ちさかはるか(台湾に住んでる道産子)

令和になった日に北海道から台湾に引っ越してきました。その後、台湾人男性と結婚し、義実家…

ちさかはるか(台湾に住んでる道産子)

令和になった日に北海道から台湾に引っ越してきました。その後、台湾人男性と結婚し、義実家で暮らしています。初めてだらけの暮らしの中で考えている色んなことを書いてみます。 ○第1回主婦杯にて大共感賞をいただきました。

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わたしが台湾に来た理由

去年の5月1日。 日本中が、今日から新しい年号だという話題で持ちきりだった日。 わたしは荷物をたくさん抱えて、台湾の空港に降り立った。 4時間ほどのフライト中、不安をかき消すべく、日本語の文法についての本を読み込み、 入国カードには初めて観光以外のところにチェックを入れて、職業のところにこう書いた。 そう。 あの日わたしは、台湾で日本語教師として働くために、北海道から引っ越してきたのだ。 どうしてわたしがそういう道を選ぶことになったのか。 きっかけは2013年

    • 旦那不在の台湾生活の始まり〜3歳の娘とダウンした話

      台湾人旦那が海外出張に行ってしまい、台湾で3歳の娘と1対1で向き合わなければいけない日々が続いている。 私はそのことをたぶん重く捉えすぎてしまい、体調を崩してしまった。 発熱して、30度を超える真夏の台湾で、「寒い寒い」と震えながらも、隣で娘が汗をかいているのでエアコンを止めるわけにもいかず、ユニクロのウルトラライトダウンを引っ張り出して包まった。 その後、娘にも私の風邪がうつり、2人でダウンしていたが、なんとか2〜3日で復活。 毎回ダウンするたびに、もう2度とこんな

      • 台湾のコメダで過ごした母親節

        今日は「母親節」。台湾の母の日だ。 台湾に嫁いできてすぐに生まれた娘は3歳半になり、母として過ごす4回目の母の日。 旦那にどこか行きたいところはあるかと尋ねられ、間髪いれずに「どこにも行かなくていいから1人の時間がほしい」と答えた。 家族3人でどこかへ出かけるつもりだった旦那はその返答にがっかりしていたようだが、旦那に有料の遊び場に娘を連れていってもらい、3時間の1人時間を確保することに成功した。 1人でコメダ珈琲店に入る。 店内のBGMは日本語の曲ばかりで、置いてある雑誌

        • ホームシックになるマンガ『その女、ジルバ』

          以前、ドラマ化していた『その女、ジルバ』。 池脇千鶴の変貌ぶりがすごい!と話題になっていたので気になって見てみたら、 「40歳なんてまだまだ若い!女はこれからよ!」 みたいなセリフのオンパレードで、 当時30代前半の私にとって、「40で若いなら30なんてどうなっちゃうのー?」と、なんだかポジティブになれる優しいドラマだった。 とても好きなドラマで、思わず原作の漫画を大人買いした。 でも、いつも1巻の途中で読み進めるのをやめてしまう。 主人公はデパートの販売員とし

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        • わたしの台湾生活
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        • クロちゃんとミカンちゃん
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        • にほんご誤用研究
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        • 羊水検査のこと
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        • 離乳食
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          台北駅で1人でランチとデザートを調達した日

          私は今、台湾で生きている。 多分、周りからはそんなタイプに見えてない気がするけど、実はすごくチキンな私は、1人でお店に入るのが怖い。 日常会話くらいの簡単な中国語は話せるくせに、お店の人に声をかけるのにいまだに勇気がいる。 こないだ、2歳の娘を連れて台北駅へ行った。 着いたのはちょうどお昼の時間だった。 いつもママ友と台北駅でランチをする時は、駅の向かいのコメダに行く。 でも今日は、娘と私の2人きり。 何か娘にお昼ご飯を食べさせなくてはいけない。 いつものコメ

          台北駅で1人でランチとデザートを調達した日

          2歳の娘と、2泊3日で台湾の高雄へ

          私は台湾の日本語学校に就職して、台湾にやってきました。 新人だったので1年目はとにかく教案作りに追われる毎日。 2年目にはすでにスピード結婚していて妊娠中。 とそんな感じだったので、台湾に住んでいるのにあまり台湾観光をする暇がありませんでした。 そこで、台湾で国内旅行がしたい!と旦那にお願いし、春節(旧正月)に高雄旅行に行くことが決まりました! 私が住んでいるのは台湾の北部で、高雄というのは台湾の南部にある市です。 2歳2ヶ月の娘ちゃんがいるため、移動のしやすさを

          2歳の娘と、2泊3日で台湾の高雄へ

          台湾人旦那、フィリピンへいく。

          今月は、旦那がフィリピン出張に行ってしまい、娘と2人きりの毎日を過ごしている。 フィリピン。 行ったことないなぁ。 何かお土産を買ってきてもらおう!と目論んでいるけど、フィリピンといえばバナナしか思い浮かばないわたし。 フィリピンに留学していた友達に、色々おすすめを聞いてみた。 中でも美味しそうだったのが、ドライマンゴーにチョコがかかったもの。 チョコ好きなわたしにはたまらない! 激務と慣れない環境で疲れているらしい旦那に、呑気に友達に教えてもらったお土産候補を

