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「セレッソ馬鹿」いばまさひろ サッカー関連の書き物をしていきます。 自叙伝的小説「朝…

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「セレッソ馬鹿」いばまさひろ サッカー関連の書き物をしていきます。 自叙伝的小説「朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。」 できれば書籍化も叶えたい。どうぞよろしくお願いします。 CEREBAKA.com https://www.cerebaka.com/

マガジン

  • 朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。

    「大阪の街の誇り、みんなの人気者!」ぼくの愛するJリーグクラブと、ともに過ごした三〇年。それは何気ない朝の目覚めからはじまった。ジェットコースターと呼ばれるセレッソ大阪をサポートするのは本当に楽じゃない!!  果たして、これは真実なのか?それともフェイクなのか?物語なのか?それともノンフィクションなのか?人生の一部なのか?それとも人生そのものと言ってしまえるのだろうか?  現実と妄想を行き来するサポーター人生「サポーター生」をぼくは歩み、そこで目にしたものたちが今、鮮やかに蘇る。事実と空想をさまよう摩訶不思議で極上の「セレッソライフ」をご堪能あれ。

  • CEREBAKAいばの徒然なるサポーターの日常

    セレッソ馬鹿いばまさひろが徒然なるサポーターの日常を描いていきます。多分毎週土曜日更新(のはず)。

  • 死神が蹴鞠る。

    万年中位のプロサッカークラブ「中野アーセンツ」。 そんなクラブと共に生き続ける人々。 彼らに起こる苦悩と光。 その度にゴールを決める引退間際のベテランストライカーの存在。 これは果たして誰かの手によるものなのか。 やがてクライマックスに訪れる奇跡の真実。

  • 過去

    個人noteから移行しました。個人noteは近々閉鎖します。

  • けんちゃんとくるまいす

    けんちゃんとくるまいすのすてきなものがたり。 ものをたいせつにするきもち。 ものといっしょにいきていくきもち。 2012年作

最近の記事

受けて、受けきって、そこからひっくり返す力

いきなりだがプロレスという世界はとても奥が深い。 だけど僕の周りの大半はそれを意識していない。 理解していないという言葉も出てきそうではあるけど、 そもそも理解の域にまでも達していないと思う。 プロレスは勝つか負けるかの話ではない。 勝つにも勝つなりの、負けるにも負けるなりの ストーリーというものが必ず存在している。 僕はそんなプロレスの美しさに魅了されている。 強い者が勝つんじゃない、勝った者が強いんだ。 キャプ翼とかに出てきそうな台詞を言ってしまいそうな そんな試合がこ

    • 袖振り合うも多生の縁

      ワンコの散歩に行くとそれこそいろんな人とすれ違う。 今夜もそんな出会いの場がいくつも存在していた。 犬を連れていると自然と軽い挨拶をすることになる。 でも、歩きスマホの人とは決して目が合うことはない。 袖振り合うも多生の縁は日本から確実に減っているな。 そう言えば、多生、なのか、他生、なのか。 人と人のちょっとした出来事であったとしても、 なにか深い宿縁でつながっていっているのだろうな。 これはセレッソ大阪について書くためのnoteなのだ。 だからこそ道を踏み外さないように

      • 機械じゃないから

        ここ数試合を見ていて物足りなさを感じるのは、 やはり香川真司選手がいないからだろうか。 いくらサイドに強烈なタレントがいたとしても、 そこだけですべてが完結するとは思えない。 それでも負けずにいられるのは、きっとあれだ。 そんなことを考えながらの90分でもあった。 こんなふうに落ち着いてセレッソ大阪を見るの、 いつからなんやろうなと時々思うことがある。 ゴール裏を離れてから、たぶん20年は経っている。 40歳になってからか、それとも50を超えたからか。 俯瞰して見るのも悪く

        • 新戦力

          セレッソ大阪が開幕5試合無敗で来ている。 なんか、聞くところ、セレッソ大阪史上初らしい。 30年も経っていると記憶など点でしかない。 点と点を線でつないでいく作業を脳内でおこなっている。 なかなかコネクションできないのであろう。 人の記憶など、所詮その程度のものなのだ。 色々と30年前のことや歴史などを聞かせてと言われる。 頭のなかにあるのはサポーターとしての記憶だけだ。 クラブとしての歴史とうまくリンクすればいいのだけど。 どうも揉めているシーンしか思い浮かばないな。 良

