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サイボウズで人事をしています。 Agileな組織づくり、Scrumについて日々探求して…

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サイボウズで人事をしています。 Agileな組織づくり、Scrumについて日々探求しています。 HR Scrum Masterとしてコラム書いてます。1児の父。

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最近の記事

「チームでこれに取り組みたい!」と進める前にまずWhyを考えよう

先日KDDIの社内アジャイルコミュニティにお誘いいただき、10分間のLT登壇してきました。 物事の取り組みには「HowではなくWhy、目的から考えよう」これは多くのビジネスパーソンからすると当たり前かもしれません。 ただ、スクラム、アジャイルのように一部の領域ではかなり広まっているもの(バズワード?とは違うかもしれませんが)においてはよく順序が逆になるケースも多いのではないでしょうか。 (生成AIを使って何かやるぞ!的なやつですね) チーム作りの過程で「これまでと異なる変

    • 「タックマンモデル」はチームの話ではない?!変化し続けるチームを成長させる「Dynamic Reteaming」という考え方

      Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋です。 人事兼アジャイルコーチとして活動する中で、アジャイルのコミュニティ等で広まっている仕事の進め方を人事の領域に活用するともっと良い組織が増えるのではないか?と日々思うことがあり発信をしています。 今回はRSGT2024というイベントに参加した際に聞いた講演から、組織開発やチーム支援に有用そうなテーマを取り上げました。 最後に自身の今の活動のモチベーションを表現しておりますのでお読みいただけ

      • 「人事が聞けない社員のホンネ」から学ぶ社員とのコミュニケーションのポイント

        Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。 人事兼アジャイルコーチとして活動する中で、アジャイルのコミュニティ等で広まっている仕事の進め方を人事の領域に活用するともっと良い組織が増えるのではないか?と日々思うことがあり発信をしています。 今回はリクルートワークス研究所から発行された「人事が聞けない社員のホンネ」というレポートから、人事の抱える「社内のメンバーとのコミュニケーション」に関して取り上げました。 本記事のまとめ1

        • アジャイルな開発組織を持つ人事組織が考えるべき評価のしくみ

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチとして活動しています、庭屋と申します。 #ジンジニアアドベントカレンダー ですが、今回は ・ソフトウェア開発組織を含む組織に所属している人事の方に ・ソフトウェア開発組織で起こっていること ・今後人事として考える必要が出ること(今回は評価制度について) を伝えたいと思っております。 本記事のまとめ・組織として顧客価値を重視する「アジャイル」な組織へ変わる必要がある ・アジャイルな組織に対応した評価制度に見直す必要が出

        「チームでこれに取り組みたい!」と進める前にまずWhyを考えよう

        • 「タックマンモデル」はチームの話ではない?!変化し続けるチームを成長させる「Dynamic Reteaming」という考え方

        • 「人事が聞けない社員のホンネ」から学ぶ社員とのコミュニケーションのポイント

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        記事

          子育て人事向け交流会開催してみた

          皆様こんにちは。普段は人事兼アジャイルコーチとして活動をしています、にわやです。 今回勤めている会社とは別で、運営として参加している「人事ごった煮会」という人事の方向けの勉強会/交流会コミュニティで「子育て世代のお悩み共有会」というイベントを開催しました。 それに際しての個人的な想いを知っていただきたく、今回の記事を作成しました。 ▼人事ごった煮会connpassページ https://jinji-gottani.connpass.com/ なぜ「子育て人事向け」のイベント

          子育て人事向け交流会開催してみた

          スクラムマスターとして見る「プロセス」はどこを見れば良いの?

          Scrum Inc. Japanでアジャイルコーチをやっています、庭屋です。 これからスクラムに取り組むぞ!という方もいる中でスクラムマスターの役割を担う際に、最近ようやく自身の考えが整理されてきたのでまとめようと思います。 プロセスを見る、といってもどこから?がわかりづらかった 自分自身も、スクラムマスターの役割を学ぶ中で個々の役割やイベントの理解は徐々に深まるものの、スクラムマスターとして「プロセスを改善する」の部分がなかなか掴めないままスクラムマスターとして振る舞っ

          スクラムマスターとして見る「プロセス」はどこを見れば良いの?

          システムコーチング®︎の入り口に立ってみた

          Scrum Inc. Japanで人事兼アジャイルコーチをしています、庭屋です。 今回システムコーチング®︎の研修を受講してきましたので、 自身の学びまとめ&自律的な組織づくりをしたいと考えている方にシェアできればと思います。 〜知的財産に関する言及〜 システムコーチング®︎ ORSC®︎ は、いずれもCRR Global Japan 合同会社の登録商標です。http://www.crrglobaljapan.com システムコーチングとは?システムコーチングとは、「組織

          システムコーチング®︎の入り口に立ってみた

          RSGT2023の振り返り

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 1/11-13にRegional Scrum Gathering Tokyo 2023に参加しました。 簡単に自分の考えと次やることの整理の目的でまとめます。 運営と場に参加したみなさんへの感謝2020年から毎年参加していたので今年で4回目でした。 まずはこの場を設定してくださった運営の皆様に感謝、そして大変尊敬してます! また偶然の出会いで話をしたり、一緒に学びを深めたり 普段SNSでは認識

