高野山の宿坊に泊まってみた
今日は高野山で宿泊した
宿坊について書いてみます
実際に訪れたのは1ヶ月前で
だいぶ間あいてしまったけど
あまりない経験やったので
忘れないうちに…😁
関西から高野山に訪れる場合
日帰りすることも可能ですが
今回は麓の九度山から町石道を
歩くため一泊したかったんです🙌
高野山までの道のりは以下記事で
今回は奥之院まで歩いた続きから
宿坊とは
以前より存在は知ってて
宿という漢字がついてるので
宿泊できそうという印象はあるが
寺院や神社に併設された施設なので
観光での宿泊はできないと思ってました
その後、友人が観光で宿泊した話を聞き
機会があれば…と思ってたけど
予約時に宿坊以外の選択肢があると
悩みつつも普通の宿を選んでしまってた
印象が変化したのは昨年11月の吉野
初めて宿坊に宿泊してみてから✨
吉野で宿泊した宿坊は
寺院の中にある施設ではあるが
設備やサービスは旅館に近い
初めての宿坊には最適な宿でした🙌
古い木造建築なので
音が響いたり寒かったりあるが
建築好きとしてはそれ以上に
魅力を感じる部分が多くあり
贅沢な時間を過ごせて大満足でした
吉野で宿坊に泊まったあと
次は本格的な宿坊に泊まりたい‼️
そんな想いが芽生えてたとこでの
高野山に泊まる機会なので
本心は最初から宿坊やったのかも🤗
高野山の宿坊に泊まる
高野山を訪れるのは3回目でした
ただ以前は日帰りや別で宿泊したので
高野山で宿泊するのは初めて
しかもこの日は歩きメインなので
可能なら高野山内で探したかった
という理由からエリアは限られ
選択肢のほとんどが宿坊でした
宿泊施設から宿坊選ぶというよりは
宿坊から気に入った宿坊を選ぶ感じ🤗
探した時期が遅めやったけど
思ったより予約可能な宿坊が多くあり
値段と場所と口コミ参考に選んだのが
今回紹介する宿坊持明院さん
宿坊持明院
今回宿泊した宿坊持明院は
根本大塔から続く金剛界町石道※に
(※詳細は歩いた記事参照)
隣接しているため一度通ってた🤣
前の記事でも触れましたが
高野山は全域が金剛峯寺境内で
その中に117もの寺が存在してる
持明院もその中の一つだそうです
最初は緊張する
道路沿いに持明院とあり
予約した名前とも一緒やけど
普通の宿泊施設と違って
大々的な看板が存在しないので
入るまでが物凄い緊張した😅
門の奥にも案内板の類はなく
さすがに本堂からは入らんよな…
と左の建物に恐る恐る近寄る😓
すると事務所の方が気付いてくれ
玄関まで来てくれました
(慣れないもので申し訳ない)
案内してくれた方は
若いお坊さんでした
長い廊下を抜けた先
この日泊まるのは日輪の間
廊下から板の間を経て部屋へ
スリッパも畳敷きで履き心地👍
風呂トイレ洗面は付いてないが
宿坊なので贅沢は言えません🙏
電気ヒーターとこたつがあり
心配だった寒さは安心の設備🙌
持明院には大小4つの庭があり
部屋は全て庭が望めるそうです
日輪の間からも整備された庭🌱
窓際の椅子にすわりのんびりすると
高級旅館かと思ってしまう優雅さ☺️
お風呂で極楽に
案内してくれたお坊さんが
お茶と甘味を持ってきてくれ
時間や設備の案内をしてくれました
この歌は天台宗総本山
比叡山延暦寺座主であられた
慈鎮和尚の作とのことで
弘法大師の教えが真言宗だけでなく
宗派を越えたものであることが
解る歌だそうです✨
浴衣に上着、タオル類、歯ブラシ
アメニティもしっかり揃ってる
お風呂は温泉ではないが大きめ
17時〜21時までと短めですが
入る人少ないので十分👍
(チェックインは18時最終)
この日は早朝から歩き続けて
高野山上では寒かったので
温かい湯を浴びるだけで気持ちよく
湯船に浸かったら極楽でした😆
脱衣所から廊下に出ると極寒で
玄関横を通ってなるほどなと…
部屋に戻り夕食
体が冷えきらないうちに
部屋に戻るが廊下が長い…
夕食の時間は18時からのみ
時間が選べないのは
一般的宿と異なるとこですが
個人的には指定されたほうが楽♪
料理は肉や魚のない精進料理で
味付けは薄めですが
一口食べてうまっと感じるほど
全ての料理が美味しすぎた
料理見て足りるかなと思ったが
びっくりするくらい満腹に😋
健康的すぎる食事でした
ちなみに夕食には
僕の苦手な高野豆腐が3つも😓
なんでこんなあるんや…
と思いながら食べてるとふと思う
高野豆腐の高野って高野山?
