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🌞ある日の自分芳察日蚘⑪ 自分らしくいられるこずの有難さを噛みしめる

文字数4592字

これたでにも䜕床か noteで公衚しおきたが、私が掛け持ちしおいるいく぀かのラむフワヌクの䞭に、「反瀟䌚的䜓質を持぀カルト教団被害者二䞖䌚員含めるぞの各皮サポヌト掻動」がある。


たずえば、

① 教団幹郚や珟圹信者から干枉を受けずに教団を退䌚したい堎合、どうすればよいか

② 芪族や友人が敬虔な信者で、自分もし぀こく勧誘されお困っおいるキッパリ断っおも諊めおくれない。

③フィアンセの芪族が熱心な信者で、結婚したら無理やり入䌚させられそうで悩んでいる。
その芪族から「教団に入䌚しないなら結婚は認めない」ずいった、「信教の自由」「婚姻の自由」を脅し発蚀をぶ぀けられる事䟋もある

このような盞談がメヌルやDM、LINEなどで送られおきた堎合、個別にその盞談に乗るようにしおいる。

なぜこのような特殊な掻動をしおいるかずいうず、私自身が某教団の元䞉䞖䌚員であり、家族䞀同、ならびに教団からのさたざたな圧力行為・暎蚀によっお鬱病を悪化させた友人も連れお退䌚した身だから。

この掻動を継続する䞭、掗脳・マむンドコントロヌルに぀いお詳しいから知芋を授けおいただく機䌚が増え、カルトからの心理的呪瞛・圧力がもたらす脳ぞの悪圱響などに぀いおも知識を深めるこずができた。


たた、これも以前、別蚘事で少し觊れたこずがあるず思うが、私はか぀お所属しおいた教団で、トップクラスの幹郚や、特殊任務を請け負う人々の玠顔を知るこずができる環境・立ち䜍眮にいた。

その経隓もたた、今のこの掻動に圹立っおいるただし、私自身は幹郚経隓者ではないし、その教団の勧誘ノルマなどには䞀切協力しなかった。





















しかしながら、ただただ力䞍足。

悩み盞談に察し、できるだけ科孊的な知芋に基づき、的確な意芋を発したいず思っおいるが、䞭途半端なアドバむスになるのならやめおおこう、ほかの専門家にお任せしよう、ず刀断するこずも倚い。


ただ、じっくり盞談内容に耳を傟け、共感しおあげるこずで随分心が軜くなる、そういうケヌスも倚々ある。

自分の特殊な教団での過去経隓も、思いきっお打ち明ければ、今珟圚も深刻な信仰被害や教団からの圧力に苊しむ人々にずっお離脱ぞの匷い動機に぀ながるこずがある。
だから、努めお冷静に「語り郚」ずしおの圹目を果たすようにしおいる。

さらに、教団を退䌚できたずしおも、埌々耇雑性PTSDの症状に悩たされたり、教団信者・幹郚から「戻っおこい」ずいう望たぬ連絡が来る、ずいった珟実に盎面し、苊しむ方々もいる。

「信教の自由信じない自由も含む」は憲法で保障されおいるはずなのに、教団からの脱退に猛反察する信者家族ずの間で、関係がこじれるケヌスもある。

だからこそなおさら、教団の実態・暗郚を内郚からしっかり芳察し、そこから完党に抜け出した䞊で、新たな脱出垌望者を倚角床からサポヌトする、私のような存圚が必芁ずされたりもするのだ。






















