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劇団ミュ、旗揚げ公演ミュージカル「Liebe シューマンの愛したひと」に茅原実里さんが出演したので観に行きました!!

今回はミュージカルを観に行きました。演目は「Liebe シューマンの愛したひと」。私の最推しである茅原実里ちはらみのりさんが出演したから行ったのですが、観終わってみれば考えさせられることや学びも多い観劇でありました。


<本記事をお読みいただくにあたり>
本記事においてはいわゆるシナリオ的なネタバレはしないよう配慮して執筆しております。シューマンとクララに関する史実的な記載はしていますが、それはネットで調べたら誰でもわかる範囲に留めており、脚本自体の魅力をいたずらに露出するものではないよう配慮しております。万一記載に問題があるようでしたら、ご連絡いただけましたら対応させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。
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連絡先:CQF01770@nifty.ne.jp 久保田裕之(chitoseArk)宛

劇団ミュについて

劇団ミュとは、脚本家・舞台演出家である岡本貴也氏が「ミュージカルをやりたい」という強い想いから立ち上げた劇団です。

劇団Webサイトによれば「ニューヨークのオフオフブロードウェイのように、東京でも、小さくて上質なミュージカルをお届けする」とのこと。また今回公演のリーフレットには「大企業にはできなそうな、劇団ならではのオリジナル・ミュージカルをたくさん作っていく予定」との記載もあり、主催者である岡本貴也氏の意気込みが伺えます。

当日販売されていたシナリオ。

今回本記事で紹介する「Liebe シューマンの愛したひと」が劇団ミュの旗揚げ公演となりました。あまり劇を観ることのない私ですが、そのような記念すべき舞台に立ち会えたことは極めて幸運だったかもしれません。

「Liebe シューマンの愛したひと」公演について

この公演は下北沢にあるシアター711という劇場にて、1月27日~2月5日まで行なわれました。実にこれをアップした本日、無事千秋楽を迎えられました(関わったすべての皆様、本当にお疲れさまでした!)。

公演ポスターより一部抜粋

公演はチーム#(シャープ)とチーム♭(フラット)の2チームにて、同演目をダブルキャストで上演する形式。私のお目当てである茅原実里さんはチーム♭にて、主演のクララ・シューマンを演じました。

会場のシアター711はこんな感じ

ということで行ってきましたよ下北沢、シアター711。

ちなみに私は1月28日(日)の振り替え公演で2月1日(木)に行きました。当日は同様に振り替えでこの日になったみのりん(茅原実里さん)ファン同志の方がたくさんおり、ちょっとしたみのりんイベみたくなってました。

鈴なり横丁という劇場と飲食店街が併設された建物の一角にシアター711はありました。

ここがシアター711…ではなくて!!ここは鈴なり横丁1階の飲食店街。映画セットのようなその光景に「もしかして今日の会場ってこれ?」とか思ってしまいました!!(シアター711さん超ごめんなさい)

本公演の告知ポスター。興奮と期待に胸が高まります。

特典のグッズをいただいてしまいました。
わーいみのりんみのりん…💕

クリアファイルにはご本人のサインとともに
「愛を込めてクララを演じます。よろしくお願いします!!」
というメッセージが書かれています。

ここがシアター711の中(座席より、観劇後に撮影OKというのを確認したうえで撮っております)。

ちょ、いくら何でも小劇場過ぎるでしょこれ!?
座っている人とステージの広さを比べてみると、その空間の密さが見て取れるかと思います。
この中で10人とかの人数が入れ代わり立ち代わり出てきては歌い踊る様子が皆様に想像付くでしょうか…?

これが劇場の街と呼ばれる下北沢のスタンダードなのか…。
感想めいたことは後で述べますが、その演者との距離の近さと迫力に、私は100分間圧倒されっ放しでした!!

劇中ずっとBGMのように演奏され続けているビアノ。このミュージカルは当時の音楽家たちを主題とした演目ですので、演奏がとても重要な役割を果たしています。役者たちが演技している傍ら、こちらのピアノからは常に上質なメロディが演奏され続けています。中には誰もが知っている超有名なあの楽曲もあったりして…?

左側には小道具のテーブルと椅子が。これらの出し入れやレイアウトの切り替えも瞬時と思えるほどの素早さで行なわれるのです(それも演者たち自らの手によってです!)。達人の技をまざまざと見せつけられました。

「Liebe シューマンの愛したひと」ってこんなお話

この物語の舞台は19世紀のドイツ。音楽界においてはリストやショパン、そしてメンデルスゾーンが華やかに活躍していた頃のお話です。

19世紀、ドイツ​……。

天才ピアニストのクララは、その夫ロベルト・シューマンを深く愛していた。

しかしシューマンは精神を病んで夭折。その後のクララ一家の面倒を看たのは、かのブラームスであった。

ブラームスはシューマンの弟子。なのに彼は、師匠の妻を愛してしまったのだ。

クララの愛が揺れる。その行き着く先は……!​

事実をもとに織りなす、深く美しい、愛のミュージカル!

