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新戦力

セレッソ大阪が開幕5試合無敗で来ている。
なんか、聞くところ、セレッソ大阪史上初らしい。
30年も経っていると記憶など点でしかない。
点と点を線でつないでいく作業を脳内でおこなっている。
なかなかコネクションできないのであろう。
人の記憶など、所詮その程度のものなのだ。

色々と30年前のことや歴史などを聞かせてと言われる。
頭のなかにあるのはサポーターとしての記憶だけだ。
クラブとしての歴史とうまくリンクすればいいのだけど。
どうも揉めているシーンしか思い浮かばないな。
良いか悪いかは別として、今の関係性はどうだろう。
他人同士の横の関係でこの世界は成り立っているのは、
いつも思うことだけど、本当に凄い関係性なのだ。
最近放送されていた不適切なドラマでとても感じる。
寛容な心持ちがサポーターという組織を形作る。
どのようにして同じ輪のなかで生きていくのか。
知らない者同士がどうやってつながっていくのか。
30年前のサポーターがいつも瞼の裏に蘇るのだ。

30年という長い月日を進んできたセレッソ大阪。
30年前と今とサポーターの関係性は変わったのだろうか。
スマートフォンやSNSはたしかに素晴らしい。
僕らはそんな世界に慣れきってしまったのだろうか。
便利さのなかで失ったものはまったく無いのだろうか。
あの頃に戻るつもりは毛頭ないのだけどね。
それでもチケットを買うために店舗前で列を作るとか、
サポーター同士の議論という一期一会をふと思い出す。
あれはあれで幸せなひとときであったのは間違いない。
だから、昔がいいとか今が駄目とかいうレベルじゃない。
とは言え、最初から諦めは良くないのだと思う。
自分の意見をしっかりと持って、そして伝えること。
それがとても大事なんじゃないのかなとも感じる。
今、求められているのは、そんなサポーターの魂かな。
試合を見ているとそんなことも最近よく思ったりする。
まあ老体がとやかく言う問題でもないのだけれど。

それにしても新戦力が相当な影響力を発揮している。
そういう意味で考えるとサポーターも一緒かも。
新戦力による影響力が必要になってくるのかもしれない。
チャントだけではなく応援の構成そのものもですね。
色々と知っていくと、とても楽しい事柄だと思う。
なんだかこれって仕事とおんなじかもとか感じたり。
逆も然りで仕事に活かせるようになったりもするし。
たかがサポーター、されどサポーター。
ちょっとずつちょっとずつ絡んでみてほしいな。

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