高野豆腐は凍り豆腐の別名
発音が似てるから当て字かな
と思ったがそうでもないみたい
統一呼称が凍り豆腐らしいけど
今の今まで知らんかった💦
地域で呼び名の異なる食べ物
多々あるけど高野豆腐もそれか?
高野豆腐って全国で通じんのかな🤔
話が大きく逸れましたが
若いお坊さんが夕食後に
御膳の片付けと布団敷いてくれた
最近は旅館でもセルフ敷きがある中
なんとまさか敷いてもらえるとは🙏
早々と寝床できたけど流石に早いが
横になったら寝れそうな疲労感
テレビ見つつのんびり過ごした
朝のお勤めと朝食
朝は6時半に起床😪
早起きして向かう場所
普通の宿なら朝風呂やけど
宿坊なら本堂でのお勤め🙏
寝ぼけ眼で廊下に出てトイレへ
極寒に身震いして目がさめる
本堂へは一度外に出るが
玄関や窓が解放されてるからか
全くもって気温差を感じない🤣
(部屋の外は外気と一緒)
寒いが部屋を出てから長い廊下を
歩いてきたため慣れてしまってた
本堂内はロウソクの灯りのみで
入った瞬間は何も見えんかったけど
30分のお勤めが終わる頃には
豪華な本堂内部の装飾や仏像が…
旅先のお寺で、しかも早朝に
お経を聞くの初めての経験で
最初は眠さ寒さがあったけど
徐々に頭が無になっていく感じ
耳を通して頭を流れるお経の意味
全く分からないのに落ち着く感じ
すぅ〜と心が浄化されてる感じ
うまく言葉にはできんけど
色々な感情になりました
普通ならガクブルな空気なのに
本堂から出て部屋への道のりは
気持ちが豊かになった感じで
あまり寒さを感じてなかった
(心の湯上り状態☺️)
部屋に戻ると二度寝を阻むように
布団は片付けられ朝食が来てた
朝食も夕食と同様の精進料理
けど同じく美味しく満腹でした😋
朝食後はこたつでのんびり…
二度寝も少しだけさせてもらい
居心地良すぎて退室したのは
チェックアウト最終の10時前😓
お寺でだらだらしてしまい
よくないよなと思いつつ
来た当初の緊張感はどこへやら
滞在して分かったのは
宿坊は最高の宿やということ🙌
普通の宿だとお客様扱いされ
過剰なサービスに疲れることも…
ただ宿坊ではそれがない
設備やサービスは最低限整ってるが
いい意味で放置されてる感じや
適度な制限も心地よく感じました
あくまでもメインはお寺で
その片隅に宿泊させてもらってる
この感じ、民泊や民宿と似てる
とはいえ他の宿泊施設の
どれにも分類できない体験ができる
そう感じる一番の理由は
お寺という非現実的な空間
そして高野山という場所もあるかも
室内にいるとだらけてたけど
外に出てお寺の外観を見ると
自然と背筋がピッとなり
門を通るとお世話になりました🙏
と、お辞儀したくなってしまう
前回泊まった宿坊とはまた違う
宿坊の良さを実感できた宿でした
高野山には他多数の宿坊があるので
機会あれば利用してみようと思います
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