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【子育て】こんなときどうする? #8 ついつい叱りすぎてしまう

子育てにおける、こんなときどうする?#100まで記事upチャレンジ中です😊



さて、以前教員の研修に参加した際、とても興味深い資料がありました。

ある小学校の先生が、授業の一環で児童にアンケートを取ったものをまとめたものだったのですが…。

そのアンケートのテーマは、ずばり、

「親の口癖」


です。どんな言葉が上位に入っていたと思いますか?

あなたのこと、愛しているわ
生まれてきてくれてありがとう

といった言葉、、、ではなかったようです、残念ながら(笑)

上位に食い込んできた言葉は、

早くしなさい
早く寝なさい
学校の準備したの?
うるさい!
さっさとしなさい



.....( ゚д゚)!!!

これが現実、といったところでしょうか💦

もちろん、きちんとして欲しい、できるようになって欲しいと、言って聞かせたい気持ちは痛いほど分かります。でも、子どもから口癖と思われているのも、なんだか癪じゃないですか?笑


「親の口癖=文句」

これを回避するために、2つの方法を考えてみました!ご紹介していきます。

①叱るのと同じだけ、認める(ほめる)言葉もかける

毎日何回も聞く親からの言葉を、子どもは親の口癖だと感じるのであれば、同じくらい認める言葉をかけてあげれば、そっちだって口癖だと思ってくれるはず!(?)

あなたのおかげで助かったわ
お手伝いありがとう
上手になったね

また、手伝ってくれたりした事実がなくても、かけてあげられる言葉もあります。

今日はなんだかいい顔をしてるね
少し筋肉ついたんじゃない?
学校いつも頑張って行ってるね
歯きれいに磨けたね

日常の中でも、言おうと思えば言えるものばかりかと思います。大人も、叱られてばかりでは、やっぱりやる気ってなかなか出ないですもんね。



②叱る内容•叱り方を3段階に分ける

これは、保育士の時にも実践していたことですが、いつもどんな時でも同じように叱るのではなく、叱る時の内容を整理し、それに合わせた叱り方をします。

Level 1*親がして欲しいことをしてくれなかった時

Level 2 *自立のためにさせたい時

Level 3 *社会的に良くないことをした時

詳しく説明していきます。


Level 1

親としては、いろいろできるようになってきた子どもに手伝って欲しいこともあるし、自分のことは自分でやってと思うこともあると思います。

ただ、それらができなかった時に、強度100(Max100とします)で叱っていたら、本当に日々文句だらけになってしまう可能性があります(笑)

Level 1の時は、叱る強度は20くらいにとどめ、期待を込めて「今度はやってくれると嬉しいな。◯◯ちゃん上手にできるからさ」と、少しでも自尊心を刺激して終わりましょう。

Level 2

約束したことを守るとか、時間を守るとか、食事のマナーとか、そういったことができなかった時。

ここでのポイントは、強度50で一発!です。例えばいつまででもダラダラしていたら、「早くしなさいってば!」と何度も言いたくなりますが、繰り返し言うと、子どもも人間ですから嫌気がさしちゃうんですよね…。

一発言って待ってみる。それでもできない時は、それが原因で自分に何か不利益が生じることを、あえて経験させるのがいいかもしれません。(時間がかかり過ぎれば好きなゲームをやる時間が減る、など)

Level 3

物を壊す、人を傷つける、乱暴に扱うなどの行動をした時です。この時は、本気の強度100で叱りましょう。理由を細かく説明するよりも、これはやってはいけないこと、と毅然と伝えるようにします。


この強度の差があることで、本当にダメなことは何なのかを、子どもも自然と感じていくようになります。

親が本気で叱るとき、それは愛情があるからこそということが子どもにも伝わるものです。

日本の文化の中では、まだまだ「あなたのことを愛しているわ」と日常的に子どもに伝えている…といったご家庭は少ないかもしれませんが、その愛情も時には口に出して伝えてあげてみてくださいね。

お子さんが、親の口癖は?と聞かれた時に、「あなたのこと愛しているわ」と答えてくれたら、なんとも素敵ですね✨(それとも恥ずかしい?笑)

少しでもお役に立てれば幸いです。







未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って…。大切に使わせていただくことを約束します!