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ママパパの「イライラ」を遊びに変える!1歳からの台所育児12の新ワザ

ある日、ちょっと目を離したときのことでした。

「ママぁ〜見て〜!」

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振り向くとそこには、私のおさめたふるさと納税でいただいた、高級マスクメロンをぶんぶん振りまわし、頭にはメロンを大事に包んでいたネットを、帽子のようにかぶる息子たちの姿が・・・
まるでネット帽。(こんな時にダジャレかい!)

2歳と4歳の男の子と一緒にくらす我が家。家にいると、イライラの種はとどまることを知らず。この緊急事態宣言下は、辛いのなんのって!

でもね、そういえば思い返すと、1年前の緊急事態宣言時はもっともっと辛かったなと。それは保育園がお休みだったせいもあるけれど、私自身が、子どもの遊びを家のなかでどうつくりだすか、知らなかったせいもあったと思うんです

去年、1日3食を家で料理していて辛かったときに考えた、忙しいワーママもできる「台所育児」の方法。すごく簡単なものばかりなんですが、これを書いたおかげで、息子たちは「台所のお手伝い」を遊びながら習慣づけることができるようになりました

毎日やる日もやらない日もあるのですが、少なくとも息子たちは、台所に立つことを楽しんでいるように見えるし、おかげで私のイライラも少しは軽減されている気がします。

この1年、私と息子たちが試してみて、これからも実践できそうだぞ!と思った、台所育児の新ワザを紹介してみたいと思います。どれも今日からできるものばかり。おうち時間をもて余してしまっている方の、お役に立てれば嬉しいです。

1歳も楽しくできるシリーズ

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台所育児というと「つくる」ことに目が行きがちでハードルが高く感じられますが、お片付けなら次の食事からすぐに試せます。1歳だったら、はじめはスプーン1本からでOK。
おすすめなのが、食べ終わった食器をシンクまでゲームみたいにして運んでもらうこと。パパママや兄弟とどっちが速いか競争したり、お片付けの歌を歌いながらやってみたり。強制的にやらせるのではなく、楽しい雰囲気を出すと、小さい子のほうが案外乗り気でやってくれます

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子どもが大好きなのが「野菜をむく」こと!野菜をわたすと、しばらくの間は集中して、むく作業に没頭してくれるので、ママパパは大助かり(笑)これからの季節は、トウモロコシがおすすめです。むきやすいし、ヒゲとか出てきて楽しいし、掃除もらく。1歳がダイナミックにむいても、傷つきにくいタフさもいい。

★幼児がむきやすい野菜!私セレクション★
 そら豆・グリーンピース・玉ねぎ・キャベツ(葉をとる)
 とうもろこし・ミニトマト(へたをとる)・レタス(葉をとる)
 きのこ(わける)
 大根・かぶ(どちらも葉をとる)・ほうれん草(わける)

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水遊び感覚でできるのが「あらう」。食材っていろいろなさわり心地が楽しめます。ちょっと考えただけでも、こんなに!

★さわり心地が楽しい食材!私セレクション★
ざらざら ごぼう・ブロッコリー・カリフラワー
つるつる トマト・ピーマン
ぬるぬる こんにゃく・なめこ
ぐにゃぐにゃ 牡蠣(など魚介系)
ぼつぼつ ゴーヤ

ちなみに4歳息子も、まだ牡蠣は食べられません。でも洗うのは楽しかったよう。苦手な食材も、洗って触ってみることからはじめると、ちょっと仲良くなれるかも。

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酢飯をつくったときは、息子たちにうちわで、ごはんをあおぐ係をお願い。すると、お気に入りのうちわで「ぼくがやる!」と、息子たちで奪い合いであおいでくれました(笑)

2歳からできるかな?