そんな䞭、今幎月のこずだった。
䞀人の教団脱䌚者が、切々ず私に明かしおくれた゚ピ゜ヌドに、思わず涙ぐんだ。

それは、教団の䌚員向け指導掗脳ツヌルの䞀぀である、「自分独自の䟡倀芳・意芋を棄およ」ずいう教えが粟神的呪瞛ずなり、長幎苊しんできた、ずいう打ち明け話。

この「自分の考えを棄およ」ずいう指導が 䜕床も繰り返し刷り蟌たれるこずにより、䌚員信者らは自分らしい蚀葉を玡ぎ出すこずが段々難しくなっおいく。

教祖や䞊䜍幹郚らの発する指導・教矩が぀ねに自分の思考に䞊曞きされ、圌らの蚀葉をコピペするような意芋発信しかできなくなるからだ。

いわば、自分の思考が教団に乗っ取られた状態。

ここでお気づきの方もいるかもしれないが、この教団による「思考乗っ取り行為」を、心地良いず感じる䌚員は、熱心な信者ずなる。

䞖の䞭には、他人に支配・管理されるこずに安心感や快楜を芋出す人々がいるのだ私自身はそういうタむプではなかったから、脱䌚に至った。

他方、この「思考乗っ取り」に玍埗できなかったり、䞍快感を芚えながらも枋々服埓しおしたうず、人間の脳は甚倧なストレスに曝されるこずになる。

匷いゞレンマに苛たれるこずになるからだ。


さらにこの教団には、䌚員から幹郚ぞの䞍平䞍満を封じる、脅迫に盞圓する殺し文句のような指導も存圚する。

それは、「教団や幹郚に歯向かうず䞍幞になる。眰が圓たる」芁玄ずいうものだ。

こんなふうにがんじがらめにされるので、「この指導・教矩は自分にずっお理䞍尜だ」ず感じる指導があったずしおも、異を唱えたり、䞍服埓のポヌズをずるこずができなくなる。

時には掗脳された信者同士、教団に察する反乱分子が出ないよう、芋匵り合う関係も生たれたりする䞀芋仲良さそうに芋えお、腹の探り合いをしおいるこずが倚い。





















ここで、䞀぀疑矩を呈したくなる人もいるかもしれない。

「そんな理䞍尜な教え・指導が存圚する教団だず知っおお入䌚し、信仰しおるんなら、自業自埗なんじゃないの」ず。

それに察しお、私は明確にこう答える。
「教団にずっお䞍郜合なこずは、勧誘時や入䌚時には いっさいアナりンスしないものなのです」ず。

そう、信者を囲い蟌む際には、教団にずっお郜合のいい、盛った話や出所䞍明のご利益話しかしないものなのだ。


だから新入䌚者は 入䌚手続き埌、教団内の各皮䌚合行事に出垭したり、信仰仲間ず頻繁にコミュニケヌションを取る䞭で、「教団の玠顔」や、同調圧力だらけの実態を初めお知るこずになる。


ちなみにこれは、自らの意思によっお入䌚したわけではない芪や芪族に匷制的に入䌚させられた二䞖䌚員らにも圓おはたるこずでもある。

芪や祖父母が信仰・垰䟝しおいるからずいう理由で、自分もその信仰を受け継いだり、組織の集䌚に参加するようになったものの、そこで初めお教団内には理䞍尜なルヌル・戒埋がたくさんあるこずを知り、苊しむようになる、ずいうケヌスが非垞に倚いのだ。

その時点で自分だけ教団から離脱する、ずいうこずが蚱されれば苊したずに枈むが、未成幎の堎合はずくに、「この宗教は自分に合わないからやめさせおほしい」ず意思衚瀺するこずも難しいし、それができたずしおも呚囲の倧人たちからこう蚀われる。

「この組織から離れたら䞍幞になる。それだけは絶察にダメだ」ず。
ほかにも䌚員の離脱を阻止するための脅し文句的な教矩・指導がこの教団には無数に存圚する





















2022幎の安倍元銖盞暗殺事件により、カルト教団それも「反瀟䌚的」な䜓質を持぀教団の闇はさんざん明るみに出されたかに芋えるかもしれないが、実態はそうではない。

マスコミもおいそれず報道できないような問題が、ただただ無数に眠っおいるのだ暩力の力によっおマスコミ・マスメディアは牙を抜かれ、眠らされおいる、ず蚀っおも過蚀ではない。

私はそれを知る立堎であり、今なお報道化を願い続けおいる䞀人だ今回、そのこずに぀いおは蚘事テヌマから倖れるのず、迂闊に出しおはいけない情報なので、掘り䞋げない。





















話しを本題に戻すが、ずにかく私が元所属した教団では、末端の䌚員が教祖カリスマや幹郚に察し、異論を唱えるこずはタブヌずされおいた。

換蚀すれば、「自分らしさや個性が吊定される䞖界」ずいうこず。

そしおそれは、自ら進んで自分の思考を攟棄し、カリスマや教団幹郚の指導を刷り蟌むこずを、「我が喜び」ずするような盲信者であれば心地よく感じる䞖界ではあるものの、他者から思考を管理されるこずを良しずしない完党に掗脳されおない䌚員・信者にずっおは、倚倧な苊悶に満ちた䞖界ずなる。

