馬鹿の考え休むに似たりと言うのなら、休むべきときに考えることもまた馬鹿の考えレベルにしかならないのかもしれない

先日、嬉しいことにこのnoteの総PVがようやく10000回を超え、小さいながら一つの区切りがついたと、とにかく一段落ついたという心持ちでこの数字を受け止めておりました。

この結果をありがたく捉え、今後ともますます精進……と、スムーズに行けばよかったのですが、びっくりするほどその後文章が書けなくなりました。

今日はやや無理やりに絞り出していますが、おおよそまともなものは書けそうにありません。書けるとも期待していません。
以前に↓のような記事を書きましたが、状態としてはこれに近いです。体調もいまいちだし。

思えば先週末から頬の奥にできた口内炎がいまだに治っていなかったり、起き抜けやけに鼻が詰まって風邪の一歩手前みたいな調子だったり、うっすらと体調は良くないのかもしれません。
自分の場合、何か書くとなればそれなりに「肝を据える」必要があるのですが、今はなんとなくどっしり構えられる気がしなくて、無理をしてもなぁと思いつつこうして日記めいたものだけつらつら書いていると、そんな次第でやっています。


先週末は、とある方の電子書籍出版向け原稿の添削をやったり、別のところから依頼をいただいて記事を1本書いたりと、「誰かの文章」と向き合うことに終始していました。
二人羽織よろしく自分じゃない誰かの文章に手を入れていく、あるいはそのものを書き上げていくって、昔は当たり前のように仕事としてやっていたけど、今にしてみれば妙なものだなぁとつくづく思います。
そう、なんだか「いま向き合っている文章は、他の人が書いたものなのか、それとも自分が元々思っていたことなのか」と、境界があやふやになる感じがあるんですね。
当たり前に後者であるわけがないんですが、ただ、「書いているうちにそれが自分に浸潤してくる」みたいな感覚はどうしてもどこかにあって、こればっかりになるのはちょっと絶対イヤだな、と強い抵抗感を覚えたのです。

それで、自分のイニシアチブを早いこと自分の側にしっかり引き戻しておきたい、と焦ったこともあったんでしょう。
ひととおり「誰か由来の仕事」を完遂した直後から、とにかく自分らしいことを書かなくては、と頭をぐるぐるめぐらせはじめたのですが、一向にこれだ!と思うような題材が出てこない。
ちょっとそれらしいと思えたものをメモしておいてみても、それらを深めるだけの元気がどこを探しても見つからないし、そう思うとそもそも書き留めておいたこのテーマ自体が書くに値しないんじゃないか?という疑念も湧いてきて、それならまぁ仕方ないといったん手をつけるのはやめ、でもそうすると本当に一生なにも書けなくなる気がして……と、ぐちゃぐちゃやっているうちに、3日ほど経って今日に至ったというような次第です。

すみませんね、こんな調子で。
まぁでもどうしようもないんで許してください。


書くっていうのは釣りに似ているな、と思うんですね。
書きたいことを書けばいいんだよ!とはよく言われますが、「書きたいこと」なんてのは幻想でしかない。
一本の文章で何もかもが丸々済むわけはなくて、色んな違う角度からあれこれ書いているうちになんとなく「もしかして俺が言いたいのはこういうことなのかな」とあらためて浮き彫りになるようなところさえあって、だから「俺の書きたいことはこれだ、だからこれを書こう」みたいな話で済むのは、よっぽど文章を単なる入れ物として使っている人か、あるいは完全に成熟しきった晩年の書き手のどっちかくらいなんじゃないかと思います。適当だけど。

まぁとにかく、書くっていうのは僕にとっては釣りに似てるのです。
言葉にできそうなこと、あえて言葉にしたいこと、するすると言葉になっていきそうなことが引っかかってくるまで、感覚という釣り糸を垂らしておくんです。
そうするとときどき確かな手応えがあって、それと格闘していると大体何かが釣れてくれる。
このnoteに書いている記事たちも、いわばそうやって集めた釣果たち、釣り針を垂らしていたら向こうからやってきた獲物たちなわけです。

そして、先週末から今日にかけては、この釣りがまるっきり上手いこといかなかった。
まさにボウズです。丸ボウズです。
魚かな?と思って目を凝らしても針はぴくりとも揺れてくれない、とか、手応えがあって竿を上げてみてもエサだけ取られていて何もかかっていない、とかそんなことが続いている感じなのです。
仕方ないんだろうね、こればっかりは。そういう書き方をしている限り、書けないタイミングが出てきちゃうのも仕方ないのかもしれない。
今できることって言ったらなんだろう、とりあえず気負わず普通に過ごすことくらいしかないんじゃないかという気もします。


こんな感じでまるっきりとりとめのない文章になりましたが、正直なところ今日はこれが限界です。見直しらしい見直しもまるでしていません。
まぁ単なる一時的な不調なのかな、先週の終わりからやけに色々なことがごちゃごちゃあったような気もするし。
正直なところ、鼻づまりや口内炎に見舞われてホッとしているところさえあるんです。不調だし今日はしょうがないよねって言い訳の格好の材料になるので。
書けなさの原因が不調にあるのか、書けないことが不調を生んだのか、どっちなのかうやむやでいいのかという話もあるでしょうが、いいんです。今は正直そんなことさえどうだっていい。
こねくり回しても仕方ないので、チャンスをうかがいながらだらだら過ごします。

明日も明後日もこんな調子だったらどうしよう。思わなくもありません。
でもだいたいそんなことないんだよね。そんなことがあるとすれば、よっぽど今の仕事(会社)が向いてないとか、そういうもっと違うところに原因があるはずだし、別に大して深刻に考える必要はない。
だから今日はだらだらします。早く寝るかもしれないし、色々サボるかもしれない。もうとにかく気まぐれにやります。あ、でも甘いものの食べすぎにだけ気をつけよう。


そんな調子です。ピース。

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