劇団ミュ「Liebe シューマンの愛したひと」公式Webサイトより引用

「事実をもとに」と書かれている通り、劇中に登場するシューマンやクララは実在した人物であり、その物語は実際に起こった出来事がベースとなっております(私は音楽の授業を斜め聞きしてたためか、シューマンもクララも存じ上げておりませんでした)。

なので私はこの劇を観たあと、お二方についてネットでいろいろ調べてみました。ロベルト・シューマンは「トロイメライ」という有名な楽曲の作曲者で、その妻となったクララは歴史上最初の女性ピアニストとしてその名を知られているようです。なおクラシック界隈に詳しい私の妻にクララについて聞いたところ「だめんずの旦那と結婚して苦労したかわいそうな奥さん」という答えが返ってきました(劇のストーリーを思い返しても、この評はあながち間違っていないような気がします)。

この2人を巡る物語をより深く知りたい方は、シューマンやクララを巡る伝記などを読んでみるのも良いかもしれません(下記Webサイトにてクララ・シューマンの伝記全文を読むことが出来ます)。

書籍で読みたい方はこちら。

なおロベルト・シューマンの音楽を聴いてみたい方はこちらのYouTubeを観てみましょう。その曲名は知らずとも、聴いたら「あぁあれか!」と思わず納得する、何故だか聴き慣れた音楽です。

岡本貴也氏と茅原実里さん

歌手・声優としてのキャリアが輝いている茅原実里さんですが、実は演劇や朗読劇もいくつかこなしておられます。

特に岡本貴也氏が脚本・演出を行なったものをあげていくと、先ずは2013年に開催された朗読劇「私の頭の中の消しゴム」。若年性アルツハイマー病に冒され、大切な想い出や愛の記憶すら消えていく妻を、夫が大きな愛で支え尽くす、壮絶かつ美しいラブ・ストーリーです。現在も開催され続けている朗読劇ですが、茅原実里さんは5回目公演(5th letter)にて妻の薫役を演じられました。

そして昨年末に河口湖円形ホールにて行なわれた茅原実里さんの一人芝居「ヘルプミー」。ひょんなことから事件に巻き込まれ、河口湖円形ホールの中で繰り広げられるドタバタコメディー。この脚本で岡本氏は茅原実里さんの思いを汲み取り、富士河口湖町の周辺施設を極めて自然な形で物語に登場させ、地元密着のエンタメを作り上げました。

私が書いたnoteもよろしければご覧ください。

そして今回の公演「Liebe シューマンの愛したひと」。みのりん(茅原実里さん)にとって初の挑戦となるミュージカルです。

岡本貴也氏と茅原実里さん。お二方の演劇に関する価値観って一致しているのかどうなのか、気になります。

実は昨年末行なわれた「ヘルプミー」のパンフレットにそのあたりのことが書かれている部分があるのです。少し長くなりますが引用します。

茅原:生声で届けるミュージカルということで、まさか逆にお声掛けいただけるなんて思いもしなくて嬉しかったです。ミュのワークショップに参加したのですが、すでにそこでいただいたものも大きいんですよ。男性の方と見つめあって歌うという課題をやった後に「弱点が見つかったよ」と言われたんですね。「自我を消してください」と。それが、お芝居の一番の敵なんだそうです。
岡本:わかりやすく言うと、演じている途中で「あっ間違えた」と思ったり「こう見せるために、こうしよう」と役をコントロールしようとするような意識をみんな消して欲しいということです。役者はみんな、自我がゼロになる訓練をしたうえで、作品によってそれをどれくらい取り戻していくのかという戦いをするんです。シリアスはほぼゼロ、コメディは少し見せた方が良い、などとバランスを養っていく感じですね。

「ヘルプミー」パンフレットより

いやいやいやいや、岡本さん、それひとつも分かりやすくないですから!!

これを受けた茅原実里さんは「…難しいです」って返してるけど、正直私もその真意を測りかねています。

役をコントロールしようとするような意識をみんな消したら、もうそれ仕事じゃなくないですか?

