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光の花咲く日に、お知らせ

最近はバタバタと文章の編集などをしておりまして、
その合間にちょっとフォトポエムを書くくらいで手一杯。
今日も今日とて、急ぎ足でお知らせなど。

もう四年ほど前のことになります。
グリム童話大賞で佳作をいただきました。
書くことが大好きだった小さい頃を思い出して、
もう一度本格的に書いてみたいと始めてすぐのことでした。

思いがけないことに驚きつつ、駆けつけた授賞式で、
思ったことを全部書くべきだとアドバイスをいただき、
この先自分が何を目指すかを考える機会に恵まれました。

思い出深いことはそれだけではありません。
宇都宮市で開かれたこの授賞式に、
双子の親友たちがはるばる大阪から駆けつけてくれたのです。

授賞式には行けないけれど、ともう一人の親友は、
物語の舞台である大きな木を絵にして贈ってくれました。
(それも彼女の妹さんが描いてくれました!!!)

実は彼女たちはこの作品ができるまでずっと、
私の下書きを何度も繰り返し読んでくれていました。
率直な意見、温かい励まし、それらにどれほど助けられたことか。

ですからこの受賞は、
そんな親友たちに捧げるものでもあったわけです。
小さな賞ではありましたが、
何ものにも代えられない大きな一歩なのだと思いました。

去年の記事にも書いていますが、提出した童話は、
その時考えていた長編の中に出てくる伝承でした。
本編の中の「きっかけ」にしか過ぎなかったそれに肉付けし、
本編よりも先に出してしまったわけです。

それからまとめた本編は、その後二転三転することになりました。
シンプルなファンタジーから始まったものが、現実寄りの恋愛小説になり、
もっと踏み込んだ心象風景になり、人間模様になり、、、

思い入れのある作品ですから、そのたび興味深く編集したのですが、
結局最後には、なんだか居心地が悪くなってしまいました。

というのも、、、
本当はこれでもかのファンタジーが書きたかったからなんです。

キラキラとピュアなもの、色がいっぱい音がいっぱい詰まったもの。
小さい頃から憧れてきた、色々な能力を持つ人たちが楽しく暮らす、
ここに似ているのに、ここではないどこか別の世界の物語。

だから、私は決めました。
文字数とか、応募作品の傾向とか、そんなものに振り回されないで、
あれもこれも全部詰め込んで書ける場所にいってみようと。

そして落ち着いた先が、WEB投稿サイトでした。
秋には始めようと意気込んでいましたが準備が間に合わず、
気がつけば新しい年に。これではイケナイと自分を焚き付けて、
ようやく二月からスタートすることができました。

当初、手元で完結させてからゆっくりの予定でしたが、
そんなことも言っていられなくなりましたので見切り発進!!!
今、少しずつ完結に向けて書き進めています((゚゚дд゚゚ ))

それでふと思いついたんです。
せっかく肉付けしたのですから、あの伝承も挿んでみようと。
ちょうど本編も一段落、閑話にはもってこいのタイミングですし、
思えばずっと表に出していませんでしたから、いい機会だと思いました。

改めて読んでみると、少々固くて生真面目そうで、
なんだかちょっとくすぐったい感じがしてしまいましたが、
そんなところもやっぱり、私らしいと言えば私らしい。
愛すべく出発点だったんだなあと感じました。

受賞時のタイトルは「星編み天使の木」でしたが、
今回は本編の中に取り込みましたので「セレンティア物語」。

この閑話後、最終話まではもう十話ほどかと。あくまで予定(;^△^)
「あなたのために花を降らせたい」
タイトルもジャンルに合わせて毎回変えてきましたが、
今回は気張らず気取らず背伸びせず、こんな感じかと。

私にとって一番大事な作品だと思っています。
カクヨムにてお読みいただけます。
アカウントのある方は、感想などいただけましたら、
泣いて喜ぶこと間違いなしです。゚(゚´ω`゚)゚。
もちろん登録なしでも読んでいただけます。

そしていつか、この朗読会を開きたいと思っています。
物語の中に出てくるピアノ曲もどなかたに作っていただいて、
音と言葉が結びついて大きく花開くような、
そんな大人の会をやってみたいと思うのです。

もちろんお酒でもお茶でもジュースでも好きな飲み物を片手に、
のんびりと耳を傾けられるようなスタイルで。

とは言えこの物語、主人公たちが少々病んで苦しむ場面もあります。
ちょっとまったぁ〜、それじゃあリラックスできないじゃん!
とのツッコミは、その後のキラキラ度多めで相殺していただければと。

とにもかくにも、みんな夢見る少年少女時代を超えてきたわけです。
いや、今だってもちろん、ですよね(大きな声で言わないだけで、笑)。
だからたまには、そんな時間を楽しんでいただければと思うのです。

いつかぜひ、クララの朗読会にお越しください。
まだまだいつになるかも定かではありませんけれど、
私も楽しみながら、あれこれ準備を続けていきたいと思います。


さて、この他にあと二作ほど、大切なものをしまってありますから、
それらを編集しつつ、順に投稿していく予定です。
(間に短編や企画など、随時挿んでいくとは思いますが)

一つは今回のものと同じくらいの長さのもの、
もう一つはかなりの長編になるかと思います。
こちらでまたお知らせを書かせていただこうと思いますので、
気になるものがありましたら、ぜひおつきあいください。


***

世界中のあちこちで大変なことが起きていますね。
私の三年ぶりの一時帰国も延期せざるえませんでした。
日本のニュースを見るたびに、胸を痛めていましたが、
NYでも感染拡大のため州内に非常事態宣言が出されました。

学校イベントにも大きな影響が出ています。
長男たち高校のVEXロボットチームは昨日、州大会が行われ、
4月のケンタッキー州での全国大会への切符を手に入れましたが、
果たしてそれが開催されるかどうか、参加できるかどうかは
残念ながら定かではありません。
息子たちは納得していますが、胸の内を思うと、、、、。

それでも、もうすぐ春ですね。
自分にできることを真摯に見つめて、
少しでも心豊かな毎日を送っていきたいと思っています。

庭のバラたちのことも、たくさん書いていきまね。
引き続き、よろしくお願いいたします。
みなさんもどうぞ、お気をつけてお過ごしください。






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