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おうちで中華 - 広式蒸肉餅(広東式・蒸しハンバーグ)

2023年11月のクロワッサン掲載レシピです。

本日の「おうちで中華」は、広東人のソウルフードである蒸肉餅を採り上げる。ひと言でいうなら、広東式ハンバーグだ。豚ひき肉のカタマリを焼くのではなく、蒸して火を通すのが特徴だ。

以前、スルメを使って気軽に作れる魷魚蒸肉餅(スルメと豚肉の蒸しハンバーグ)をご紹介したが、今回はもっと簡単で原始的。ひき肉と卵で作る広式蒸肉餅(広東式・蒸しハンバーグ)だ。

広式蒸肉餅 广式蒸肉饼
Guǎngshì zhēng ròubǐng

広式蒸肉餅(広東式・蒸しハンバーグ)

材料を全て混ぜ合わせたら、薄い円盤状に成型して蒸すだけ。熱々の肉汁と共にレンゲでガブリ。広東らしい少し甘めの醤油味と立ち昇る油の香りが食欲を刺激する。

真ん中に卵があるだけで、何だか豪華感が出るのが不思議だ。ミチミチしたひき肉の食感と共に、プルリとした白身やコクのある黄身を味わおう

幸せを呼ぶ卵

材料を混ぜて蒸すだけだから、誰が作っても失敗知らず。蒸し時間も短いので、気軽に作れる。だからこそ、家庭料理の定番になるのだ。

この料理を作るときは、必ず白いご飯を用意しておくことをオススメする。蒸肉餅は、広東料理における最強の「ご飯がススム君」なのだ。

普段は酒ばかりの僕ですら、これにはご飯。肉汁と共にひき肉をご飯の上にのせ、一気にかっこむ。

この肉汁がたまらんのです

是非お試しあれ。

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