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「暮らしの理想」を考えてみた / 東京と地方都市の生活


東京からの地方移住を計画していて
何度も考えることがあります

「自分は地方移住へ何を求めているのか?」

便利で魅力的な東京を離れ
暮らす街や生活環境を変えることで
新たに生まれることは何なのか

・地域コミュニティ
・子供の保育園や学校
・公私の仲間、家の広さや費用
・仕事内容、年収、生活コスト

想像できることはたくさんあるけれども
今一度、じっくり想像してみる


東京にはなくて
地方都市にあるもの。



自然環境の規模や、住居との距離感
住まいの広さ、土地の価格や家賃など
そこに潜んでいる自分たちにとっての
良いところ、悪いところが見えてきたら

地方移住へ
「押し付けの理想」ではなく
「私にとっての静かな希望」として

移住をフラットに
見据えることができるのではないか
今はそう感じている。

自分や家族が東京から移り住むことで
得られること、失われるであろうこと

じっくりと想像してみて
自分が求める「暮らし」への想いを
つらつらと記してみよう

・東京、家族四人暮らし


妻は言いました

「東京はもう飽きたから、
 美味しい魚が食べれる街に移り住もう!」


ほう、また急ですね。
と思いつつも、私はその暮らしをイメージした


人はいつも何かを求めます、私もそう。
現状を維持したい、新たに何かを得たい
でもそのふとした思いや欲望からきた発言が
何かを変える小さなきっかけにもなるのです

子供が生まれ、十分に眠れぬ日々が続き
夫婦ともに心身疲れきって
シュラバというか、わりとかなり大変でした
そして、朝から終電まで外に出るような仕事は
現実的に続けるのが難しくなった。

できるだけ家に居られるように
我が家の働き方改革も進み、仕事と家庭の両立
それが見事に現実になったのでした

そんな我々家族の東京暮らし

家事、育児、仕事のバランスをとった
私たち家族にとって
東京にいる魅力とは何か。



東京、妻と子供二人、家族四人暮らし

□ メリット
・交通機関の種類、便が多い(電車バス)
・インフラが整備されている(都市ガス)
・仕事の量が多い、近い(競合も多い)
・保育園や学校が多い、近い
・大きなスーパーが多い、近い、選べる
・病院が近い、多い、選べる

◾️ デメリット
・家が狭い、家賃が高い(人生捧げる価格)
・人が多すぎる(満員電車死にそう)
 ※公園、施設、飲食店どこも多い
・車を持ちにくいから、お出かけにも制限あり


東京での暮らしの、魅力や不便なところ
書き出してみるとご覧の通り
日々の暮らしが中心で
住居・インフラ・交通・食・仕事がほとんど

起きて、食べて、移動して、仕事。
帰って、食べて、眠る。たまに公園。

最先端、おしゃれで華やかな東京にいても
子供2人育児中の家族にとっては
移動して、働いて、食べて眠る生活の繰り返しなのです


・地方移住で得ること失うこと



東京の魅力や不便をリストアップすると
同時に見えてくるものは

「地方移住によって得ること・失うこと」

□得るもの(求めれば)
・広い家・ガレージ・庭・賃貸も安くなる
・幅広い仕事・地域の仕事
・人混みの少ない街、空間
・近場に大きな自然環境
・地域コミニュティ
・新しい知り合い、仲間
・新鮮な食材

なんと魅力的な地方移住。。
というリストアップをしてしまったが
地方創生でよく出てくるような誘い文句ではないか。。


■失うもの
・東京の仕事(残せるものもあるはず)
・東京の知り合い・友人(あんまりいない)
・交通の多さ、数の多さ
・スーパーの多さ近さ
・病院の多さ近さ

先程、東京の魅力であげたものを
全て失うというイメージ。
だが、ここで我々は言いたい

「そんなに多くなくていい、近くなくていい」

そして妻は言います。
どんな秘境や限界集落にでも
東京以外の地方都市でも
街はあるし人は普通に暮らしている。

そこに日本人が生きているのだから
不便や気候の違いなんて大丈夫なのさ
それよりも、今抱えているストレスや
向上心を無視する方が不健康だ


・わたしたちの幸福論



限界集落で古民家をリノベ
農業を始めたり、
薪ストーブや土間のお釜でお米を炊いたり
不便さにも喜びを感じ、
自然とともにスローライフバンザイ

私たち夫婦はこちら側ではない。

このような素敵でおしゃれな地方移住的な
方向が理想という事ではないのです。。
※ディスやアンチではなく
 憧れはあるのですが現実的には。。


私たちが日々ボソッと話すこと

ベランダ狭いなあ。
 めいっぱい洗濯して庭で洗濯物を干したい!

プランターでは植物の育ちが良くないなあ。
 庭に梅や柑橘の木を植えたり、
 野菜の畑を作りたい!

休みの日、どこ行こうかなあ。。
遊び場もご飯も人混みで疲れるなあ。
 山、海、川で釣りや水遊び、
 植物や虫を探したり自然な遊びがしたい!

巨大スーパーは安いけど、冷凍切り身魚
買う気がしないなあ
 新鮮な野菜や美味しい魚を
 デイリーに食べたい!

完全に田舎暮らしが好きそうですね。。

たぶん我々は地方都市の方が
幸せに暮らせる気がするのです

さらにわがままを言わせてもらうと
できるだけ、できるだけで良いので
交通の便がよく・インフラが整い、
病院や学校もあるけど、自然にも週末気軽に通える
そんな街での暮らしを求む!

地方都市になら
そんなバランスのとれた都市も
あるかもしれない。

そして、それが今の理想のかたちなのかもしれない。

・人生という短編映画




仕事に追われ窮屈な都会の日々に
ぎゅーっとされそうなのが続くと
イライラも溜まり
子供にも強くあたってしまう
そんなことが幾度もあった

子供は悪くないのだ。

自分が勝手にイライラして、急がせて
思い通りに行かないことに腹を立て
叱るふりをして、子供にあたっていただけなのだ
自己嫌悪、わーわーわー(Eテレの曲です)

そんな人生楽しくないだろう。
親も子供もなーんにも幸せじゃない
今の仕事やキャリアにすがることで安心できても
もっと、もっと大切なものを捨てることになる

自分たちはどこに向かって生きているのか

お金やキャリアを無視して、フラットになった時
少しづつ見えてくるのではないでしょうか
本気で生きてりゃなんとかなるさ。


結婚をして子育て生活がはじまり
ものすごい流れで時が進んでいくと
え!!またオモうまい店のTVやってる。。
一週間経った。そんな繰り返し。

夫婦でよく交わす言葉は
「人生一瞬だね」

ほんとに短編映画くらいに、
のめり込んでたらもうエンディング。
こんな短い映画なら
いろんな場面を楽しみたいですね

苦労も喜びも、悲しみも楽しみも全部
死ぬときにダイジェストを想像して
ニヤニヤして死ねればもうそれは
ハッピーエンドです。

そんな未来のエンドロールを想像しながら
今日も移住の計画を立てるのでした。


次回は「将来の不安にぐちゃっとされないように」仕事やお金だけに執着しない暮らし

そんなお話ができればと思います
ほんの少しお時間あれば、ぜひご覧ください〜

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