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#42 私が写真にハマらなかった理由

前回こんな記事を書きました。

それで、なぜ写真にハマらなかったのか、自分なりに思うことがあったので書いておきます。

①写真はコンテクストに強く依存している

写真が私の琴線に触れない理由、それは、コンテクストに強く依存しているからだと感じます。
ただ眺めていても面白くないんです。コンテクストに依存しているということは、意味性やメッセージ性のようなものが強いということでもあります。
写真集は図書館で沢山見ましたし、ネットで検索して有名な写真にも目を通しました。また、市民ギャラリーみたいなところに展示されている作品も見たことがあります。
それでも、あまりピンとこないのです。技術的なレベルはある程度伝わるのですがね。
それに対して、絵は面白い。コンテクストなど無視してもなにか感じるものがあるのです。それに、制作する側もプロセスを理解してほしいとも思っていないのではないでしょうか。まぁ、それは写真も同様なのかもしれませんが。

②(私は)現実のものに惹かれない疑惑

これは、そのままですね。
写真は現実を切り取ったものですが、絵は必ずしもそうではありません。それに作者のフィルターを介すると現実も大分変容した形でアウトプットされます。
私は昔からファンタジーが好きです。
幼い頃は、植物とか昆虫とかに惹かれていたこともありましたが、それよりも空想・妄想することが好きだったように思います。
昔、親がゲームを買ってくれないので、ゲームのパッケージを見てどんなゲームなのか自分で空想して予想していたこともあります。ちなみにSFよりも中世ファンタジーとかの方が好みだったように思います。そうした傾向は今でもそうかもしれませんね。そうです、何を隠そう私はゴシックひきこもりです。それを普段は隠しているのですが、匿名noteなので暴露してしまいましょう。

③絵の持つヴァリエイションの多さと比べると・・・・

絵は本当に色々なタイプの作品があります。例えばルネサンスのものと現代のものでは受ける印象が全然違うでしょう。時代以外でも、国による差異もありますし、技法や画材もまた色々あります。
そして写真は絵と比べると歴史が浅いということも要因として挙げられるでしょう。
絵はそれだけ多くの作品があるわけですから、気に入るものも見つけやすいはずです。

④好きな作品が無いから撮る気も起きない

好きな作品の模倣が学びの基本だと思いますが、そのお手本がないわけですから学ぶ気も起きません。
そして好きな作品の模倣をしない場合であっても、そういった作品群から多くの刺激がもらえます。それがモチベーションになります。
だから、好きな作品があるということは結構大事なことだと思います。


と、ここまで写真にピンとこない理由と思わしき要素を挙げてみました。
誰得な感のある記事ですが、基本は私の備忘録なので悪しからず。

それではまた。


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