22. 笑顔が人類最強コミュ術の理由。

どんなコミュ術も笑顔をおろそかにしては意味がない。人類史上、言葉よりも前に培われたものだから。

笑顔の起源

動物が敵を発見すると「歯をむき出して」威嚇しますよね。
犬だったらウゥゥ～、猫だったらシャーッって。

近づくと攻撃するぞと伝えているのです。

それが、敵ではないと分かったときにフッと緩むその瞬間。

「あ？」「敵じゃなかったの？」と気づいて威嚇をやめるとき。歯をむき出すのを緩める、口角が中途半端に上がっているその瞬間が笑顔の起源だというのです。

では、争わなくていい時は予め「敵じゃないと分かっているよ」というサインを見せたほうが効率いい！ と発展したのが笑顔。

「笑顔が大事」聞き飽きているし当たり前と思われるかも知れません。

そこで、社長さんはどんな顔で社員さんと接してますか？
思い出してみて下さい。

理屈で本能には逆らえないものです。感情とは理性よりも先に発達した脳の部位にあります。

口を酸っぱくして同じ言葉で同じことを同じ顔で言っていて、いつまでも分かってくれないと寂しがっていてもしょうがありませんね。

単純なことですが難しいものです。

無理して笑顔になろうとすると、ニヤニヤ、ヘラヘラしているように見えてしまう。この内心と異なることを見抜いてしまう不快感もまた身につけてきた人類のコミュ術です。

自然で柔和な顔は、器の大きさを現してしまうもの。

私達がより良く分かり合うには、まず表情のチェックとトレーニングが必要かも知れませんね。

次回は、表情をどう読み取っているかをもうひとつ書きます。

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