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#夏の読書感想文

自分の仕事、生き方を見つめる(本のはなし3)

自分の仕事、生き方を見つめる(本のはなし3)

一日がばたばたと過ぎていくけど、日々の出来事の中でどんな感情が出てきたか、どんな考えをしたか、ちょっと見つめる時間を持とう。

『マリコ、うまくいくよ』(益田ミリ)は、同じ会社で働いている20代、30代、40代のマリコさんが、それぞれの立場でそれぞれ思ったことをつぶやいてるお話。

マリコさんたちのつぶやきを聞いている途中、何度も本を閉じた。仕事での自分の立ち位置や人間関係、この先の未来、過ぎてき

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「想像力よ、想像力」(本のはなし2)

「想像力よ、想像力」(本のはなし2)

なかなか、人の立場に立つって難しい。

わかっているつもりでも、経験していないから感じることができない思いや見えない景色がある。

上司(保育園勤務なので園長先生)に、自分がその出来事を経験していないからわからないんだ、と嘆いたことがあった。すると、「経験してないからわからないんだったら、看護師さんはどうするの?病気の人のことがわからないからってみんなの病気にはなれないでしょ。想像力よ、想像力」と

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心を動かしてもらう(本のはなし1)

心を動かしてもらう(本のはなし1)

人は人生の中に、特別な食べ物の物語を持っているんじゃないかな。

この本は、様々な人々の大切な食べ物の物語を見せてくれる。

物語の中の食べ物は「かき氷」や「ぶたばら飯」、「みそ汁」などのメニューが登場する。その中の一つに「ハートコロリット」なるものが。この食べ物はいったいなんぞや?と想像を巡らす。お話も少し不思議な雰囲気で進んでいく。

読書の良さは、楽しさを感じたり、自分の感情を代弁してもらえ

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