どんな仕事だって「何をどれだけ達成できたら成功」「どのようにそれを達成するか」といった目標を設定し、それを目指していくものでしょう。そういう意識を自我って言うかどうかは言い方次第だと思いますが、それを消し去って行なわれる演技は果たして演技の形を為すのか否か。

いや…岡本さんが言いたいのはそういうことじゃないのでしょう。たぶんこの方の真意はよく言われる「考えるな、感じろ!」っていうニュアンスに近い世界なんだと思いますが…(違っていたらすみません)。でもこのことを茅原実里さんはご自身でどう受け止められたのでしょうか?

茅原実里さんが岡本貴也氏のご指導をすべて受け入れ、納得してクララという役を演じ切るのであれば、私ら観客としては何も言うことがありません。まぁ、「ヘルプミー」パンフレットのやりとりを見ている限りでは、お二方の間柄がギクシャクしているようには思えませんでしたが、初めてミュージカルに挑戦する茅原実里さんが、ご自身が為すことに対して十全に理解して本番を迎えることができたのかどうか。そこはファンとしてちょっと気になるところです。どうしても。

みのりん大丈夫かな…

茅原実里さんがご自身のvoicy放送「そんなこんなで、茅原実里です」1月30日の放送で「Liebe シューマンの愛したひと」の話題に触れ、こんなことを仰っていました。

もうねホント稽古してて山あり谷あり。いろいろあるんだけど、もう多分ね私は谷の方が多いかも知れない。んー、稽古終わって、電車の中とか、家までてくてくしているときに、もうこんなに泣いてるのって初めてかもしれない。もう何か学生の頃を思い出す。出来なくって泣くっていう、もうまさに「響け!ユーフォニアム」の久美子みたいな。「もっと上手くなりたい!」って(笑)。もうやってもやっても出来ないことばっかりで。でも新しい挑戦ってそういうものだよねーきっと!「もう初めてのことなんだもん当たり前だよ」って励ましてくれる人もいて。

voicy「そんなこんなで、茅原実里です」1月31日放送より

あのみのりんが…まさかそんな。

いやミュージカルが初めてだからって言っても、みのりんはこれまで数多のステージで歌い踊ってここまできたじゃないですか。演技だって、これまで声優として培ったキャリアがあるし、それにあんな難しい一人芝居を二度も成功させているではありませんか。そんな彼女を、何がここまで追い詰めているのか…。心配にもなるというものです。

voicy放送はさらにこう続きます。

最初から本当に一番の高い壁は「歌」でした。ミュージカルの歌っていうのはもう本当に難しくて。まだまだしっかり掴めてなくって。すべてが台詞だと思って歌うけど、気付けば普通の歌に戻ってたりとかして。指摘されないと自分でも気づけなかったりとかもしてね。もうめちゃめちゃ、歌いグセ、私、いっぱいあるので苦戦してます。でもね、必ず皆さんに届く歌に仕上げたいと思っているので、頑張ります!!

みのりんがご自身の最も得意分野である歌で苦戦されてる…?普通の歌じゃない歌って何よそれ?歌いグセってみのりん特有のあの発声のこと?あれはみのりんの歌手としての価値を唯一無二のものにしている特徴で、そこを否定したらそれはもう茅原実里じゃなくなってしまうんだけど…。

私自身、あんまりミュージカルが分かってないところがあるから(宝塚ぐらいしか見たことないし)、みのりんの苦悩にどこまで寄り添い、共感できているかは正直言って分かりません。

だけどやっぱり、胸が痛くなる。どうしても。
ファンだから、それはもう仕方ない。

ともあれ、それでもみのりんが「頑張ります!」と言って前に進むと決めているのだから、私たちにできることはその挑戦を真正面から受け止めることのみ。ええ、たとえそれがどんな結果であろうとも!

こうして、期待と不安が混じりながらも「Liebe シューマンの愛したひと」の公演日がやってきたのでした。みのりんがミュージカルに挑戦するの初めてなら、私がこのようなミュージカルを観に行くのも初めてです!

ということで、再び会場であるシアター711に視線を戻します。

みのりん、負けないで。
「天上天下」のときのことを思い出して。

クリアファイルを持つ手に、力が籠るのが自分でも分かりました。
祈るような気持ちで、劇場の中へ。

みのりんのみどころ

振り返ってみれば、私は茅原実里さんがいわゆる一般的な「演劇」をしてる姿をこの日初めて見たような気がします。

私が観たことがあるのは、いわゆる声優同士で行なわれる朗読劇、そして年末に河口湖円形ホールで行なわれた一人芝居。どちらも演技を伴うエンタメではありますが、いわゆる通常の「演劇」と呼ばれるものとはその様相を異とするものでありました。

今回は他の演者がいますから、その掛け合いもあります。舞台装置もしょっちゅう切り替わります。朗読劇と違って目まぐるしく動き回ります。そう、これまでの茅原実里さんの演技キャリアの中ではおよそ見たことがなかった一般的な「演劇」です。

歌手・声優という領域で長年のキャリアを持つ茅原実里さん。まして今回のこれはミュージカル。歌も!踊りも!演技も!彼女の持つ武器全部出しみたいな、ファンにしてみればそんな贅沢で至福なことがこの世にあっていいのみたいな、そんな垂涎の舞台でありました。

それもこんな近距離で拝めるのですよ!!