        受けて、受けきって、そこからひっくり返す力

        マガジン

        • 朝、目覚めたら、そこにセレッソライフが。
          38本
        • CEREBAKAいばの徒然なるサポーターの日常
          16本
        • 死神が蹴鞠る。
          2本
        • 過去
          0本
        • けんちゃんとくるまいす
          10本

        記事

          15の夜も53の夜も

          花粉症を抑えるためについに病院へ行った。 なんとも言えないくらい楽になった。 食わず嫌いとはいかほどのものなのか。 やはり人間は誰かに頼ってしか生きられない。 なんてちっぽけでなんて無力な15の夜。 セレッソ大阪の連勝に浮かれるだけでは、 なにひとつ生き方が変わることはない。 それでも勝利というのは気つけ薬でもあるな。 花粉症から自由になれた気がした15の夜。 もう日本代表の試合の一喜一憂が、 マイクがいるかいないかで成り立っている。 もちろん南野拓実がいるのも嬉しいのだけ

          15の夜も53の夜も

          改善しない体調

          いやあすこぶる体調が悪い。 何が原因なのかまったくわからないのが怖い。 年齢的なものもあるのかもしれないけれど、 久々の状況に身体の震えが止まらないのだ。 ご存じの方も多いと思うけど大の医者嫌いだ。 できることならかかりたくないのが本望。 それでももしかしたらどこかのタイミングで、 ちゃんと診察受けたほうがいいのかなとも思う。 まずは睡眠時間から大量確保していこう。 重ねて花粉症もあるのだから厄介なのだ。 先週のウダウダもかなり聞きづらかっただろう。 完全に両の穴が塞がってし

          改善しない体調

          この試合が最期になっても

          出張中に鳥山明氏の訃報を見て悲しくなった。 漫画家を目指していた頃があったから。 死んでしまってもそれですべてが終わりではない。 作品は残るし、マインドも残っていくだろう。 自分自身がこの世からいなくなるときって いったいどんなことになるのか想像できない。 そんな思いをスタバのテーブル席で書いている。 最近なかなかリアルタイムで試合を見れていない。 そんな状態でウダウダと語ってしまえるのは まるっきり仲間のおかげであると言うほかない。 時折冷たい風がテーブル下の足元を抜けて

          この試合が最期になっても

          休憩と、睡眠と、ウダウダ

          幸か不幸か、最近徐々に体重が減っている。 どちらかと言えば良くない知らせに近しい。 定期的にそんな出来事が発生しているわけである。 健康なんて言葉は久しく聞いていないなと思う。 それ以上に花粉が目、鼻、喉を直撃しているのだ。 この時期のウダウダはダブル鼻詰まりで申し訳ない。 鼻と喉はなんとか処置して我慢できている。 しかしながら目だけはどうにもならない状況なのだ。 かけばかくほど痛みも増してつらくなっていく。 自分自身のサガとして共に生きていくしかないのか。 開幕戦は良い意

          休憩と、睡眠と、ウダウダ

          すべてがセレッソなら、それは人生のすべてがセレッソだ

          数カ月ぶりにJリーグがぼくの日常に戻ってきた。 こんなときくらいしか他クラブの試合を見ないのに。 おお、とか、ええ、とか言いながらモニタに釘付けになる。 そんな昨日が終わり、今日はセレッソ大阪の開幕戦だ。 スターティングメンバーを見ながらニヤニヤしてしまう。 誰が出場しても、誰が出場しなくても問題ない。 そこにいるすべての選手がセレッソ大阪なのである。 そしてそれを見ているのはすべてセレッソ大阪サポーター。 こんな毎日があるだけで、人生幸せと言い切れるな。 便りがないのはよ

          すべてがセレッソなら、それは人生のすべてがセレッソだ

          サッカー選手の人生を決めるチャント

          人生をかける瞬間がいつの時代にも存在している。 受験、就職、結婚。一般人ならこんなところだ。 だけどサッカー選手という生き物にとっての瞬間ってのは 一体全体、どれくらいあるものなのだろうかと思案する。 チャントができる瞬間なんてものも、そのひとつだろうか。 まあ選手にとっては自分でどうにもできないわけだけど。 それでも、そのチャントがひとり歩きすることだってあるし。 できれば自分の好みの歌になったほうがいいのかとか。 毎年この時期になるとそんなことを考えてしまう。 同様に木

