cat_town

アメリカに留学しにきている。後四年は日本に帰れない。

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最近の記事

Vomitorium 【雑記】

古代ローマにはヴォミトリウムという場所が存在していた。この言葉はヴォミット、つまり嘔吐の意味が含まれているのだ。 その部屋では、古代ローマの上流階級が飽きるまで暴飲暴食をしていた。何人もの貧しい市民を何日も満足いくまで食わせられるほど、金と力を持っていた人々は一回の食事で食べてしまうのだった。 この人々は決して大食いというわけでもなかった。普通の市民よりは比較的高級なものを多く食べていただろう。しかし、常軌を逸した胃袋の持ち主たちでは決してなかったのだ。 彼らは自ら食べ

    • 納豆【雑記】

      九月六日、アメリカに来てから早くも二十日が経った。時の流れには抗えない。 今日は荒らげるが辞書的には「あららげる」と読むのだと知った。だからなんだという話でしかないのはもっともだと思うが、このことを知って人生を終えるのと知らぬまま終えるのはどっちがいいだろうか。 知っても知っていなくても変わらないと言いたいが、言ってしまっては面白くない。僕の人生においてこの事実を知ったことは物語にどのようなことをもたらすのだろうか。にゃー 小説の読み方を学んでからというか、最近興味があ

      • Treinta Porcentaje 【雑記】

        Buenas noches スペイン語話者が周りにとても少ないのだが、第二言語として喋れる人はとても多い。 Solo entiendo treinta porcentaje. あっているのかもわからないが、間違えてもみんな優しく教えてくれる。異国の土地で母国語で話しかけられると誰でも嬉しい。習っている言語があったらどんどん人に話しかけたほうがいい。 やはり僕も日本語が恋しくなってきた。ホームシックではないです。日本語の本を大量に読んでいるが、話したいと感じる。一番感情と

        • アメリカ大学のルッキズム 【雑記】

          最近、髭を伸ばしてる。 とりあえずは顎下を伸ばそうと思っている。アメリカに来て思ったのは見た目をあまり気にしている人がいないということ。男性で化粧をしたり整形する人はとても少ない。ルッキズムというものをあまり感じないのだ。女性に関しては自分の表現を自由に行なっているように感じる。その表現方法はセクシャルなことも多く最初はゲゲッと思ったけどもう慣れた。 他人と違う姿形でいても別に変ではない。髪の毛を赤や青に染めても何も問題ない。タトゥーを彫っている人も少なくない。日本とまた

        Vomitorium 【雑記】

          かき揚げ

          雑記 カヌーを転覆させた話 カヌーを漕ぎに行った。亀や鴨がいて、火アリにも噛まれてワイルドな体験だった。 二人1組で乗っていたのだけど、途中で他の組と水掛け戦になることになり、白熱していたところ、相手側のカヌーがひっくり返り沈没した。面白かった。 レスキュー隊に引き揚げられて靴も無くしで相手にとっては散々だったろうけど、こういうことこそ何年経っても語り合えることではある。 寮のピアノでドビュッシーの亜麻色の髪の乙女を練習した話 元々日本でギターを弾いていて、弾くのが一番好

          かき揚げ

          食を愛でる

          昨日グループチャットで人を誘い、森の中に連れ込み、、、木の実と山菜を食べました。 森の中にはブラックベリーが沢山あり、そのまま摘んで食べると甘酸っぱくてとても美味しい! いろいろ食べてみて、美味しいのもあり(Salal berry)、名前は忘れましたが辛口ワインのような味がしたものもありました(吐き出しました)。 その後、日本人の友達と10日ぶりくらいに話をして、共に魚と野菜を市場に買いに行きました。 日本のものより美味しい公魚を十二匹10ドルで買い、クッキング!

          食を愛でる

          人を誘う

          昨日見た東京物語だけど、あまり登場人物と共感できなかった理由を教授が説明してくれた。 普通の映画と異なる撮影技法をたくさん使うため、小津が意図的に感情移入せずに淡々と第三者として物語を見るように設計したらしい。 レクチャーは諸事情あり動画だったのだけど、一つの映画について2時間近く喋ってまだしゃべり足りないくらい熱を持って解説していた。自分自身も映画を何回か見ることで、それほど奥深いのだということを初心者としても理解できた。 この映画を見るときに気を付けていたのが、全ての

          人を誘う

          友達が欲しい

          アメリカきて十日ほど経ったけど、日本にいた時どれだけ人に恵まれていたか気づいた。 おしゃべりできる人はいるし、ちょこっとハングアウトできる人もいるが、心の友とは出会っていない。ちょこっと心寂しいし、ワイワイしながら楽しくやってる他の人たちを見ると羨ましくもある。 思い返してみれば新たな気の合う友達は一年に多くても三人ほどしかできなかった。中高で何人か、その外で何人か。 元々社交的ではない人間だし、結構自分一人でいることも好きだからこんなペースでちょうどいいのかも知れない。

          友達が欲しい

          カオス、困惑、昼寝

          坂口恭平さんの本を読んでいたのですが、収集できない考えに集中力が流されていってしまうので少し落ち着くために書きます。 今日、昼寝からこんな夢を見て起き上がりました。とあるカーディーラーシップにもう一つのカーディーラーシップが逆さまになって落ちてくるという夢でした。夢というよりは自分の頭が混乱してる時に見せてくる映像です。落ちたからと言って何か起こるわけでもないです。それは、その先に自分の想像力が追いつかないという、混乱の象徴なのだと思います。 以前にもこれを見たことがある

          カオス、困惑、昼寝

          Jock Linguistics

          今日はよく寝れました。ありがとうございます。 僕も謙虚っていうわけでは決してないです。時々調子に乗りますし、時々嫌なやつです。 でも最低限自覚はしているので普段から気を使っています。 今日の夜、いわゆるJocksというものと話してみました。 抹茶をあげるからと言って5人くらいのグループに話しかけました。 4人は筋骨隆々、なんかのスポーツをやっていたと思います。 話す内容がないのでそこでただ単に話を聞いていました。 彼らの英語の使い方はとても可笑しかったです。 “Tha

          Jock Linguistics

          えーん日本が恋しい

          アメリカに来てはや三日。 時差とストレスと粗悪ベッド、これらの要因が入り乱れ、二日で合計睡眠時間が5時間と、毎晩、sentimentalismeを感じる時間が永く、今日も朝三時に起きてしまいいつまで待っても眠気が到着しませんのでnoteで新しいアカウントを作り色々書いていこうと思った次第でございます。 今日から(ただいま朝五時)大学の授業が始まり、初日は芥川龍之介を題材とした授業。アメリカまで来てまでなんで芥川を読むかと疑問に思われるかもしれませんが、フィクションの分析手

          えーん日本が恋しい