。僕もこの手法に弱いです。
限定販売
「限定〇部までオトクな〇〇円で販売」。僕はこの手法にも弱いです。どうせ買うなら安い方がいい!と思うのは当然の心理なので、この手法も即決を促すのに効果的です。
レビューPR販売
→実際に記事を購入してくださった方の反応(コメント等)を記事の無料部分に組み込みます。一般的にいう口コミみたいなものですね。「購入者の声」というのは、検討者に一番響く声です。実際にこの声を掲載することは、極めて効果的な手法です。

 noteでいえば「拡散(応援)してくれたら無料販売」「返金可能販売」なんて方法もあります。この辺も使い方によっては、絶大な効果を発揮します。

 ユーザーが記事までたどり着いて、購入を本気で迷っているというところまで来たら、本当にあと一歩なんです。最後の最後に購入の背中を押すというアクションが簡単そうで、実は一番難しい部分でもあるんですね。

 内容に自信があり、愛されるアカウントづくりに成功しているんであれば、素直に「買ってください!」「このnoteを読めば、〇〇円(販売価格)以上の利益をあなたにもたらします!」なんていうことを、無料のリード文で書いてしまうというのも一つの手法だと思います。

効果検証は手を抜かない

 効果検証はマーケティングにおいて、極めて重要な役割を果たします。売れた・売れないも、もちろん大事ですが、一つ一つのプロセスの良し悪しにまで目を向けましょう。

 アカウントの露出は増えたけど、無料記事の質が低くて信用が得られなかった。効果的にユーザーに届けることができたけど、買う理由を創り出すことができなかった。などなど。

 最初のうちは基本的にうまくいきません。本業で営業企画やマーケティングを丸6年やってきた僕も、noteでは3週間頑張って数千円の利益をあげることしかできていません。

 1日のうちnoteに向き合える時間も限られているし!そもそも本業じゃないし!といった色々な言い訳はできちゃうのですが、そんなことはどうでもよくて、しっかりと結果を検証して、さらに収益をあげていきたいと思っています。

まとめ

 ここまで読んでいただきありがとうございます。冒頭にも書いたとおり、noteはクリエイターの創作と、収益化を応援してくれるありがたいプラットフォームだと思います。

 書くことが好きで、それが収益につながるのであれば、noteでマネタイズにチャレンジしたいと思っている方も多いはず。そういった方は、まず行動してみることをおススメします!

 今回、僕もnoteマーケティングについてまとめてみましたが、他にもマネタイズについての素晴らしい記事を書いていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
 僕も他人の良いところはどんどん真似て、ノーリスクでチャレンジできるnoteを最大限活用していきたいと思っています。

 まだまだ大した実績のない僕ですが、アカウントの方向性とか、マーケティングの方向性とか、簡単なご相談には乗れますので、noteクリエイター問い合わせページやXのDMからメッセージください!

 今後もマーケティングの側面から、トライ&エラーした内容をnoteでまとめていこうと思っています。
 皆さんもぜひ応援してください!僕も皆さんを応援しています!お互いに頑張りましょう!

 もし、今回の記事に価値を感じてくださったら、スキやフォロー、オススメ、サポート等いただけると大変嬉しいです!!!


この記事が参加している募集

#スキしてみて

529,721件

#noteの書き方

29,555件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?