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決心のきっかけは理屈ではなくて、いつだってこの胸の衝動から始まる。

ちょうど1年前の今頃、新品のスーツを身に纏い今日も面接に挑んでいた。

「あなたは将来どのようになりたいですか?」

「え、、、あっ、いっ居場所を作れる人間になりたいです。。」

「あなたにとっての居場所とは?」

「えーっと、、、うーん、、、」


・・・
成田悠真 様
この度の選考におきまして、慎重に審査させていただきましたが、誠に残念ながらご期待に副いかねる結果となりました。


「俺ってマジで何になりたいんだろ・・・」


50回も企業から落選が続いた僕は自暴自棄になっていた。
将来やりたいことは、、、ない。本当にない。
絵に描いたようなゆとり世代。
夢なんて持ったこともない。小学生の時から。
そんなの今から見つければいいじゃん?確かにそうなんだよ。
でも自分が何がしたいのかも分からない。
そんなすぐ見つかる夢ならもうすでにしてる。
いつも自分でできない理由を探して、やりたいことも見つけようとしなかった結果がこれだ。

いつか報われる。どこかには就職できるだろう。
そこで何かやりたい事を見つけられるだろうと願う日々・・・

しかし、意志のない人間は落とされる。
自分を見失いながらも面接をしては無慈悲に送られてくる不採用通知。
ドン底だった。焦りはもちろんあった。
それ以上に、このまま就職していいのかという不安。
このまま働いても絶対にすぐ辞める。
自分のことは自分が一番よく分かってる。

「はぁ、、、どうしよっかなぁ、、、」
腐ってても時間は経つ。8月になる。
就活生の就職活動ムードは終盤に差し掛かる。
選択肢が迫られていた。
すでに内定をもらっている会社に就職するか、就活を続けるか・・・

思い乱れていた8月中旬、就活で仲良くなった友人があるツイートをリツイートした。

そのツイートは青息吐息の毎日に一筋の光を刺した。



【2億の豪邸生まれプレハブ小屋育ちのフィリピン社長が来日】

第一印象は「なにこの坂川って人スゲーな、こんな人初めて見たわ」

ブログを読んでいくと・・・
坂川社長:フィリピンに来てる人たちって、日本で思うようにいかなくて、世界への一歩、別のキャリアへの一歩を踏み出した人たちなんです。でもその次の一歩をどう踏み出すべきか悩んでいるとき、一緒にゴールを見据えて寄り添っていけたら、それは亡き父が福井のためにやろうとしたような意義のあることなんじゃないかなと思ったんです。(一部抜粋)


かっけぇ。


面接で弱々しく曖昧に言っていた居場所を作れる人とは、この人のことだと確信した。
この人のもとで学んで、自分の将来像を見つけたい・・・
4月に新卒入社だとしたら・・・8ヶ月も待ってられなかった。

「今すぐ働けるインターンとして申し込もう。」衝動だった。

なにがなんでも受かりたいがため、自作でポスターと履歴書を作成して送り、面接も終えてないのに、バックパックに服とパソコンと英語辞書だけ詰め込んでセブに飛んだ。

「なんか変なやつ来たぞ。」と思われていただろう。
ラストチャンスだったのでとにかく必死だった。
落ちたら自分はやりきったのだと振り切り、就職しようと決めていた。

インターン採用をもらうまで帰りませんの一点張り。
本当に本当に僕のわがままで社員の方々に迷惑かけてしまったが、
自分が自信を持って言える事なんてなに1つなかったから、入りたい熱量だけで押し切るしかなかった。

採用が決まった。とてつもなく嬉しかった。
そこからは、あっという間で学ぶことだらけの日々。
印象的なのは、入社してからどこか舞い上がってた僕に、面接担当をした先輩が「就活で入るまで本当に悩んできたと思うけど、入ってからの方がめっちゃくちゃ大切。入ることだけに満足してたら、いつか当初の目標は次第に薄れていくよ。」と思いやりを持って叱ってくれたこと。
本当にその通りだなと思う。今でもこれからもずっと忘れない。

社長をはじめADWAYS  Philippinesで働く社員はみんなマジでかっこいい。
20代が大半を締めるこの会社は、熱量の塊だ。
普段は大学生ばりのノリで冗談かましてくる先輩達なのに、
海外で輝ける人になるために必死に努力する人、フィリピンの貧困と向き合っている人、日本が大好きだからこそ日本を俯瞰して見てみる人など、
この会社で働く強い目的があって、それぞれ夢を持っていて・・・
一言で言い表せれないほど魅力的な人たちと仕事をした経験は僕の財産です。

本当に多くの事を学んだ。
僕の譲れない働く軸となるものから、明確な将来像まで。


バカであろうが、行動して本当によかった。


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「あなたは将来どのようになりたいですか?」

「僕は人の居場所を作れる人になります!!」

大丈夫。迷いなく言える。

よし、自信持っていこーっと。



おわり


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読んで下さった皆様、ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
人のきっかけを作りたいと思って始めたnote。
是非、一言で良いので感想を頂けたら嬉しいです。


尊敬する社長の記事
※【2億の豪邸生まれプレハブ小屋育ちのフィリピン社長が来日】http://okuri-bunt.hateblo.jp/entry/2019/08/29/180000

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