見出し画像

知っておきたい経皮吸収のお話

こんにちは!
アトピー改善アドバイザーのちーちゃんです。

今日は
知っておきたい経皮吸収のお話 
をテーマにお話ししていきます。

皆さんは経皮吸収という言葉を聞いたことがありますか?

その文字通りですが、経皮吸収とは、皮膚を介して物質が吸収されることを言い、その割合を示したものを経皮吸収率と言います。

経皮吸収率というのは、身体の部位によって異なります

肌荒れ経験のある方やアトピー患者さんには理解頂きやすいかと思いますが、
お肌にも敏感なところ、そうでないところというのがありますよね。

それと同様に、身体の部位によって、接したものが体内に取り込まれやすい度合いが異なるのです。

部位別の経皮吸収率

引用 テラソラ
知らないと危険!頭皮吸収って何?

こちらの図では、腕の内側の経皮吸収率を1とした時の部位別の経皮吸収率を示しています。

特に男女共に「陰部」の経皮吸収率の高さに驚きますよね。
粘膜もありますし、特に敏感な部位ですから、気をつけたいところです。

経皮吸収と経皮毒

経皮吸収に加えて、覚えておきたい言葉があります。
それは、経皮毒です。

経皮毒とは、皮膚からの経皮吸収を通じて、有毒な化学物質を体内に取り込んでしまうことを言います。

皆さんを怖がらせるつもりはありませんが、ここで経皮毒に関して知っておきたいポイントを5つご紹介します。

経皮毒 知っておきたい5つのポイント

1. 経皮から吸収されたものは排出されにくい

皮膚から吸収された化学物質は、10日経ってもその10%ほどしか排出されません。口から吸収したほとんどの化学物質は、肝臓といった消化器官を通り、分解され排出されてしまいます。しかし、経皮吸収したものは消化や分解する器官を通らないので、そのまま皮下脂肪に蓄積されたり、血液を通って子宮や脳に蓄積されると言われています。化学物質が肝臓を通った場合と比べて、皮膚を通った場合の分解率はたったの2%と言われています。

2. 化学物質は分子量が小さく、皮膚から吸収されやすい
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできています。その中の表皮は、何層かの角質層でできています。体の場所によって角質層の厚さが違います。角質層は分子量500以上の微生物やウイルスの分子を通さないバリアになっています。自然界に存在するものは、この角質層を通過できないといわれています。
しかし、現在、界面活性剤をはじめ、私たちのまわりの日用品などの多くに使われている化学物質は、極めて小さい分子の集合体でできています。それらは私たちの皮膚を簡単に通り抜けてしまいます。

3. 経皮毒の蓄積場所
経皮吸収された化学物質は、一度吸収されると皮下脂肪に蓄積されるか、血液などを通って体全体に回ります。多くの化学物質は脂溶性のため、皮下脂肪はもちろん、脂肪の塊である脳にも蓄積されやすいと言われています。また、女性は子宮に、男性は前立腺等に蓄積されやすいそうです。

4. 子供へ受け継がれる経皮毒
子宮へ蓄積されやすい経皮毒は、子供にも影響を及ぼすと考えられています。母親の羊水や胎盤を通じて、子供に移行していくそうです。昔と比べ、アレルギーの子供や集中できない子供、免疫力のない子供が増えている原因の一つと考える専門家もいます。

5. 経皮毒と関連づけられている病気
まずはじめに、皮膚の病気があらわれることが多いようです。肌荒れ、湿疹、アレルギー性皮膚炎などです。アトピーを発症したり、免疫力の低下、婦人科系の病気、がん、脳に関連する認知症やアルツハイマー病も一つの要因と考えられています。婦人科系は特に、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣膿腫、乳がん、子宮がんです。

引用 漢方みず堂 HP
経皮毒知っておきたい5つのポイント

意識しないうちに皮膚を通じて、体内に入り込んでいる化学物質。

ご自身や家族が患う病気や慢性的な不調が、もしかすると経皮毒が起因となって発症しているというのも否めません。

経皮毒と闘うために!簡単に始められる習慣

日常生活の中で、意識次第で経皮毒は対峙することができます。
こちらでは、今すぐ見直すべきポイントをご紹介していきます。

①洗濯用洗剤・柔軟剤
洗剤の洗い残しで皮膚が痒くなったり、柔軟剤の香りで気分が悪くなったりした経験はありませんか?

