会社の合併、仕事の統合の難しさ
皆さん、会社の合併、M&Aというと、
何を思い浮かべますか??
互いの強みを生かし新しい会社として
シナジーを発揮していく
イメージでしょうか?
現実はこんなにも難しいことなんだと、
身にもって感じています。
言葉が異なる、仕事の仕方が異なる、
文化も異なる、会社の規模も異なる、
大切にしていることも異なる··········
理想論をかざしても、
現実の仕事は進みません。
仕事の仕組みを明らかにして、
1つ1つやり方を決めていくしかありません。
具体的に例えば営業部では、、
①お客様との付き合い方
価格、数量、スペック、
納期、イベント・・
グループ会社や商社含めた役割分担・・
営業活動の方針が全て異なります。
上層部がざっくり考え方を決めていても、日々の仕事の中で矛盾や課題が現れます。
あれ?このお客様とこのお客様は、
競合関係ではないの?等。
②生産体制の見直し
統合したのだから、生産体制の最適化も、
シナジーを出す上で大事な点です。
「同じ会社になったのだから」と、
言葉で言うのは簡単ですが、
実際にはシステムもまだ別れている中で、
同じ会社と見なして運営していくのは、
骨が折れる頭を使う仕事です。
常に、あるべき姿を自分の頭で考えながら、一つ一つの実務を判断することが必要です。
営業から注文入れるためのシステム、
工場と工場の間をつなぐシステム、
生産管理の方法の違い、
納期の定義の違い・・・
他にも沢山の問題がありますが、
それぞれに優先順位を付けて、
現状の違いを整理、
関係者の意見に落とし所をつけて、
仕事を前に進めていく。
本当に地道で、3歩進んで2歩下がる、
ような仕事です。会社の統合の裏にあるのにはそういう実行部隊の苦労やマンパワー、
ということを理解し、現場のフォローや意識決定をできている経営者は強いと思います。
なかなか日の目を浴びることは少ないですが、統合のシナジーを絵に描いた餅に終わらせないように、いつかこのやり遂げる経験が自分にとっても何かの役に立つと信じて、、
また明日からも頑張ります!!
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