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15周年記念イベント(舞台裏)

株式会社リアルワールドは2020年7月29日で15周年を迎え、16年目へと突入いたしました。

15周年という節目をどう迎えるべきか非常に悩みました。

・ただ楽しむだけでいいのか
・そもそも今の会社の状態はどうなんだ
・各メンバーはどんな思いを会社に持っているんだ
・これから20周年、30周年を迎えるにあたってどんな1年にするべきなんだ

イベント自体は2時間ちょっとの時間でしたが、その裏側でどんな会話をしてきたのか言語化し、16年目を迎えるときの振り返りの材料にしたいと思います。

15周年、企画の前提として伝えたこと

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「世の中に400万の会社がある内、10年続く会社は24万社(6%)。

上場企業は3千5百社(0.08%)。

もしかしたら今君たちは、とてもつらく、不安な感情を持っているかもしれない。

だけど、15年続き、上場している事実は、数字が表しているように、並大抵の努力ではたどり着けないポジションなんだ。

現状の数字や状態がどうであれ、この事実を、今このタイミングで祝うことをしなければ...

数字だけ伸ばしてもリアルワールドは変わらない。

僕たちがリアルワールドを変えるきっかけになろう。」

...

記憶が曖昧で、こんなきれいな言葉ではなかった気がしますが、ニュアンスとしては上記のようなことを伝えました。

僕自身は、自分の下した決断を正解にしたいと、満足するまでやり切りたいと思うタイプの人間です。

▽内定をくれたのは会社。
→内定を承諾したのは自分。
 →選択肢をくれたのは会社。
  →決断したのは自分。

と、自分が入社すると決めた会社を大きく育て上げたいという思いが強いです。

ただ、だけど、でも、やっぱり、(嫌われる言葉4選、苦笑)

自分ひとりでできることなんて限られている。

僕は上記の言葉を伝えて同じ思いを持ってくれる仲間集めから、企画をスタートしました。

15周年、コンテンツ設計のベースとなる考え(理想と現状の認識)

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僕は何を進めるにしても理想と現状の状態、および、ギャップの可視化を進めるようにしています。

会社のイベント一つにしても、イベントを行う目的があります。
※目的のないイベントはそもそも却下

今回の15周年記念イベントを設計するにあたっても同様で、このイベントを通してどんな影響を会社に与えたいのかを再重視しました。

・単に楽しければいいのか
・20周年を迎えるにあたって、16年目はどうあるべきか
・みんなは会社に対してどのような感情を抱いているのか

通常業務における理想の状態とは、例えば、「今月は売上1000万」達成するとか、具体性があるべきですが、イベントごととなると目標を数値化することが難しくなります。

こういったとき僕が取る手法としては、イベント当日に、「どんな声が挙がっていてほしいか」を目標にするようにしています。

・「やっぱりいい会社だね」
・「16周年はもっと盛大にやりたいね」
・「今年はこんなことができるようになりたいです」

上記のような理想の状態に対し、現状を正しく認識するために、運営メンバーに今の会社への思いを言語化してもらいました。

ここで出てきたものは...

・「会社がどうなるか不安」
・「今のままで自分はスキルアップできるのだろうか」
・「正直しんどい」
・etc

とても重たい言葉が多く、辛い感情を持ったのも事実ですが、この現状を正しく理解することはとても重要です。

理想と現状を認識することができてはじめて、このギャップに対する内手を考えることができるからです。

この作業を怠ってしまうと...

・「僕はBBQがやりたいです!」
・「ボーリングからのBBQとかどうですか?」
・「とりあえず飲み会は絶対やりたいです!」

それ何のためのコンテンツなの?!

というような誰のためにもならないアイデアばかりが出てきてしまいます。

これは不幸なことでして、アイデアを出す本人は悪気があるわけではないのですが、全体感を捉えると受け入れられない(否定)、企画後半で駄目な事に気づき時間もなく、後戻りもできないような状況を生み出してしまいます。

...

