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子供に社会性を教えるのは親の役目ではないでしょうか

今日は姑世代が小うるさいことを言う内容なので、読みたくない人はスルーしてください。

子供が走り回ったり、好き放題にやっていても放置している親は結構多いものです。ママ友にもそういう人は数多くいましたし、今もそういう親に遭遇することはあります。

そのような親に限り、そばに子供の面倒を見てくれる他人がいると、その人に自分の子供を丸投げし、好きなことをしています。それを見ていると、「この親にしてこの子あり」だと思ってしまうのは私だけでしょうか。

人は社会性がゼロの状態で生まれてきます。だから、生まれてからの年数が浅く、社会性に乏しい幼い子供が、周囲に迷惑をかけるのは当たり前の話です。私たち大人も、そうやって周囲の人に迷惑をかけながら育ってきたわけです。

また、そのような野生味あふれる子どもを育てる親の苦労も、子育て経験がある私はよく知っています。

うちの子もさんざん周囲に迷惑をかけました。時に世間の冷たい視線にさらされ、恐縮しながら子育てしてきましたので、子供が周囲に迷惑をかけていても、一概に子供やその親を責める気持ちにはなりません。

だから、多少の子供の狼藉については、「子供だからしょうがないよ」というスタンスで行きたいと思っています。

しかしながら、迷惑をかけている子供の親自身が「子供だからしょうがない」と思ってはいけないと思います。

また、見かねて注意した人に逆ギレしたり、子供にやりたい放題やらせたりするのは、いかがなものでしょうか。

子供は親を見て育ちます。親自身が「子供だからしょうがないよ」と子供のおかしなふるまいを放置していれば、子供は親が自分の迷惑行為を容認していると思い、いつまでたっても社会性は身につかないでしょう。

そう考えると、やはり、「善悪の区別」や「何が迷惑行為にあたるか」といったことを教えるのは、親の仕事だと思うのです。

とはいえ、子供は本能で生きています。だから、一度や二度言ったところで聞く耳は持たないでしょうし、普通に注意した程度ではダメな場合も多いでしょう。そこが、子育ての大変なところです。

それでも親は、子供が迷惑行為を行うたびに、それがいけない行為であると、くりかえし注意する必要があります。時に強く叱らなければならない場合もあると思います。

それは、子供が社会で周囲の人と良好な人間関係を保ちながら生きていく力を養うために、必要なことではないでしょうか。

どんなに子供が周囲に迷惑をかけていても、親がそれに毅然とした態度で臨んでいれば、「自分もああいう時期を通ってきた」と、その親子を温かく見守る人も多いでしょう。

けれども、子供が周囲に迷惑をかけていても意に介さず、放置している場合は別です。その親自身の社会性を疑い、どうしても冷ややかかつ批判的な目で、その親子を見る人が多くなるでしょう。

「社会が子供に冷たい」「子育て中の親に理解がない」と思っている親御さんにあえて問います。

「あなたは、子供が迷惑行為を行ったとき、どのように対応していますか?」

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