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すべてがセレッソなら、それは人生のすべてがセレッソだ

数カ月ぶりにJリーグがぼくの日常に戻ってきた。
こんなときくらいしか他クラブの試合を見ないのに。
おお、とか、ええ、とか言いながらモニタに釘付けになる。
そんな昨日が終わり、今日はセレッソ大阪の開幕戦だ。
スターティングメンバーを見ながらニヤニヤしてしまう。
誰が出場しても、誰が出場しなくても問題ない。
そこにいるすべての選手がセレッソ大阪なのである。
そしてそれを見ているのはすべてセレッソ大阪サポーター。
こんな毎日があるだけで、人生幸せと言い切れるな。

便りがないのはよい便り、とか言ったりするけど、
天気がいいのはよい天気だ、はどうも使えそうにない。
当たり前すぎるというか、そのままだから。
すべてがセレッソなら、それは人生のすべてがセレッソだ。
間違いなく、そう言っているようなものだ。
30年間もの長くをセレッソ大阪とつながってきたからわかる。
すべてがセレッソなら、それは人生のすべてがセレッソだ。
なんだかどこかの大臣のような言い回しになるなあ。

30年前の開幕戦と今日の開幕戦は一緒ではない。一目瞭然だ。
サポーターの集まり方やクラブの対応も違っているだろう。
昔話は若者の耳には毒だと誰かに言われたのだけれど、
知らんよりは知っておいたほうがいいこともあるのだよ、君。
情報が早く回る分、多くのサポーターが同じ気持ちになる。
絶対に進歩と進化は重要なファクターであると思う。
そして間違いなく、今の時代のほうがサッカーを楽しめる。
簡単にサブスク契約して、簡単に手元で試合が見れるなんて、
あの頃、誰も想像すらしていなかったのだから。
そんな時代のJリーグをより多くの方に味わってほしいな。

今年も、一体何試合スタジアムで見れるのかは不明である。
それでもなんとかホーム・アウェイで10試合は見たいと思う。
そして、開幕するということは、ウダウダも盛り上がるわけだ。
毎週木曜日21時の声のトーンを上げていく必要に迫られる。
リアルに見ているのと見ていないので差をつけたくはないけど、
現地での観戦はサポーターの心を間違いなく揺さぶってくれる。
どこにどうやっていくかはまだ何とも言えないのがもどかしい。
気持ちの持っていきどころのないぼくをギラギラさせるくらい、
今日のヨドコウ桜スタジアムは盛り上がってほしいなと思う。
で、勝ち点3を手にして2024年シーズンをスタートさせたい。

隣の工事で釘を打ち込む音すら太鼓の音色に聞こえてくるから、
今日はサッカー日和なのだな、とひとりごちておきます。

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