上記の考えは事業を進めるのと同様だと思っています。

・正しい目標(役割 + 期日)が設定されているか
・目標に対する不足は把握できているか
・振り返りのタイミングは正しいか
・行動を見直しているか

いわゆるPDCAの概念は、何事においても使えるのですが、いざ仕事から離れると、途端に使えなくなってしまう人が多いのも事実です。

15周年、コンテンツ設計のベースとなる考え(ギャップの解消)

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15周年イベントのイベントは前章のギャップを埋めるための道具である必要があります。

単に楽しい会で終わっては意味がなく、チャレ10検(テンケン)プロジェクトの実施背景にもあるように、10年後に続く仲間づくりも重要なポイント。

しかし、10年後というあまりにも想像がしきれない未来のことばかりを見て、次の1年をないがしろにしてはいけない。

今いるメンバーで次の1年をやり抜くことこそが、10年後への大きなステップになる。

最終的に僕たちは2つのコンテンツを進めることになりました。

① 会社の思いの象徴であるロゴを、社員全員の写真でつくる(モザイクアート)
② 1年後どんな人材になっているかを言語化し、写真におさめモザイクアートの一部にする

やることが変わり、もしかしたら入社当初思い描いていた会社とは全くの別物に見えるかもしれない。

だけど会社の思い「ネットからリアルへ」は不変であり続ける。

不変な思いを忘れてしまわないように、ロゴとして形作ろうと決めました。

※企画を進める上で気をつけた発言(自他共に)

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企画を進める上で気をつけている発言があります。

いつもは無自覚だったのですが、今回とあるメンバーの発言から、自分の中で無意識な注意があることに気づいたため残しておきます。

気をつけた発言、それは...

主語です。

◎:「僕たちは・・・」
✗ :「僕は・・・」

みんなで祝うためのイベントの企画に、自分のためだけの発言を持ち込むと、その場の会話は進まなくなってしまいます。

みんな優しいので口に出すことはありませんが...

「あなたがやりたいだけでしょ。だから何?」

と思われてしまうケースが多いです。

本人も決して自分ひとりのために発言しているわけではないのですが、悲しいことに、人は出てきた言葉で評価してしまうものです。

これは周囲への悪影響だけでなく、コンテンツの質を上げる上でも有効的です。

意識的にでも主語を「僕たち(we)」にすることで、イベントが誰のためであるのかだったりの目的からのブレ幅が少なくなる効果を持っています。

15周年、当日に向けた準備(個人的に嬉しかったこと)

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コンテンツが決まり、当日の流れも確定してからは、台本を作ったり札幌オフィスとの中継をスムーズにする準備など、基本的には作業です。

と思っていたのは僕だけで...

この作業の期間に運営メンバーが力を発揮してくれました。

・当日より盛り上げるために装飾にこだわりたい
・コロナも安心できないからご飯にも気をつけよう
・過去の象徴とはこのタイミングでおさらばしよう
・モザイクアートのイメージが持てるようサンプルを作ろう

このこだわりがイベント当日の完成度をグンと引き上げました。

僕は全体の設計はできるかもしれないが、会場の雰囲気までには気を使うことができていなかった。

冒頭で述べたように、一人だったらできないことがここにもあったと、実感したと同時に、運営メンバーが非常に頼もしいと思えた瞬間でした。

15周年記念イベント(舞台裏)まとめ

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15周年イベント当日は、非常に盛り上がりました。

たった2時間の時間でしたが、これからリアルワールドは大きく変わり始める。

次の16年目を今いるメンバーでやり抜けば、10年後も存続し続けられる。

そう思わせてくれるような時間でした。

だけどこれは単なる思い込み。

思い込みを思い込みで終わりにするのではなく、行動を起こし、本物へと変えていく必要があることを忘れてはいけない。

しかし...

めちゃくちゃいい時間だった笑

この1年が、10年後へのジャンプ台。

...

運営メンバーの「Yさん」「Kちゃん」「Aちゃん」「Y」「H」、本当にお疲れさまでした!

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