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バンコク旅行⑤ティムの手は温かい

マッサ屋で足首を捻られ数日間歩けなくなる、というスーパーレアなケースに遭遇してしまった私ですが、4日後にはそれなりに出歩けるまで回復しました。
今日は今回のタイ旅行以前からミャンマー人の友達と行く約束をしていたClothing Swap /洋服交換会の大きなイベントへ〜。

バンコクでは数年前からちょいちょいこうした「いらない服を持ち寄り、交換しあう」イベントが一定のサイクルで起きていて、イベントの主催者や会場は複数あるのだけどこの団体が一番規模が大きそう。仕組みはシンプルで、
①街中にある回収ボックスやイベント会場でいらない服飾品や本などを渡す
②モノのコンディションやブランドに応じて仮想コインがもらえる
③その仮想コインを使って、ほかのモノと交換する
私が日本へ本帰国する際に大量に洋服・カバン・靴をこの団体に渡したので、交換に使える仮想コインが108枚残っているのです。一緒に行く友人にも私のコイン消費を助けてもらうつもり。

会場はかなり大きめ!子どものおもちゃや絵本などもあったよ

私が交換したのはタイのバンド「Moderndog」のバンドTシャツ、ZARAのコットンパンツ、ノーブランドのタンクトップ、あとレイ・ブラッドベリの小説『華氏451度』の英語版。旅行中に洋書を読みたいと思っていたから本が交換できたのはすごく嬉しい。トータルで6コインくらいだった気がする。友人はでかいエコバックパンパンになるほど洋服を入れて持って返っていたが、それでもまだ68コイン残っている。次にタイにくるときも絶対行く。

そのあとのあれやこれや

台湾に行く月曜日のフライトまでいろんなことをして過ごした。ハロウィンイベントは行ったけど、結局仮装は一ミリもせず。

バイクタクシーが気持ちいい季節
仲良しの友人アイボリー。私は先述の洋服交換会でゲットしたタンクトップを着ているよん
Arcadiaの仮装コンテストはすごい人だった
ミャンマー人のティムとタイ人のMJ。夕飯を作ってくれた
友人が作ってくれたサルサ、あと日本のカレーも!

そして最終日

短いようで長く、長いようで短く、ぎっしり思い出が詰まったバンコク旅行も今日で最終日。台湾旅行に向けた準備と、会いたい人に会えたらいいなーくらいの心持ちで1日を始める。
まずはプロンポンのエムクオ内AISにて、台湾旅行に備えて旅行用SIMカード「SIM2FLY」を399バーツで購入。このSIM、台湾旅行中にめっちゃネット回線使ったのに最後までサクサク使えた✨そのあとプラカノーンの音楽バーGojaにて複数の友人と会い、近状報告など。
で、仲良しの日本人の友人がプラカノーンのヤードセールに行くとのことだったので、お邪魔してきた!

小規模だけどライブバンドもあって結構楽しい
右上に見える、宇多田ヒカル(たしか250バーツだった)

コートを買おうかどうか試着している時に、突然の雨。瞬く間に強くなっていき、出店していた人たちも大急ぎで店をたたみ始める。私たちも避難場所を探してずぶ濡れになりながら走り、会場横に見つけたカフェ的なところへ避難。

写真スタジオに併設されているスペース、かも

タイではいったん大雨が降り始めると何もできなくなる。Grabが捕まらないので移動もできないし、ただただ雨が収まるまでやり過ごすしかない。カフェのオーナーらしき裸足+メガネ+ロン毛のおっちゃんが冷蔵庫からビールを出していたので、友人が聞いてみたらビールと白ワインを売ってくれるとのこと。もうこれは飲むしかない。
しかも、小腹が空いていた私たちにクッキーやサンドイッチまで作ってくれて(しかもお代はいらないよと…)、あぁ雨が降ったおかげで素敵なカフェに迷い込めてちょっとラッキーだな、なんて。
1時間くらいたってようやく雨が落ち着き始めてきたので、お腹がすいた私たちはレストランへ行くことに。「最後は絶対タイ料理がいい!」という私のリクエストに友人が応えてくれ、EkkamaiのZaoに行くことになった。友人はいつもレストランチョイスのセンスが抜群に良い。

ナンプラーとよく合うスイカのサラダ(タムテンモーだったかな?)。フルーツの辛いサラダ、ほかにも色々あった

あまり時間がなかったのでササっと食べて、バイクに乗って友人の家に帰宅→急いでシャワーとパッキングをして空港に走った🚗

超センチメンタル爆発

タクシーに乗っていたら、色んな思いが込み上げてきた。「将来への不安」「バンコクにしばらく戻らない気がする寂しさ」「3ヶ月いない間に変化を感じた友人関係のこと」「このあと台湾に行きたくない気持ち」、ネガティブなことが多くて、センチメンタルも相まって、空港でほろほろと泣きたくなる始末。
そうしたらミャンマー人のティムから連絡がきて、なんと空港まで会いに来てくれた。聞いたら父親の迎えで空港に来ていたみたい。なんて嬉しいサプライズ。心のうちをティムに打ち明けて、手を繋いで一緒にタバコを吸った。
「あなたは僕が出会った人たちの中でもずば抜けてユニークで、正直な人だ。だからそのままでいて。それがあなただし、そのままのあなたでいいんだよ」って言ってくれたとき、胸につかえたものが軽くなる気がしたの。
出発ゲートまで手を繋いで歩き、彼の姿が見えなくなるまで手を振った。
台湾へのチケット無駄にしたくないし、ちゃんと旅を続けようと思った。

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