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齋藤芳生
2023年8月16日 23:32
昨日の続きです。芳子さんの話。 アメリカに渡った両親を追って一人移民船に乗った、9歳の少女。それが私の曾祖母だ。名前は「ヨシ」だと聞いている。しかし、「ヨシ」の写真だというこの一枚には、裏に「芳子」と書いてある。 だからここでは「芳子さん」と呼ぼう。 ちなみに私のペンネームは「芳生(よしき)」だが、決めたときに彼女のことはまったく意識していなかった。漢字が同じなのも偶然である。(が
2023年8月16日 00:04
1年前の今日、こんな記事を書いた。 今年は、私自身の”おばあちゃんたち”の話を書いてみようと思う。 ”私のおばあちゃんたち”とは、私の母方の祖母、曾祖母(祖母の母)、そして高祖母(曾祖母の母)、の3人の女性のことである。 はじめに断っておくと、これは私が子どもの頃から、特に夏休みに母の実家に帰省した際、私の祖母やその妹、弟たちから聞いた話をつなぎ合わせたもので、詳しい事実関係の確認はでき
2022年8月15日 22:18
8月15日、ということで、書き残しておきたいと思う「おばあちゃんの話」。福島に帰郷してからしばらくの間、ご縁があって私は伊達市の小さな短歌会に参加していた。これは、その短歌会に来ていたおばあちゃんから聞いた話だ。ここではHさん、と呼ぶ。歌の縁というのは本当にふしぎなもので、Hさんは私が高校時代に仲がよかった友人のおばあちゃんのお姉さん、だった。(ちなみにその友人は中学時代、私の母