          台湾人旦那、フィリピンへいく。

          恋愛はストイックじゃなくていいよ

          私の地元の親友Cちゃん。 出会ったころは、本当に普通の女の子だった。 真面目で冒険はしない感じ。 家が遠かったせいもあるけど、飲み会は一次会で帰ってしまうし、酔っ払っても下ネタはすごく嫌がる。 20代も後半に差し掛かっていたから、早く結婚したいね!って言い合ってた。 共通点は朝ドラの「あまちゃん」が好きなこと。 花火大会で花火を見ながら、あまちゃんに出てくるアイドルが歌ってた歌を2人で歌って踊ってた。 Cちゃんは真面目でお堅そうに見えて、ノリがいいのだ。 職場

          恋愛はストイックじゃなくていいよ

          「ドアから片足が出ている」ー帰りたがりの私の台湾生活

          趣味で勉強していた中国語を伸ばしたくて、1年くらい台湾で生活してみようと、1年契約の仕事を見つけて台湾へやってきた。 本当は、1年だけ住んだら、すぐに日本に帰るつもりだったのだけれど、色々あって1年も経たないうちに台湾人と国際結婚し子どももできた。 地元の友達からは、「ずっと台湾が好きで、そんなに好きだった国で暮らせて幸せだね」なんて思われていると思う。 でも私はずっと、「日本に帰りたい、地元じゃなくてもいいから日本に住みたい」と、そんなことばかり考えている。 この情

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          くまちゃん帽子が…

          仲良くしてもらっている日本人の先輩ママさんから、色々とこども服のお下がりをいただいて、可愛いものばかりで本当にありがたく使わせてもらっている。 ピンクのくまちゃんの帽子もそのうちの一つ。 ニット帽に、まんまるのお耳が二つ付いてて、可愛いのなんの。 これを被っている娘が可愛くて、結構気に入っていたんだけど、娘は帽子を脱いで振り回すのがブーム。 MRTの駅について、エレベーターを長いこと待ってやっと乗れて、ほっとして娘を見たら、あれっ?帽子がない! 慌ててもう一度外に戻

          娘の名前にまつわる不思議な話

          私は台湾人男性と出会って半年ほどでスピード結婚して、台湾で暮らしています。 結婚して二ヶ月後には妊娠して、娘は今一才です。 名前はめい(仮名)です。 独身の頃から、めいという名前にすると決めていました。理由は、母が本当は娘につけたかった名前だからです。父が私と姉の名前をつけてしまって、母の希望は通らなかったようなので、代わりに私の娘につけるねと約束していたのです。 妊娠がわかってすぐ、まだ性別もわかる前から、旦那に「めい」とつけたい!と言いOKをもらって、2人で「めいちゃん

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          台湾で子育てできてよかったと思うこと

          台湾に住んでいてよかったな、と思うところ。 それは、ママ友が作りやすいところです! 日本人同士というだけで、不思議な仲間意識のようなものが生まれます。 同じ台湾という場所で、がんばって生活している“日本語が母語”の仲間。 もちろん、台湾でだって、積極的に動かなければママ友は作れませんが… 私の場合は、Twitterで在台日本人の方々とやりとりするようになり、そこからお友達ができました。 私が産後のボロボロのメンタルで、暗いことばかりツイートしていたときに「大丈夫で

          台湾で子育てできてよかったと思うこと

          もう一度住みたい街

          わたしは今、台湾に住んでいるけれど、地元は札幌。 札幌は大好きだったけど、別な街にも住んでみたいという想いがずっとあった。 もともと台湾に住むのは1年のつもりだったけれど、そのあとは姉の住む関東に行こうと考えていて、台湾行きを決めた後、もうここで暮らすのは最後かもしれないと思いながら、雪の降る道を歩いていたのを覚えている。 冬はすごく寒くて寂しくなるけれど、雪が降ってくるのが街灯の灯りに写し出されている夜道はとても幻想的だ。 本当に、しんしん…と雪の降る音が聞こえるよ

          にほんご誤用研究「かねてから交際していた…」

          俳優の佐々木蔵之介さんがご結婚されました。 おめでとうございます! そのニュースをネットの記事で見たのですが、そこに、「かねて交際していた一般女性と〜」と書かれているのを見て、「あれ?“かねてより”とか“かねてから”って書かないの?」と思いました。 私はネット記事の誤字を見つけたと思ったのです。 ところが調べてみると、そもそも“かねて”という言葉自体に、“以前から”という意味があるのだそうです。 ですから、“かねてから”としてしまうと、“以前からから”ということにな

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          女子会みたいな恋愛妄想?!インスタライブ

          日本にいる親友がお友達とインスタライブをやるというので、しっかりカレンダーに予定を入れて、リマインダーまでセットして楽しみにしていた。 日本に帰れず会えない今、台湾にいても親友の顔がこうして気軽に見れるネット社会で本当によかった。 昔なら、高い電話代を気にしながら国際電話で声を聞くのがやっとだったはず。 今回のインスタライブは、楽しみなのとうっかり見逃すのではという不安で前日からドキドキしていた。 しかも私の住む台湾と日本では1時間の時差があるため、夜の7時スタートだ

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          事務所スタッフ総出でパイナップルケーキを手作りする話

          去年、中秋節が近づいてきた頃、近所の仲良しのおばちゃんから「今パイナップルケーキを作ってるからおいで」とLINEが来ました。 そのおばちゃんはポロシャツの襟や袖部分を作る工場の女社長です。第一子妊娠中だったわたしは、大きなお腹を抱えて、おばちゃんの工場へ遊びに行きました。 台湾では中秋節に、お世話になった方へ月餅などのお菓子や柚子(日本のとは違って大きな柑橘系の果物。たぶん文旦?)を贈り合う風習があります。 そのために、なんとおばちゃんの工場では、女性社員たちがみんな仕

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