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異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて

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東京のタクシー会社に務める 戸川陽介は、いつもと変わらず 街へとタクシーを走らせる。 しかし、今日は何かが違った。 街へと続くトンネルに入って、外に出るとそこはいつもと違う風景が…
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#小説

異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて・第三話(キングゴブリンと魔法のナイフ)

異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて・第三話(キングゴブリンと魔法のナイフ)

森を抜けると、眩しい太陽の光が目に突き刺さる。
目を細めて、広大な草原を走行して10分後、遠目にゴツゴツとした岩の城が現れる、肉眼見てもわかるぐらいの巨大な岩が鎮座していた。神が生命を与えたら、すぐにでも動き出して街をいとも簡単に壊し、世界を支配しそうだとそんな妄想をしながら運転していたら、アガレストの最後尾に追いつく。ゆっくりとスピードを落として走行、アガレストの横を並走しながら窓を開ける「アガ

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異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて・第二話(タクシーと森)

異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて・第二話(タクシーと森)

眠い目をこすりながらベッドから起きると
、服に着替え階段を降りる、廊下を歩くと食堂から、クレイとアガレストと騎士達の声が聞こえてきた。胃の中に食べ物を押し込む声と、何かを話す声、うるさいグループの中に入るのは苦手意識はあるが、意を決して食堂の仲へ入ると、全員がこちらをチラッと見て、食事を続ける。適当に空いてる席に座り、運ばれてきた食事のプレートを受け取ると、右に置いてあるフォークを使いベーコンと野

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異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて・第一話(始まりの村と偽勇者)

異世界タクシー・勇者と仲間達を乗せて・第一話(始まりの村と偽勇者)

異世界に迷い込んで一週間、車を走らせていると、小さな村に辿り着く。村の入口に看板には、はじまりの村シーバラと書いてある。タクシー車を邪魔にならない場所に置き村へと入っていくと、小さな村に酒場・宿屋・武器屋・教会などがある「おい、酒持ってこい、」酒場から大きい声が聞こえてくる、気になり酒場の中へ入っていくと1人の男が暴れていた、頭に冠・小綺麗な服・黒いマント、腰に剣をぶら下げている。なんだこの男は?

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