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かき揚げ

雑記

カヌーを転覆させた話
カヌーを漕ぎに行った。亀や鴨がいて、火アリにも噛まれてワイルドな体験だった。
二人1組で乗っていたのだけど、途中で他の組と水掛け戦になることになり、白熱していたところ、相手側のカヌーがひっくり返り沈没した。面白かった。
レスキュー隊に引き揚げられて靴も無くしで相手にとっては散々だったろうけど、こういうことこそ何年経っても語り合えることではある。

寮のピアノでドビュッシーの亜麻色の髪の乙女を練習した話
元々日本でギターを弾いていて、弾くのが一番好きだった曲が亜麻色の髪の乙女だった。寮にピアノがあることを知り、2時間ほどの空き時間を使い練習することにした。
ピアノ自体は小学生の頃まで習っていたのが最後で、それ以来はギター。いざ練習を始めると、五線譜は読めないわ、ペダルの使い方が難しいわで一苦労。楽譜1枚目の半分くらいしか進まなかった。途中でプロの演奏を聴いた時は自分の音との差に愕然。練習量の差があるので必然的な違いなんだけど、プロの力量を改めて知ることになった。

フライパンを再起不能にさせた。
かき揚げを作ろうとなり、友達のフライパンで揚げ物をすることにした。ひと段落して共有キッチンから食材を部屋に取りに行く際にコンロをつけっぱなしでフライパンが見事に死んでしまった。ごめんなさい。失敗から学びます。


料理は楽しい。喜びを共有できる。
理想的なのは自分たちで食材を調達し、料理し、食べること。

畑でもいいし、狩でも釣りでも山菜取りでもいい。命をより丁重に扱うことで自然と共生することを感じられる。

美味しいけど幸せになれない料理を食べてる人も多いと思う。

一日中ろくな飯にありつけずに動き回った後に仲間と食べるカップ麺はとても沁みる。
だけど部屋の中で夜中に小腹が空いてカップ麺を食べるなら、健康への背徳感と何かに食べさせられている感に苛まれる。

学校のカフェテリアで食べる料理は味だけを楽しむしかできない。
自分で市場に行って買った魚で作る料理は、食材をあれやこれや考えながら選び、調理の試行錯誤が楽しく、揚げ物の音も心地よく、盛り付けに気配りが行き渡り、これらの努力は私たちの味わいをより深めてくれる。体の全部で楽しむことができる。

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