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【週刊森友学園】 #2・2018年4月8日号

実は、海外の投資家向けアナリストたちは、安倍政権が世界で最も安定した政権で、政治的リスクが少ない(政権が変わる可能性が少ない)として、どんなに森友事件で沸き上がっていても、安倍政権は存続すると考えているようです。ただし、イギリスがEUを離脱しないだろうとか、トランプは大統領にならないだろうとか、みんなの予想を大きく覆す出来事はたくさんありましたので、今回も予想外のことは起こるかもしれません。僕たちは日本を破壊し続けている安倍政権の動向を注意深く見守っていきましょう。


■ 佐川宣寿さんへ

はじめまして、僕は「選挙ウォッチャー」をしている、ちだいと申します。ここ数日は、あまりに酷い森友事件に衝撃を受け、「週刊森友学園」というWEBマガジンを発行し、エクストリーム安倍擁護の議員や論客の意見が世の中に広がる中、なるべく自分の目で見て、耳で聞いて、確かめてきたものを一人でも多くの皆さんに知っていただこうと思い、活動をしています。
佐川さんは今、とても大きな人生の岐路に立たされていると思います。安倍政権を擁護する形で「自動的にデータの消えるパソコンを使っているので証拠がない」と言った時にはぶん殴ってやりたいと思ったものですが、そこまでして守った安倍政権に裏切られ、すべての責任をなすりつけられている様子を見て、今は同情しています。世の中は、まるで佐川さんが独断と偏見で、文書の改竄に反対する職員たちにパワハラまがいの命令をして改竄させたことになっています。「保守」を名乗るタブロイド紙が「佐川完落ち」などと見出しをつけて、この事件はすべて佐川宣寿さんが悪く、佐川さんが詐欺師の籠池理事長と結託して国家が転覆するレベルの重罪を犯したことにしています。おそらく、近畿財務局の職員たちはそうではないことを知っていると思いますが、下手に真実を話してクビになったら家族を食べさせていけなくなってしまうので、皆さん静かに目を伏せるだけだと思います。せっかく安倍政権に迷惑をかけないように嘘をつき、あれだけ証拠を隠してあげたのに、佐川さんはこれから「犯罪者」として暮らすことになり、佐川さんの家族は「犯罪者の家族」として暮らしていくことになるのです。誰も本当のことには興味がなく、相変わらず「安倍さん最高!」と言っている状態なので、世間様は佐川さんや佐川さんの家族のことを後ろ指差しながら薄ら笑いを浮かべるのです。きっと孫の代まで就職に困ることになるでしょう。そして、その道を選ぶのは佐川さんです。個人の尊厳、家族の尊厳を捨て、すべての罪をかぶって秘密を墓場まで持っていき、家族は末代まで犯罪者として扱われるのも佐川さんの選択なので、僕は佐川さんがその道を選ぶというなら尊重しますし、その時には僕も「犯罪者」として扱い、思いっきり後ろ指を差してあげたいと思います。何もしていないのに痴漢を疑われ、「そうです、私が痴漢です、チンチン出しましょうか?」とおっしゃるのと何も変わりませんが、佐川さんにそのような性癖がおありなら、僕は楽しく見届けます。ただ、その道を選ばないという選択肢があることを忘れないでください。個人の尊厳、家族の尊厳を大切にし、自分の知る限りの真実をすべて国会の場で証言することで、未来を大きく変えられるかもしれません。証人喚問は「嘘をついてはいけない」という前提があります。嘘をつけば偽証罪に問われ、やがて真実が白日のものに晒された時に「犯罪者」となります。偽証罪が成立する時は、まさに犯罪をしている瞬間が全国に中継されているので、おそらく曾孫の代まで軽蔑されることでしょう。佐川さんは嘘があまりお上手ではありません。なにしろ「自動的にデータが消えるパソコンがある」という嘘は小学生並みです。そんな嘘はすぐにバレてしまいます。どうせ嘘をついてはいけない場所で証言をするのですから、嘘をつかずに真実を話せばいいのではないでしょうか。佐川さんがやるべきことは、きっとそれだけなのです。もし、佐川さんが真実を話してしまったら、安倍政権にとっては致命的なダメージになり、一部の人たちからは「なんでことをしてくれたんだ!」と言われるかもしれません。しかし、そんな批判をするのは、どうせ悪いことをした人たちとその仲間たちだけです。僕たちは今、日本という国の官僚が、本当に僕たちのために仕事をしてくれる組織なのかどうかが問われているのです。「日本の官僚はきっと最後の最後にはきっちりと国民のために仕事をしてくれるのではないか」と信じている人はたくさんいると思いますが、佐川さんは安倍晋三という落ち目の政権を守るために国民を裏切ってしまうのでしょうか。佐川さん、僕はあなたを信じています。ぜひ証人喚問では本当のことをそのままお話しください。

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