          RSGT2023の振り返り

          いつも思ったように仕事が進まないあなたへ ~効率よく仕事を進めるコツ~

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 いつもは「チームの価値を高める」ことを考えていますが、今回は普段仕事をする中で直面することが多い「いつも予定以上にタスクに時間がかかってしまう」という方向けに仕事を効率よく進めるコツをお伝えします。 仕事に時間がかかっている2つのポイントお客様への提案資料を来週までに作らなければいけないことになったあなた。今日は資料作成日として時間を確保しているので、午前中に雑務を終わらせて午後から資料にとり

          いつも思ったように仕事が進まないあなたへ ~効率よく仕事を進めるコツ~

          「Agile/アジャイル」の呼び方が理解を難しくしている

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 もっと自分達のチームを良いチームにしたいと考えている方に、アジャイルやスクラムをお伝えすることで良いチームづくりの足しにしてほしいと思い活動しています。 今回は「アジャイル」が理解しにくい概念になっているのではないか?と感じたのでその原因について考えてみました。 広がりつつある「アジャイル」「アジャイル」という用語は広まっており、ビジネスシーンでは多くの人が見聞きしたことのあるでしょう。 で

          「Agile/アジャイル」の呼び方が理解を難しくしている

          人事×アジャイル活動のふりかえり

          先日「人事ごった煮会」という勉強会コミュニティで、以下のテーマの勉強会を開催&発表しました。 会の開催に際して考えていたこと、実施したあとのふりかえりをして、次回の活動をより良くすることにつなげようと思います。 目的自分はずっと「人事領域の方にアジャイルを知ってもらう」ために活動しています。ふりかえりはこの目的にどのように近づいたか、を軸に行います。 ふりかえりKPT(けぷと)法を用いてふりかえりします。 (アンケートとかは取っていないので所感ベース) ※KPT法について

          人事×アジャイル活動のふりかえり

          入社3ヶ月のYWTふりかえり

          Scrum Inc. Japanで人事兼スクラムマスターをしています、庭屋です。 今回はサイボウズ→Scrum Inc. Japanに転職して3ヶ月、試用期間が終わり本採用となったのでこれからの抱負もかねてまとめておこうと思います。 今回は「YWT(わいだぶりゅーてぃー)」と呼ばれる手法を使ってみます。 このふりかえりはチームでの活動でも使えるので、気になる方は以下の本で学んでみるのがおすすめです。 YWTふりかえりとは?「Y:やったこと」「W:わかったこと」「T:次にやる

          入社3ヶ月のYWTふりかえり

          メンバーを増やしても思ったより成果が上がらない理由

          Scrum Inc. Japan株式会社で人事をしています、庭屋です。 「HR Scrum Master」としてチームを良くしたいと考えている人の味方になりたいと思い発信をしています。 4月になり、新入社員が入ってきたこのタイミングで「チームの増員」に関してリーダーが注意することをお伝えします。 「チームのやりたいことが追いつかないから人を増やそう」 皆様の周りでも一度は聞いたことのあるセリフではないでしょうか。 ただ、実際にメンバーを増員しても劇的に改善していない・・・

          メンバーを増やしても思ったより成果が上がらない理由

          プロダクトマネージャーとしてのHR

          Scrum Inc. JapanでHR Scrum Masterとして活動しています、庭屋です。 Agile/Scrumの考え方、マインドをエンジニアだけではなく組織全体に広めることで、良い組織づくりの材料にしてもらいたいと思い日々活動しています。 今回は、人事の人間がより良い人事施策を実行するために「プロダクトマネージャー(以下PdMとする)」やプロダクト開発の考え方を知ると良いと感じているため、今回はLinkedinの記事を翻訳しました。 元記事:https://www.

          プロダクトマネージャーとしてのHR

          「働きがいのある会社」サイボウズを退職します。

          働きがいのある会社ランキング の毎年上位にランクインするサイボウズ。 私庭屋はそのサイボウズに2013年新卒で入社しました。 最近はTV番組に取り上げられることが増え、首都圏では「kintone」のTVCMも見たことがある方もいらっしゃるかと思います。 そんな世間的には上り調子であるサイボウズを退職します。 サイボウズ入社してからのキャリア・最初の配属は技術営業 新卒採用時は、技術営業の部署に配属されました。非常に楽しい部署で、それなりに厳しく仕事をしながらも社会人基礎(報

          「働きがいのある会社」サイボウズを退職します。

          RSGT2021 Day1参加レポート

          サイボウズでHR Scrum Masterをしている庭屋です。 普段は人事やリーダー、マネージャー向けに「Agile/Scrum」のエッセンスをお伝えする活動をしていますが、今回は別ターゲットです。 RSGT2021に参加できなかった方のために簡単で(雑記)はありますが参加レポートを公開します。 現地参加しましたが人が少なくて寂しいですね。ただ昨年にワークショップ等でご一緒した方と再会できて嬉しかったです。これぞGathering。 ※スピーカーの方の発表を受け手自分が感じ

          RSGT2021 Day1参加レポート