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えーん日本が恋しい

アメリカに来てはや三日。

時差とストレスと粗悪ベッド、これらの要因が入り乱れ、二日で合計睡眠時間が5時間と、毎晩、sentimentalismeを感じる時間が永く、今日も朝三時に起きてしまいいつまで待っても眠気が到着しませんのでnoteで新しいアカウントを作り色々書いていこうと思った次第でございます。

今日から(ただいま朝五時)大学の授業が始まり、初日は芥川龍之介を題材とした授業。アメリカまで来てまでなんで芥川を読むかと疑問に思われるかもしれませんが、フィクションの分析手法を高校は理系だったためろくに学んでこなかったからです。お察しのいい方はわかっったかもしれませんが、扱うのは鼻です。(羅生門もあります。)文章を英語で読み、そして黒澤明監督の映画を観るという結構濃そうな授業なので非常に楽しみです。他にも日本の古き名作文学と映画を取り扱うらしく、以前から見ようと思っていた映画もありました。

日本から30冊ほど本を持ってくるほど本好きの自分にとってちょうどいいものを選べた気がしてます。

持ってきた本。後10冊ほどあります。

前置きはこれくらいにしておいて、自分の感じていることについてちょっと書こうと思います。

僕が今、感じているものは日本への郷愁ではないと思います。
新しい環境での無知による混乱と不自由、新たなコミュニティを模索中であること、受け入れざるを得ない文化の相違などから生まれている適応期の不安から生まれる安心への郷愁です。

僕は料理が好きで、食に対してこだわりを持っています。四文字でアメリカの食文化を表すと「油っこい」!昨晩は寮でサラダとステーキを食べ、それほど悪くはなかったのですが、街に並ぶ店の半分は名前を聞いただけで胃もたれします。幸いアジアや中東の料理はあるので救いはあるのですが、素朴な日本食はないです。今、うどんと魚定食をものすごく食べたい。なので明日はH-Martに遠征です。食材が今インフレと円安も相まって高価です。なのでできれば自主調達をしたく、釣りクラブに入ることを考え中。炊飯器とインスタント味噌汁、漬物を作るのに必要な調味料はあるので、自炊メインになりそうです。

アメリカのいいところは言いにくいことこそ言ってしまうということ。
毎度大学の紹介の前に、先住民の土地と迫害の歴史の礎に建っている大学であることを強調している。これまで僕はやれポリコレやらなんやら思っていたけど(今も少し違和感はある。というのは強要されてる感がすごいから。)、やっぱり言ったほうが言わないよりいいよねとは思う。それはこのような歴史を正しく認識するきっかけにもなるし(加害者被害者の関係であるというレッテル貼りであることにも違和感を感じる。進歩主義的な優劣みたいなものが感じられる。)、これからそういうことを起こさないためにも。世界全体が西洋化したらつまんなくなるだろうが!!
日本だとアイヌや琉球に対して侵略暴虐の歴史があるけど積極的に触れようとはしていない印象を受ける(あくまでも印象)。個人的に感じたのはやるのとやらないのはやったほうがいい。だけどそれは正しい歴史を学ぶ過程で生まれる感情を機動力としてやらなければいけない。
で、言いたいのは先住民どうこうではなく、アメリカにはこういうのを声を大にして言える人が少なからず存在しているということ。聞きづらいことでもちゃんと聞いてくれる人がいる。空気よめない人たちではあるが、それもまた一興。グサリと刺されることもあるが、それも一難去ってまた一興。

信頼できる人を見つけたい!
日本にいた時のように、素晴らしいコミュニティに参加したい。
共通興味分野を通してでもいいし、釣りでもいいし、何かしらで友達が欲しい。
今格言を思いついたので聞いて欲しい。
「友達とドラッグは自分から探しにいってはいけない。その代わり必要な時に現れる好機を逃すなよ。」

以上です。朝飯を食べてきます。

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