客席からこの距離。私が座っていたのは前から5列目ですが、舞台と席の間が数mしか離れてません。ましてこれ最前列にいたら「目の前」ですよ!!

演者の笑顔が、怒りが、驚きが、歓喜が、真正面でダイレクトに伝わってくる…これが、これが小劇場の魅力!!演目が始まるまでホントにここでやる気なのかと訝しんでいた自分を蹴飛ばしたいくらいです。

話を戻しまして、みのりんですよ!!

臙脂えんじ色めいた品のいい赤い衣装に身を包んだクララ。9歳の女の子として登場したかと思えば、物語の進行に従ってあれよあれよという間に成長し、恋を知り、やがてロベルト・シューマンと真剣に愛を結ぶ年頃に。結婚後は何かと不安定な夫を支えつつ、育児と生活のためのお金を稼ぐ多忙な妻としてその身を捧げ、夫の死後はブラームスの後援者として活躍しながら老衰に向かっていく…。そんな壮絶な人生を生きたひとりの女性をそれぞれの場面ごとに年相応の演技力で演じ分けたこと、それはまさに彼女がこれまでおよそ20年に及ぶ声優人生で培ってきた真価であると感じました。

演技の面で補足すると、特に印象に残った場面が2つありまして。

ひとつはある出来事がきっかけでクララがロベルトに腹を立てるシーン。それまでのちょっと子供じみたクララが一瞬で冷めた口調に変わり、その場の空気を一気に凍り付かせてしまう。以前にやった朗読劇「ラヴ・レターズ」のときもそうなんですが、みのりんは怒った時の演技が本当に凄まじくて、まるで瞬間湯沸かし器のように一瞬で機嫌が悪くなるんですよね…。こういうときのみのりんっていつ見ても衝撃的で、ときどきこれ演技なのか本人の地なのか分からないときがあるのです(笑)。あれ、もしかして岡本貴也氏が言ってるのって、ひょっとしてこういうこと?

もうひとつは老年期のクララ。そう、どんな可愛くて素敵な少女もやがて年を取れば相応の老女になるのですよ。クララは享年76歳だったそうですが、このミュージカルでは何歳のクララが登場したのか?史実と劇の内容を見比べればおおよその察しが付きますが、まぁそこは深くは触れますまい。ともあれ、ひとりの人生を演じるということはその時間経過に伴う変化をも演じるということ。ファンゆえの贔屓目と言われるかもしれませんが、今回のみのりんはそこの演技力が際立って高かったように感じられました。

強いて言えば、課題は「歌」?

ミュージカルと言えば歌と踊りです。演技をしながら、台詞の一部が歌唱とダンスになっているという、あの独特の演出です。

みのりんの歌と踊り。素晴らしかったと思いますよ。これまで数多の大きなステージで歌い踊ってきたそのキャリアは、ここ下北沢の劇場でも如何なく発揮されたと思います。

なのですが。

先に述べたvoicy放送でのみのりんの悩みごと。「最初から本当に一番の高い壁は「歌」でした。ミュージカルの歌っていうのはもう本当に難しくて。まだまだしっかり掴めてなくって」って、貴方ほどのシンガーが何をそんなに悩んでいるのかって…。

舞台を実際に見て、私はみのりんが何を悩んでいるのか、分かってしまったような気がするのです。

総じて劇団ミュの役者みんな、声量も演技力も化け物なんですよ。

およそ劇団の役者ってのはみんなこうなのかも知れませんが、何しろここの人たち、しゃべってても歌ってても声がめちゃくちゃ通ってよく響き渡るのです。普通の声優や歌手が場内アナウンスだとしたら、劇団ミュの役者の声は緊急避難警報みたいな感じで。もう歌が上手いとかそうじゃないとかの前に、その圧倒的な音圧で空間を一気に支配してしまうくらいのパワーがあるのですよ。20代の女性とかですらそうなのだから、いったいこの人ら普段何食べてて、どんなトレーニング積んだらこんな超人に育ったのかと思わずにはいられません。