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つくったお料理を運ぶのは、子どもにとってはバランス感覚が必要で、意外と難しいもの。最初は熱くない、軽いものからお願いするのがおすすめです。ちなみに上の目玉焼きは、4歳の息子が焼いたもの。卵の海にソーセージのボートが浮かんでるみたい。本人は得意げに運んでいます(笑)

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ポテトサラダをつくるときは、息子の出番!マッシャーをつかって、つぶしてくれます。ぐにゅぐにゅした感覚がおもしろいよう。

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大人は嫌いな人が多い「皿洗い」も、子どもたちは水遊び感覚でやってのけます!スポンジに泡をつけてあげると大はしゃぎ。2歳は遊ぶだけですが、4歳は意外と洗えて驚きました。放っておくと水でビシャビシャになる危険性大なので、ママパパの余裕がある時がおすすめです。

3歳からチャレンジ!

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ハサミに興味をもったタイミングで、ビニールに入った野菜を「開ける」お願いをすると、よろこんで袋を切って開けてくれるように。ハサミを使わず、ただ手で開けてもらうだけでも幼児にとっては一苦労。集中して取り組んでくれます。

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長男はいちど卵を割れるようになってから、生卵でもゆで卵でも、私がコンコンと割る音をさせると、すぐさま飛んできて「ぼくもむくー!」と言うようになりました。意外だったのは、生卵より、ゆで卵をむくほうが難しそうなこと!せっかくむいてもボコボコになったり、気づけばなくなっていることも(笑)犯人はもちろん、息子です。

4歳からちょっぴり難しいことも!

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火を使うのは危険!と思って遠ざけていたのですが、「やりたい」というのでしぶしぶ炒めてもらいました。すると案外上手にできて、びっくり。今ではほぼ毎朝、自分の目玉焼きを焼いたり、弟の好きなほうれん草のバターソテーを作ってくれるようになりました。

★火を使う時の注意★
・絶対に親がそばで見る
・ポリエステルの服を着ている時、揚げ物の時は近寄らせない
・作業しやすい高さになるよう台に乗る

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保育園の先生がスープをよそう姿を毎日見ているので、「よそう」ことにひそかに憧れていたよう。お願いしたら喜んで取り組んでくれました!自分でよそうことで、等分に分けるコツや、好きなものは自分のお皿にたっぷり入れられるメリットも覚えました(笑)

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切ることも危ないので親は遠ざけがちですが、手を切らない注意さえ教えれば、案外チャレンジできるかも?4歳の息子は切るのがとても楽しいよう。ただ包丁も、怪我のリスクを伝えて、絶対に親が見ている時だけ触らせるのがポイントです。

★包丁を使う時の注意★
子どもサイズの包丁
・包丁を持っていないほうの手は「ねこの手」に
・作業しやすい高さになるよう台に乗る

台所育児のモチベーションをあげるグッズ

今までの写真でさんざん登場していますが、こぐまちゃんのエプロンは買ってよかったと思う台所育児グッズのひとつです。これを着るだけで、息子はがぜん張り切って台所に立ってくれます(笑)かわいいので、親も見ているだけで微笑ましくなります。

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こんな子ども専用のキッチングッズを発見し、これも1年愛用しています。とくに「マイ包丁」が嬉しいようでした。4歳の息子の手にはぴったりの大きさで持ちやすそう。まな板や泡立て器は、大人の私も使いやすいのでこっそり拝借してます(笑)

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料理は「プログラミング」に似てる

最近よく耳にする「モンテッソーリ教育」や「非認知能力育成」の現場でも、料理はどうやら良いとか?確かに手先を使うし、五感もフルに使うし、大さじ1とか150mlとか数量的な感覚を覚えられる絶好のチャンス

また料理は「プログラミング」と似てるとも言われています。レシピ通りに材料を準備し、計量して、工程をきっちり守ってつくれば、ちゃんと完成形がつくれる点が似ているのだそう。

そう考えると、ママパパのイライラを軽減できることを通り越して、なんだか子どもにも良い知育のチャンスを与えられてるかも?(笑)

ただ最後にひとこと言いたいのは、無理は禁物!イレギュラーな状況でストレスが続く毎日なので、無理をせず、親子ともに楽しくできそうなものからチャレンジできたらいいなと思います。

また台所育児ネタ、更新しますね。それではまた。

小森谷 友美
noteで書ききれない話をつぶやいてます

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