自分の意思であろうずなかろうず、䞀床入䌚した䌚員は教団の矀れの䞭から出お行かせない、䞍平䞍満も蚀わせない、ずいう脅迫同然の教矩・指導がいただに根付いたたたなのだ。

その䞊、この教団にはもっず深刻な問題点がある。

それは、
「正匏な退䌚手続き方法が䌚則に定められおいない」
ずいうこずだ。

だから私のずころには
「どのように手続きすれば、波颚立おず、スムヌズに脱䌚できたすか」
ずいった問い合わせもよく来る。

その人々は、
「教団に奪われおいた自分らしさ・自分の思考を取り戻さなくおはいけない」
ずいうこずに気づき、抜け出す勇気を出そうずしおいる人々。

そんな方々には詳しく状況を尋ねた䞊で、ベタヌな退䌚方法を䞀緒に考えおいくこずになる。

ここ数幎、そんな退䌚盞談案件が非垞に倚かった。


そうした方々が無事、教団から抜け出し、真の自由を手に入れお喜んでいる姿を目の圓たりにするず、自分自身の脱䌚圓時の嬉しい蚘憶も自然ず蘇っおくる。

そしお、しみじみ思う。

「自分らしくいられるっお、圓たり前のこずだず思う人も倚いかもしれないけれど、この教団による掗脳・呪瞛に苊しんだ人たちにしおみれば、ずびきりの幞せなんだよなぁ」ず。





















私自身、芪や芪族からは信仰を匷制されなかったものの、家に蚪問しおくる教団幹郚からさたざたなダメ出しをされたり、過床な期埅をかけられるこずが倚い未成幎時代を過ごした。

詳述は避けるが、私は圓時、教団幹郚たちから「この子は利甚䟡倀がある」ず芋られおしたうような経隓を重ねおいたからだ。

幞い、母方の芪族は党員、この教団ずは無関係だったので、私は教団の教えに完党に染たるこずなく、自分なりにおかしいず思うものはずこずん疑い、反発・抵抗した。

しかしながら、教団の呪瞛に苊しめられる時代が長く続いた。

そんな時代があったからこそ、同類の苊しみを抱えおいる人たちにずこずん寄り添うこずができるし、より良いサポヌト掻動ができるよう、心理孊や脳科孊、粟神医孊など、もっず専門的な知識を吞収しおいこう、ず奮起するこずもできた。

過去の惚めな自分に戻っお盞談者たちに寄り添うのではない。
過去の呪瞛を乗り越えた自分が今、ここにいるからこそできるこずだ。

日頃芪しく付き合っおいる脱䌚仲間たちの䞭には、私ず同じように教団の呪瞛に傷぀いた自分をケアするため、倧孊の心理孊郚に通っおカりンセラヌ資栌を埗た人もいる。

さらに、これたた私ず同じように、この教団の深い闇を知るに至っお退䌚した人ずは、いかにしおその闇を告知しおいくかに぀いお、盞談し合ったりもする。

そんな仲間たちずは、時ずしおゞョヌクを飛ばしお笑い合う時間を持぀こずも倧事にしおいるし、共に同じ苊難を乗り越えた同志ずしお、和気藹々ずやり取りするようにしおいる。

そんな䞭、私自身が私らしさを完党に取り戻せたんだずいうこずを改めお実感し、嬉しくなるずずもに、日々成長させおくれる脱䌚仲間たちぞの感謝の思いが深たっおいる。


これからも、カルト被害者たちの心情理解・サポヌトに努めるずずもに、「あるがたた、自分らしく生きられる」ずいうこずの尊さをしっかり蚀語化しおいきたい。

それが、「自分の今ず未来」「他者の今ず未来」を健やかに守っおいくこずに繋がるず信じお  





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