洗濯機では何度もすすいでいるから大丈夫!
ではない
のです。
ある程度は落とされますが、洗剤や柔軟剤の成分は衣服に残っており、アレルギー症状を悪化させます。

特に気をつけたいのは、
合成界面活性剤、蛍光増白剤(漂白剤)、抗菌剤、香料です。

これらは人体に悪影響を及ぼすほか、自然分解しにくい特徴から、水質汚染の原因をも作ります。

②シャンプー・リンス・ボディソープ
日本人はキレイ好きの民族と言われており、毎日ゴシゴシ全身を洗う人が殆どかと思います。

シャンプーやリンス、ボディソープの多くには、合成界面活性剤が含まれています。
中でも、一番強烈なのは、リンスだと言われています。

合成界面活性剤は、皮膚を守ってくれる皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥肌や老化の原因になる場合もあるので、注意が必要です。

③歯磨き粉
歯磨き粉の場合、口内で使いますので、粘膜吸収されます。

歯を磨いた後にジュースを飲んだら、
味が変に感じたという経験はありませんか?

それは、歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤によるものなのです。
この合成界面活性剤は、乳頭の味蕾を溶かしてしまいます。

また、私は子供の頃から20年近く、
「フッ素がむし歯予防に良い」と言われて、定期的に塗っていましたが、
世界では、フッ素知能の低下、不妊、がん等の原因になる毒として注目されています。
(※日本では、塩素と共にフッ素も水道にも含まれています。)

歯磨き粉を選ぶ際には、合成界面活性剤やフッ素が入っていないか注意しましょう。

④生理用品
陰部の経皮吸収率は高いので、陰部に接する生理用品は特に気をつけたいところです。

市場で流通している殆どの生理用品には、ポリマー(高分子吸収剤)塩素漂白剤というものが使われています。これらの化学物質が子宮系の病の原因を作るとも言われています。

そこで、
オーガニックコットン100%のナプキンに変える、もしくは布ナプキン(リネン、オーガニックコットン製)に変えることをオススメします。

私も長らく合成ポリマーの生理用品を使ってきましたが、コットンのナプキンに変えた事で、ムレや痒みが軽減され、冷えを感じなくなりました

生理用だけでなく、おりもの用のナプキンもあり、いろんなサイズのナプキンが流通しています。

ちなみに、布ナプキンは、石油由来の合成洗剤を使わずに、経血を落とすことが可能です。
それでもお洗濯が面倒…という方は、オーガニックコットンのナプキンへ、
布ナプキンに興味がある方は、布ナプキン生活始めてみませんか?

⑤入浴剤
皮膚の温度が10度→37度に上がる
と、
吸収量は10倍になるとも言われています。

シャンプー、リンス、ボディソープ同様、気をつけたいのが、入浴剤の選定です。

市場で流通する入浴剤には、
例え温泉もしくは生薬由来と記載があったとしても、
界面活性剤や香料、着色料等の添加物が入っているものが殆どです。

これらは、石油由来の合成物質であり、
出来る限り体内に入れたくない成分です。

そこで私がオススメしたい入浴剤は、
エプソムソルトです。

こちらの記事でも紹介していますから、
是非参考にしてみてくださいね。

経皮毒対策!にオススメなメーカー

私は無添加の製品を取り揃える
シャボン玉石鹸シリーズ
を使っています。

シャンプーや歯磨き粉、洗濯洗剤は、このシャボン玉石鹸シリーズを愛用中。

シャボン玉石鹸という企業は、日本アトピー協会にも属しており、
アトピー患者さんも安心して使えます。

経皮吸収とこれから

経皮吸収や経皮毒を知ることで、
皆さんのアトピーやアレルギー症状、あらゆる不調を改善・予防する一歩になればと思います。

皆さんの暮らしが快適で笑顔に満ちたものになりますように♡


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?