なのでそこと比べてしまうと、確かにみのりんの声は細いと感じてしまう。みのりんの歌は好きだし、惚れ込んでいるけれども、そこの差は如何ともし難いと感じたのもまた本音です。

観劇後にみのりん界隈のファン同志と感想戦などして語り合ったのですが、

「普段マイクを通して仕事をしている歌手・声優と、ノーマイクで勝負してる演劇人とでは、どうしたってその差は出る。そこはもう住んでいる世界が違うのだから言っても仕方ない」

というような意見でお互いにまとまったと記憶しています(お付き合いしてくださった方々ありがとうございます)。

シアター711付近の「ダンダダン酒場」にて。

だけどきっとみのりんは、おそらくご自身で思うところがあるだろうなって思います。過剰なくらいストイックで、自らを追い込む彼女のこと。今回の「Liebe シューマンの愛したひと」が終わっても、悔いを残したまま終わらない気がするんですよね。ご自身が悩まれていた「歌」に対する課題を克服すべく、再びミュージカルという世界へリターンマッチしに戻ってくるような、そんな予感がするのです。

いやそれ、私らにしてみたら全然OKです!!むしろ望むところです。こんな近距離でみのりんを迎えられる機会が再び訪れるというのなら、そして歌手としてもさらに進化するみのりんを観ることが出来るのなら。

そんなこんなで、私の脳内で膨らむ勝手な妄想を書き連ねてしまいました。みのりんの心の内が本当のところどうなのかは知り得ませんが、まとめると「またこういうのやってください期待してます」ってことです!!

何か好き放題書き散らかした割にはキレイにまとまったので、今回の「Liebe シューマンの愛したひと」に関する観劇レポートはここらで締めとさせていただきます。長文お読みくださり、誠にありがとうございました!!

(了)


おまけ① 茅原実里さんの朗読劇&一人芝居noteまとめ

以下、新しいものから順にリンク並べていきます。
歌も素晴らしいけれど、演技のみのりんも見逃せません!!


おまけ② 茅原実里さん今後の予定

直近で発表されている茅原実里さんのご予定について主なもの(国内で参加可能なもの)を簡単に紹介しておきます。

オダイバ!!超次元音楽祭 フユフェス2024(2/24)

アニメやゲーム、インターネットから生まれる音楽など、多彩なジャンルの枠を取っ払おうという主旨のもと制作された音楽番組「オダイバ!!超次元音楽祭」(フジテレビ)のフェス。今回で第4回開催になるとのことです。


SOS☆感謝祭 夜の部:涼宮ハルヒの憂鬱「ワンダリング・シャドウ」朗読(3/10)

3月10日、埼玉県のところざわサクラタウンにて「らき☆すた」「涼宮ハルヒの憂鬱」両作品の感謝祭が行なわれます。茅原実里さんは夜の部の朗読劇に出演。「ワンダリング・シャドウ」は未だ映像化されていないエピソードであり、どのような脚本に仕上がるのか興味深いです。


朗読劇「魔法少女育成計画 double shadow」(3/16~17)

https://www.odd-inc.co.jp/stage/doubleshadow/

遠藤浅蜊氏原作のライトノベル「魔法少女育成計画」の朗読劇です。同作品シリーズの朗読劇としては第3弾にあたります。今回は茅原実里さんほか、南條愛乃、茅野愛衣、悠木碧、竹達彩奈、井口裕香、高垣彩陽など、出演する声優陣も豪華です。


Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 SPRING(3/30)

「アニメミュージックの魅力を世界へ」をコンセプトに2009年からスタートしたイベント。2024年で15周年を迎えることとのこと。茅原実里さんはSpecial Artistとして出場されます。


あとこれは直近ではないのですが、8月3日~4日、茅原実里さんが毎年開催していた河口湖ステラシアターのサマーライブが復活します!!

その名も“Historical Parade”(ヒストリカル・パレード)。茅原実里さん活動20周年記念として行なわれるこのライブは、歌手・茅原実里の本格的な復活を見届けることができるイベントでもあります。チケットは席によって異なり、何と最もリーズナブルな席は3,300円から予約可能となっております。

本記事に限らず私のnoteなどを見て、茅原実里さんの歌に少しでも興味がありましたならば、観光も兼ねて夏の河口湖いかがでしょうか。

夏の河口湖。
河口湖ステラシアター。

▲上記は2021年に行なわれたSUMMER CHAMPION 2021のレポート…というか、私の思いと河口湖で見たものを綴った記録です。


ということで、今年はたくさんみのりんに会えそうでホクホクです(喜)。
またいずれ、ミュージカルへの挑戦も楽しみにしています。

(今度こそ本当に了)

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