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vol.108モラハラ夫編【カモ】になる 我慢発うつ病行き〜回想録のような備忘録〜

前作vol.106⤵️

全作マガジン(ノンフィクション)⤵️

ノベライズ全25話+スピンオフ1話(フィクション)⤵️


👓墓穴

同じ間取りの家賃が16,000円も安いことを知ってしまった私
キッチン水栓の不調を修理依頼するついでに、家賃交渉の余地があるかを仲介(管理)会社の担当I氏に相談したところ、「気になっている箇所は全て改修するから(⬅️ここ覚えておいて下さいね‼︎)改めて契約し直して下さい」ということになってしまいました
オーナーとI氏の利害が一致したのでしょう
何年間か住み続ければペイできますが、一時的には大きな出費です


👓選択

私から家賃交渉を言い出しさえしなければ、家賃は下げてもらえませんが、再契約をしなくて済んだのです
保証会社と契約して毎年支払うこともなく指定の火災保険に加入することもなく新たに仲介手数料を支払う必要もありませんでした
そもそも全面リフォームをしてもらえないのに、新規契約をしなくてはならないとは心外です
元夫Hの居住実態がないことを、知られてしまったからにはどうしようもありません


👓物件探し

契約締結に向けての準備を進めながら、忙しい仕事の合間を縫って近隣の賃貸物件探しも始めました
ハンコを押す直前まで乗り換えるチャンスはあります
実際には、帯に短し襷に長し
決め手となる物件には出会えませんでした
例え出会えたとしても、母とは接点ゼロ希望の長女由美や何年も母と喋らない長男修(どちらも仮名)に内覧に付き合ってもらうことはできず、それどころか転居自体に反対かも知れません
それぞれが一人暮らしを始めるかも知れません
子の自立という意味では賛成ですが、一人暮らしをしている次男進(仮名)が転居先の住所を教えないという前例を作ってしまったので、真似されては困ります
まだ進とはLINEのやり取りがありますが、由美•修とはそれすらありませんから


👓担当者

担当がベテランI氏から、敬語の使い方もままならないhさんという若い女性に変わりました
不思議なことに、オーナー側の担当はI氏のまま
hさんに実践を積ませて実力をつけさせようという方針なのでしょうが、I氏が面倒なことから逃げたとしか思えず、不信感が膨らみます


👓杜撰

仕事に忙殺されていたので、営業時間内に訪店することができません
対面でなくて済むことは、留守電、メール、ファックス、ポスティング、郵送で対応してもらうよう依頼しました
ところが、後日になってから「送ったつもりのファックスがエラーで送信できていなかった」だの、当方から送信したファックスが「何処にも見当たらない」だの…
益々、I氏への不信とhさんへの不安が募ります
そうそう、私の名前の漢字も間違って印字されていました
何度も復唱してましたよね、hさん?


👓10分だけ

重要事項説明だけは対面で行う必要があるので10分だけ時間を取ってほしいと、hさんから連絡がありました
10分で終わる訳がないと、次のアポイントを予め30分遅らせてからhさんのところに向かいました
先方の書類不備や認識不足のせいで大幅に手間取り、最終的に30分遅らせた次の約束に更に30分以上遅れてしまいました
1時間と思っていたのが10分で終わればラッキーですけれど、10分で終わると言われて1時間以上もかかるようでは、hさんを指導し直した方が良いでしょうね


👓契約書類

肝心の契約手続きは、私が記入・捺印してhさんに郵送、オーナーが記入•捺印し、hさん経由で自宅に届くという流れでした
値下げ依頼をした翌月からの契約開始となり、漸く我が家から元夫Hの名前が全て消えてなくなりました
初期費用はズッシリとのしかかりましたけれど


👓連絡不行き届き

キッチン水栓の修理を依頼してから約2カ月
賃貸契約が新しくなり本来なら全面リフォームが行われるところですが、追加費用は発生したのに住まいは古いままです
水栓の修理すらしてもらえない状況で、今度はメーターボックス内が水浸しになりました
オフィスに電話しましたが、I氏•hさんともに不在
伝言を依頼したのに更に約1カ月間音沙汰がありませんでした
流石に契約し直したことを後悔し始めました


👓リフォーム業者

修理依頼をしてから約3カ月半
知らないリフォーム業者O氏からメールが届きました
恐る恐る開封すると、丁寧な文面からhさんがO氏に私のURLを伝えたことが判りました
O氏に落ち度はなく、後にお目にかかったときも文面通り感じの良い方でした
「URLを先方に伝えても構いませんか?」「こういう業者から連絡が入ります」と事前にhさんから連絡をいただきたかったものです
こういうちょっとしたことから不信感が積み重なって行きます
「経験が浅いから」というのが社内的に許されたとしても、対外的には通じるものではないと思うのです


👓カモ

キッチン水栓の修理を待つうちに金属の腐蝕は更に進み、根元から折れて全く使えなくなってしまいました
オーナーにしても仲介会社にしても、新規契約は取れたわリフォームはしなくて済むわ修理要請は放ったらかすわ、私は本当に従順で良いカモになってしまいました

この後すぐに、完全にポッキリと折れて
外れ、常時水浸しです


👓下見

下見に来たリフォーム業者O氏は、誠意のある対応をしてくれました
「気になるところは全て改修する」とI氏から言われたことを武器?に、あれもこれもとO氏に伝えます
「こんなことまで言って大丈夫かな?」と弱気になると「一応全部私から報告しておきましょう
可否はオーナーさんの判断に任せるしかありませんが、私が考えた理由を一緒に付け加えて伝えておきますよ」という具合です
結局は撃沈するのですけれど……


vol.109に続く



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