          サッカー選手の人生を決めるチャント

          ちゃんと語彙力を高めよう

          本当のようで怪しい話が世の中には五万とある。 原則、ぼくの書く文章は、まごうことなくすべて真実だ。 だけど部分部分では脚色しているところもちらほら。 どこかの学者さんがこんなことを言っていた。 「人間は虚構を生み出す力があるから生き残れた」ですって。 とは言えそれだけではなかなか立ち行かないこともある。 正直不動産並みに風が吹いてきたらどうしましょう。 そんなことを思ってしまう日もときにはあったりする。 先日の木曜日もかなり正直に本音トークを繰り広げた。 セレッソ大阪を離れ

          ちゃんと語彙力を高めよう

          ある死神(2)

           あいかわらず死神十四号は中野アーセンツが保有する練習場のピッチを歩き続けた。この練習場の隣には実際に試合をおこなうことができるスタジアムも併設されている。今まさに、スタンドには多くのファン・サポーターが集まって、愛する中野アーセンツのホームゲーム最終戦を楽しんでいる真っ最中だろう。  中野アーセンツは東京都中野区をホームタウンとするれっきとしたプロサッカークラブである。とは言え一部と二部を行ったり来たりしている。いわゆる万年中位のジェットコースタークラブでもあった。  以前

          ある死神(2)

          コールリーダーチャリティミーティング

          二〇二四年のJリーグ開幕がヒタヒタとぼくの元へやってきている。 周年記念の年はセレッソ大阪にとって不吉なサインでもある。 一〇年おきの地獄さながらの世界がやってくるのか。 それともセレッソ大阪サポーターにとっての至福のときが訪れるのか。 何とも言えないこの開幕の足音がぼくは苦手なのである。 だからと言って、なんもしないわけにはいかない。 なので、コールリーダーチャリティミーティングなるものを催した。 これは先の能登半島地震のチャリティイベントでもある。 ところで、 毎週のS

          コールリーダーチャリティミーティング

          イッツマイクマ、イッツマイカバー

          アジアカップはすでにノックアウトステージになっている。 なんとなく予選を突破したし、なんとなく勝ち上がっていくのだろう。 日本代表が強いのもなんだけど、弱いのはそれはそれでよくない。 小さなゴミクズの集まりであっても問題点はそれ相応に積もっていく。 ヒヤリハットって言葉がぐさりと胸に突き刺さってくる感じがした。 そんな日本代表で戦う我らの毎熊選手の一挙手一投足に反応する毎日。 おお、とか、ああ、とか叫び続ける僕の姿を見て、 「イッツマイクマ、海外行くしかないな」ですって。ごも

          イッツマイクマ、イッツマイカバー

          ある死神(1)

           本格的な冬の訪れを告げる乾いた空気と天然芝の醸し出す何とも言えない独特の土臭さがこの場所で混じり合っている。元来無味無臭をこよなく愛する死神十四号ではあったが青々としたグラウンドに降り立った瞬間の鼻孔をくすぐるこの匂いをそれほど嫌いではないとも感じていた。  この一年間、毎日のように足しげく通い続けたからこそこんな気持ちになってしまっているのかもしれない。足しげくは言い過ぎた。実際には飛んできたという表現のほうが正しい。 「まるで人間みたいですねえ」   つい口走ってしまっ

          ある死神(1)

          8との遭遇

          生まれてこの方、毎週の土日が楽しみなのである。 サッカーがおこなわれる週末と出会ってもう何年になるだろう。 多くの人に支えられながら週末を迎えるウィークデー。 いきがいって言うとあまりに軽すぎるだろうか。 そんなことを思いながら土曜日のノルマに勤しんでいる。 堕落しているのかと言えるほど疲れがどっと出ている。 そんななかでようやくキックオフデーの動画を見きった。 選手紹介、経営方針、事業方針、その他諸々。 「プレゼンテーション能力、上がったんちゃう?」 昨年か一昨年か忘れた

          8との遭遇